■日時: 令和6年11月16日(水)  ■句会場: 北区滝野川会館  ■参加者: 24名  ■句会メモ

合点 作      品 作 者 選     者
8 冬うららあるがままなる余生かな 竹田ひろ子 貞雄 〇隆 讃良 満智子 弘香 〇靖舎 〇ゆみ子 邦子  
7 いつからかメモ魔になりて冬迎ふ 田上ゆみ子 主宰 貞雄 隆 香 〇克美 満智子 邦子  
6 川霧と見まごふ秋の野焼かな 巻山香葉 香 克美 満智子 靖舎 ゆみ子 邦子  
5 死ぬ事も笑顔で語り冬うらら 佐藤正代 主宰 満智子 克美 靖舎 香葉  
5 雪吊の遊びなき張り気品満つ 田中貞雄 ひろ子 〇讃良 香 〇靖舎 〇ゆみ子  
4 日当たりよし風通しよし柿のれん 佐藤玲華 主宰 貞雄 ひろ子 ゆみ子  
4 終章は穏やかなれと小春の日 竹田ひろ子 主宰 〇隆 讃良 靖舎  
4 文化の日境内を掃くボランティア 渡部次代 貞雄 隆 讃良 ゆみ子  
4 木道の新たな補修草もみぢ 金田けいし 〇主宰 〇邦子 弘香 ゆみ子  
4 冬紅葉ねねの眠りし四百年 磯部香 ひろ子 讃良 克美 靖舎  
3 小春日や命ポツンと横座り 長倉美季 〇主宰 〇香葉 克美  
3 薄日差す終の栖や実南天 佐藤満智子 隆 讃良 邦子  
3 毛越寺やいろはもみじの水鏡 巻山香葉 貞雄 香 ゆみ子  
3 立冬や泣かぬと決めたはづなのに 阿部綾子 主宰 〇満智子 〇邦子  
3 勿体なや捥ぐ人もなき柿たわわ 金子つとむ 隆 ゆみ子 香葉  
3 冬の陽や蓮大鉢の水の張り 中島讃良 貞雄 弘香 邦子  
3 ゴメ舞ふや岩に砕ける波の花 佐藤満智子 隆 ひろ子 讃良  
3 残照に聳ゆ飯豊山の初冠雪 渡部次代 貞雄 〇香 弘香  
3 勘所孫に教へて障子貼り 田中一美 主宰 香葉 靖舎  
3 いく度も辞書を割る夜冬に入る 佐藤正代 貞雄 〇弘香 邦子  
3 犬好きを見分ける犬や枇杷の花 戸塚邦子 ひろ子 克美 靖舎  
3 地の神のほほゑみのやう返り花 中島讃良 貞雄 香 ひろ子  
2 磯菊の塗りつぶしたる崖屏風 田中貞雄 〇香 〇香葉  
2 終活や茶箱の中のちやんちやんこ 佐藤満智子 〇克美 ゆみ子  
2 御堂筋のイルミネーション月仰ぐ 磯部香 弘香 克美  
2 長き夜やひとりの奈落ありて正座 阿部綾子 隆 〇満智子  
2 体力と気力別もの紅葉狩り 長倉美季 〇ひろ子 満智子  
2 越天楽かすかに聞こえ落葉掃く 佐藤いづみ 〇主宰 讃良  
2 ドロップの遠き日の色冬ぬくし 竹田ひろ子 貞雄 〇讃良  
2 陸奥国の一宿一飯褞袍かな 樋口文巴 克美 満智子  
2 冬の園ベンチと時を分かち合ふ 川南隆 克美 香葉  
2 迫りくる画家魂の美術展 岩永靖舎 香 香葉  
2 木枯らしや速足無言の通学路 下平誠子 隆 邦子  
2 立冬の朝をしづかに常夜灯 すずき巴里 貞雄 讃良  
2 夢それぞれ芦の穂綿の飛ぶばかり 阿部綾子 主宰 〇弘香  
2 白い雲映し池塘の水澄めり 金田けいし 〇ひろ子 靖舎  
1 ここ数年増ゆる空き家の枯葎 樋口文巴 靖舎  
1 冬夕焼今日の名残りの茜雲 長倉美季 香葉  
1 文化の日集まる生徒赤タスキ 佐藤いづみ 邦子  
1 原爆は二度と使ふな冬銀河 川南隆 弘香  
1 秋天やふるさと祭の煙の香 田中一美 克美  
1 秋の風家事から逃れ蕎麦処 戸塚邦子 香  
1 秋ひと日バスで出会ひし人と和す 佐藤弘香 隆  
1 日の光散華のごとし小六月 中島讃良 弘香  
1 手押し車に老犬乗せて小春かな 下平誠子 ゆみ子  
1 句会果てはるか山裾冬の虹 佐藤玲華 弘香  
1 爽やかや干す手拭ひの絞り皺 金田けいし 香葉  
1 冬はじめレモネード売る中学生 渡部次代 ひろ子  
1 柿すだれ白き陽を浴び変身中 佐藤正代 香  
1 今日からのエプロンは赤富士冠雪 すずき巴里 香  
1 パイプオルガン奏者は何処に秋うらら 吉田克美 香葉  
1 祇園てふ地あり菊花の平泉 巻山香葉 ひろ子  
1 冬風に耐える警固のシールかな 田上ゆみ子 満智子  

 
  ◎ 主宰の特選句の講評はろんど誌に掲載されます。

  ◎  12月の本部句会の御案内

     日 時  12月21日(土)

     句会場   北区滝野川会館

           当季雑詠3句 出句控1枚 投句料千円

           欠席投句者は各担当者まで郵送ください。