■日時: 令和6年12月21日(土)  ■句会場: 北区滝野川会館  ■参加者: 26名  ■句会メモ

合点 作      品 作 者 選     者
9 ぎこちなき四肢ときほぐす柚子湯かな 金田けいし 主宰 隆 香 ひろ子 一美 るり子 克美 靖舎 〇ゆみ子  
8 少しずつはみ出る余生日向ぼこ 長倉美季 主宰 貞雄 香 ひろ子 祐子 邦子 靖舎 創雅  
7 冬の旅鍵のかかりし駅ピアノ 佐藤正代 〇主宰 隆 讃良 一美 満智子 ゆみ子 創雅  
7 沈黙は心の居場所冬薔薇 阿部綾子 〇主宰 貞雄 隆 ひろ子 〇一美 克美 靖舎  
7 年暮るる忘れ上手や今を生く 竹田ひろ子 隆 〇香 一美 満智子 ゆみ子 邦子 〇創雅  
7 ゆずられて席のぬくもり十二月 長倉美季 〇ひろ子 〇讃良 一美 るりこ 〇ゆみ子 靖舎 創雅  
7 数へ日やまだ道草の途中なり 田中貞雄 〇ひろ子 香 邦子 満智子 〇一美 るりこ 祐子  
6 裏を見せ表もみせて散る紅葉 佐藤満智子 〇主宰 隆 讃良 克美 るりこ ゆみ子  
6 針山を作り直して針供養 佐藤満智子 〇主宰 貞雄 讃良 〇るりこ ゆみ子 〇祐子  
6 冬満月姥捨山へ行く齢 斎藤るりこ 主宰 貞雄 ひろ子 〇満智子 一美 靖舎  
5 おさむ忌や冬青草の確と立ち すずき巴里 貞雄 〇隆 讃良 一美 〇邦子  
5 笠智衆「やあ」と手をあげ返り花 能松祐子 貞雄 満智子 克美 靖舎 創雅  
5 たよりなき身を恃みたる冬構へ 渡部次代 主宰 一美 香 邦子 祐子  
5 乳吞み子を抱く埴輪や冬ぬくし 金子つとむ 〇主宰 貞雄 隆 満智子 克美  
4 湯豆腐や若者言葉に追ひつけぬ 竹田ひろ子 祐子 一美 満智子 〇靖舎  
3 友の死や受け入れ難き年の暮 田上ゆみ子 ひろ子 祐子 創雅  
3 ほどほどに茶の間仏間と煤払ひ 佐藤玲華 香 〇るりこ 克美   
3 赤点の答案用紙こたつの間 すずき巴里 〇讃良 るりこ 創雅  
3 裸木の鼓動が聞こえさうな凪 田中貞雄 讃良 〇祐子 〇邦子  
3 冬満月流星群を隠しけり 下平誠子 讃良 るりこ 邦子  
3 裸木の影整然と暮れゆけり 金田けいし 貞雄 克美 ゆみ子  
3 浮寝鳥平和な国の池にをり 田中一美 主宰 るりこ 讃良   
2 被団協広島の夏語り継ぐ 創雅 隆 祐子  
2 小半日耘(くさ)ぎる婆の頬被り 樋口文巴 主宰 邦子  
2 小春日や心も弾む身も弾む 佐藤玲華 〇創雅 ゆみ子  
2 冬銀河こぼれ落ちたる子猫かな 阿部綾子 〇隆 ひろ子  
2 百聞は一見したや雪女 長倉美季 主宰 〇克美  
2 母の忌のさらりと過ぎて雪となる 竹田ひろ子 るりこ 靖舎  
2 日溜りに寄りてひそやか浮寝鳥 金田けいし 讃良 一美  
2 寒晴や聖母の視線に背筋伸ぶ 岩永靖舎 香 ゆみ子  
2 歳とらぬキューピー羨し十二月 能松祐子 貞雄 創雅  
1 寄り合に歌加留多あり復習す 下平誠子 主宰  
1 急坂のさきの山門冬わらび 渡部次代 貞雄  
1 冬将軍立ちはだかる四方の山 佐藤いづみ 克美  
1 歳晩の施設を訪わる部活生 樋口文巴 〇満智子  
1 極月や駅頭向くは靴と靴 川南隆 香  
1 にわか雨熊手かついで焼鳥屋 佐藤正代 ゆみ子  
1 柊の花を好みし齢かな 中島讃良 靖舎  
1 ふたたびは会う事出来ぬ冬銀河 降幡加津 〇香  
1 小笹原美しきのつぽの石蕗の花 吉田克美 一美  
1 冬ざれの野に一灯のからすうり 中島讃良 ひろ子  
1 冬の街だれも叫ばず戦車ゆく 川南隆 邦子  
1 登校の子らの足元初氷 戸塚邦子 〇克美   
1 抜け穴に真田幸村冬の陣 岩永靖舎 創雅  
1 遅れ来し喪中葉書や波郷の忌 すずき巴里 満智子  
1 住職の居らぬ古寺落葉嵩 斎藤るりこ 満智子  
1 俳誌にミス敬礼したる冬の宵 戸塚邦子 主宰  
1 鉢カバーに瀬戸の手焙り甦り 能松祐子 ひろ子  
1 虎落笛に怯えし子らも今は父 田上ゆみ子 祐子  
1 遠き日の思ひ出手繰り賀状書く 佐藤満智子 〇靖舎  
1 小父さんの愚痴を聞いてる焼鳥屋 樋口文巴 主宰  
1 三百年松冬日の綺羅やビルの綺羅 吉田克美 主宰  
1 縁取りのピンク濃くなる残る菊 戸塚邦子 香  
1 海のこゑ咳き込む我に山のこゑ 川南隆 邦子  
1 寒し朝ハマの凱旋待ちわびる 創雅 隆  

  
  ◎主宰の特選句の講評はろんど誌に掲載されます。

  〇1月の本部句会の御案内

   日 時   1月18日(土)

   句会場   北区滝野川会館

         当季雑詠3句  出句控1枚  投句料千円

         欠席投句者は各担当者まで郵送ください。