■日時: 令和7年10月18日(土)  ■句会場: 北区滝野川会館  ■参加者: 23名  ■句会メモ

合点 作      品 作 者 選     者
9 青春はいつも過去形秋桜 まつのたく ○隆 ひろ子 ○讃良 克美 弘香 ○満智子 ○靖舎 ゆみ子 邦子  
8 地下足袋の下ろし立て履く松手入れ 佐藤玲華 ○主宰 貞雄 ひろ子 一美 満智子 靖舎 ○ゆみ子 邦子     
7 酒豪みなひとかたまりの芋煮会 阿部綾子 主宰 隆 ひろ子 讃良 ○弘香 克美 ○一美  
6 想ひ出をつなげ聞かせる夜長かな 長倉美季 主宰 貞雄 弘香 克美 満智子 靖舎    
6 芒原校歌を三番まで歌ふ すずき巴里 貞雄 隆 ○讃良 ○弘香 一美 邦子    
6 遠き日の秘めごとひとつ石榴裂け 佐藤正代 主宰 讃良 弘香 ○満智子 ○靖舎 邦子    
5 盆花を供へて迷ふ墓じまひ 岩永靖舎 主宰 貞雄 ○ひろ子 一美 ○邦子  
5 旧仮名の文字多き町秋祭 戸塚邦子 ○主宰 貞雄 讃良 弘香 ゆみ子  
4 どこまでも刈田の黙や雲遊ぶ 竹田ひろ子 貞雄 ○克美 満智子 邦子    
4 松茸飯仏の為の湯気の膳 すずき巴里 貞雄 ひろ子 ○克美 ○一美   
3 たそがれの風の輝き薄原 金田けいし 主宰 靖舎 ゆみ子  
3 酢が効いて寡黙の箸の秋膾 阿部綾子 讃良 弘香 靖舎    
3 白雲の千切れしところ秋の色 竹田ひろ子 主宰 讃良 弘香    
3 さりげなく飾る野の花朝の卓 金田けいし 隆 ひろ子 ゆみ子    
3 観るだけの豪華客船天高し 田中一美 讃良 満智子 邦子  
3 日を入れて日を返しをり泡立草 竹田ひろ子 主宰 一美 靖舎   
2 鈴持たな家路注意の秋の熊 吉田克美 一美 靖舎  
2 白雲のしづかに流れ小鳥来る 金田けいし 一美 満智子    
2 穂すすきの揺れにまかせて秋茜 渡部次代 主宰 靖舎   
2 コンビニのおむすび食うて稲を刈る 樋口文巴 主宰 邦子  
2 うそ寒のまつただなかの自尊心 阿部綾子 主宰 貞雄  
2 霧間より山門見ゆる雲厳寺 金子つとむ ○主宰 貞雄  
2 百キロマラソンの背中押したる蕎麦の花 戸塚邦子 貞雄 克美    
2 心地良き人に身を置く良夜かな 斎藤るりこ 一美 ○邦子  
2 天高し日の斑の遊ぶ水の底 佐藤正代 主宰 ひろ子  
2 花魁を飾る菊師や老婆なる 佐藤いづみ ひろ子 一美    
1 刈上げや起きがけの子の登校班 渡部次代 邦子    
1 車椅子の夫の退院秋晴るる 渡部次代 満智子    
1 月の影この身晒され清かなり 長倉美季 靖舎    
1 潔き殉教しのぶ秋日和 金子つとむ 讃良    
1 車椅子押して鎮守へ秋まつり 斎藤るりこ 主宰    
1 もって菊双手に受けし快楽かな 佐藤正代 弘香    
1 馬肥えて尻叩かるる駿馬かな 樋口文巴 一美    
1 ふるさとは継ぐ家もなく彼岸花 降幡加津 隆    
1 月光や将棋挿す手を照らしおり 田上ゆみ子 隆   
1 トラックの運転席に秋の蝶 岩永靖舎 主宰  
1 秋蝶やくるり廻りて去ってゆく 田上ゆみ子 ○隆  
1 メトロより街へ上がりて月を詠む 川南隆 讃良  
1 秋明菊猛暑乗り越え垣根越し 佐藤玲華 ○ゆみ子  
1 音痴とはまでも言はねど月見酒 すずき巴里 満智子  
1 竜田姫の袖触れゆくや草なびく 中島讃良 ひろ子  
1 夜の深く寝酒に浮ぶ虫の声 長倉美季 満智子  
1 城下町秋の小雨にあかり揺る 佐藤いづみ 弘香   
1 熱中症警戒アラートの秋祭 田中一美 ゆみ子   
1 十月の野山移ろふ我もまた 佐藤弘香 ゆみ子   
1 踊り手の指先しなふ風の盆 岩永靖舎 ゆみ子   
1 足元を照らす満月谷戸暮し 佐藤満智子 主宰   
1 坂道や急がば回れと秋暑し 田中一美 ゆみ子  
1 水琴窟の音色に揺るる萩の秋 中島讃良 主宰  
1 秋月夜吾と子を結ぶ三角形 田上ゆみ子 ○ひろ子    
1 軒を貸す碁敵の席秋日射す まつのたく 主宰  


◎ 主宰の特選句の講評はろんど誌に掲載されます。

  11月の本句会の御案内

   日 時  11月15日(土)午後1時より

   句会場  北区滝野川会館

    当期雑詠3句・出句控え1枚・投句料千円

    欠席投句の方は各担当者までご郵送ください。


  ※ 11月・12月の本部句会では同人会長 金子つとむ氏 のセミナー

    「奥の細道・芭蕉の出羽路」が午後1時より開催されます。

    その後引き続き本部句会となります。
   
    わかりやすく、楽しいお話です。是非ご参加お待ちいたしております。