■日時: 令和7年9月20日(土)  ■句会場: 北区滝野川会館  ■参加者: 23名  ■句会メモ

合点 作      品 作 者 選     者
5 秋天を借りきっている観覧車 新井京子 貞雄 ひろ子 ○讃良 満智子 邦子    
5 蚯蚓鳴くひとりぐらしのひとりごと 阿部綾子 貞雄 讃良 ○ひろ子 ○邦子 京子  
5 稲の香や無人駅舎の俳句欄 金子つとむ 讃良 満智子 克美 邦子 ゆみ子    
5 忘れもの探しゐるごと秋の蝶 中島讃良 貞雄 隆 克美 靖舎 ○ゆみ子     
5 参道の石畳踏む秋を踏む 新井京子 主宰 隆 讃良 靖舎 ゆみ子  
4 梵鐘のいち打の余韻墓参り 新井京子 讃良 満智子 ○克美 ○靖舎  
3 グランドに一礼帰燕の空となる すずき巴里 讃良 満智子 邦子  
3 わナンバーの重機いろいろ天高し 斎藤るりこ 満智子 ○京子 邦子  
3 線香花火の起承転結膝に傷 斎藤るりこ 主宰 京子 ○邦子     
3 星飛ぶや心興せと言ふやうに すずき巴里 貞雄 克美 京子   
3 指先に父の横顔鬼やんま 佐藤正代 靖舎 ゆみ子 邦子  
3 何もせぬ美人の仕草菊人形 まつのたく ○主宰 ひろ子 ○克美     
3 さよならも言わずに逝きし秋の雲 田上ゆみ子 ひろ子 満智子 京子  
2 独り居に束縛有らばこの極暑 佐藤満智子 貞雄 ひろ子  
2 田の道の公衆電話秋落暉 斎藤るりこ 主宰 満智子  
2 限界を越えし齢の残暑かな 長倉美季 ひろ子 満智子  
2 鬼ヤンマ兜凛凛しく川渡る 佐藤弘香 隆 ひろ子  
2 夕風や稲の香にほふ無人駅 佐藤玲華 主宰 克美  
2 深々と実る稲田や母の恩 佐藤弘香 靖舎 邦子  
2 爽やかや下りは一気いろは坂 竹田ひろ子 主宰 ゆみ  
2 擦傷にちちんぷいぷい秋の空 阿部綾子 京子 ゆみ子  
2 ポストまで近道狭し韮の花 佐藤玲華 主宰 ゆみ子  
2 赤とんぼ考へてゐる棹の先 金田けいし 克美 邦子  
2 雨上り風心地良き大根蒔く 佐藤玲華 克美 靖舎  
2 爆心地羽音たてずに雁渡る 川南隆 ○主宰 満智子  
2 加賀棒茶茶粥で済ます厄日かな 渡部次代 ひろ子 満智子   
2 ベランダにふつと立ち寄る赤蜻蛉 長倉美季 讃良 ゆみ子    
2 澄む秋の森の奥よりカルテット 樋口文巴 主宰 京子     
2 志野焼の白肌に酌む新走り 中島讃良 ○主宰 貞雄   
2 話好きの女三人鳳仙花 戸塚邦子 ○讃良 ○京子   
2 秋風やそこはかとなく里心 竹田ひろ子 満智子 靖舎    
2 赤き橋渡れば秋の川となる 降幡加津 隆 京子  
2 虫の音や夜空広がる無限大 長倉美季 ひろ子 讃良     
1 秋の宵会いたき人の名を書きぬ 田上ゆみ子 靖舎     
1 穂孕みの薄に秋のひかり降る 金田けいし 克美  
1 秋風や人生といふ川流れ 佐藤満智子 ○隆    
1 軽トラの渡御巡りくる稲穂路 渡部次代 ○靖舎  
1 意のままに召しませ秋の絹衣 佐藤弘香 ○満智子  
1 秋暑し道路工事の粗雑音 佐藤満智子 ゆみ子     
1 雨台風気象レーダー真赤なり 戸塚邦子 主宰     
1 駅員の案内もありぬ在祭り 樋口文巴 主宰  
1 茄子漬の壜を並べて夜の厨 佐藤正代 克美  
1 飛行機の一機のための秋の空 すずき巴里 ○満智子  
1 物音は残暑の中の駅広場 降幡加津 ○隆  
1 秋夕焼潮入川のさざ波に 中島讃良 邦子  
1 海光を散らすさざ波秋めきし 竹田ひろ子 讃良   
1 天高し男点前の野の風情 まつのたく 靖舎  
1 菊日和「長寿庵」てふ千社札 まつのたく 主宰   
1 秋祭母の手料理思い出す 田上ゆみ子 隆   
1 夜半の月しばし眺めて寝に就く 金子つとむ 貞雄  
1 木の実をば木の実のままに地に還す 川南隆 ○ゆみ子    
1 輪になりて歌ふ園児や草の花 金田けいし 京子  
1 新涼や青葉城址の伊達姿 岩永靖舎 ○ひろ子    
1 朝庭の近所訪問黒揚羽 吉田克美 隆  
1 処暑すぎてなほ行合の雲の立つ 渡部次代 貞雄  


◎ 主宰の特選句の講評はろんど誌に掲載されます。

   ○10月の本部句会の御案内

    日 時  10月18日(土) 午後1時より

    句会場  北区滝野川会館

      当季雑詠3句 出句控え1枚 投句料千円

      欠席投句の方は各担当者までご郵送ください。

   
    ※ 11月・12月の本部句会では同人会長 金子つとむ氏 のセミナー

      「奥の細道・芭蕉の出羽路」が午後1時より開催されます。

      その後引き続き本部句会となります。

      わかりやすく、楽しいお話です。是非ご参加ください。