合点 | 作 品 | 作 者 | 選 者 |
7 | 加齢より頽齢憂ふ日向ぼこ | 田中貞雄 | ○ひろ子 克美 弘香 いづみ 満智子 ○綾子 ○誠山 |
6 | 眠れぬ夜猫の擦り来る冬隣 | 竹田ひろ子 | 貞雄 たく いづみ 水貴 悦子 綾子 |
6 | 豆腐屋の手のひら白き今日の月 | 名倉悦子 | ○けいし ひろ子 克美 水貴 綾子 とをる |
6 | 加賀の冬百万石の治部煮かな | 尾形誠山 | 貞雄 ひろ子 満智子 綾子 玲華 とをる |
6 | お喋りは私の呼吸小六月 | まつのたく | ○貞雄 弘香 ○克美 ○水貴 誠山 とをる |
5 | 風邪心地勘の狂ひし塩加減 | まつのたく | 貞雄 ひろ子 弘香 悦子 とをる |
4 | 朝市の客も売り子も着膨れて | 尾形誠山 | けいし 弘香 悦子 とをる |
4 | 茶の花の垣根の奥は寺領なり | 佐藤いづみ | ひろ子 たく 水貴 玲華 |
4 | 病むことも一生のうち石蕗の花 | 阿部綾子 | 貞雄 満智子 いづみ 誠山 |
3 | 蒼空の仰げばかうと大白鳥 | 佐藤玲華 | ひろ子 克美 弘香 |
3 | つくばひの乾きし水や残る虫 | 金田けいし | 満智子 いづみ 誠山 |
3 | 竹林に苔むす羅漢小春の日 | 尾形誠山 | けいし ○満智子 ○いづみ |
3 | 冬ぬくし老に加速か歩の緩び | 竹田ひろ子 | 貞雄 弘香 ○玲華 |
3 | 幼児や柚子湯の香り撒き散らす | 佐藤満智子 | けいし ○弘香 ○たく |
3 | 独断に迷ひ加はる時雨かな | 吉田克美 | 貞雄 ひろ子 玲華 |
3 | 凩や並木通りに占ひ師 | 尾形誠山 | 貞雄 けいし たく |
2 | とぎ汁の透けて新米水加減 | 竹田ひろ子 | けいし 玲華 |
2 | 深大寺下る坂道蕎麦の花 | 佐藤弘香 | いづみ 綾子 |
2 | 秋灯やルーペで探す辞書の文字 | 金田けいし | 満智子 玲華 |
2 | 穭田や有線放送雲へ飛ぶ | 田中貞雄 | けいし 誠山 |
2 | 蹴散らして落葉と子等の笑ひ声 | 阿部綾子 | 貞雄 克美 |
2 | 視線ある笠の破れ目雪女郎 | まつのたく | 満智子 誠山 |
2 | 石蕗咲きし加齢を隠す花あかり | 佐藤いづみ | たく 悦子 |
2 | 暮早し一人の飯の味加減 | 佐藤満智子 | たく 水貴 |
2 | 積ん読の書にはたき掛け文化の日 | 田中貞雄 | ○悦子 とをる |
1 | 実千両色づきそめし今朝の風 | 金田けいし | いづみ |
1 | アメリカの賭けのトランプ唐辛子 | 水貴 | たく |
1 | みどりの窓口秋興犇めく異国人 | 吉田克美 | 綾子 |
1 | 薔薇園の薔薇の無心の香に酔ひし | 佐藤弘香 | 克美 |
1 | 晩秋や加齢と共に薬増え | 佐藤いづみ | 貞雄 |
1 | 初紅葉彩香たゆたふ日照雨 | 吉田克美 | 綾子 |
1 | 雑草の枯れゆく中の秋茗荷 | 佐藤満智子 | 貞雄 |
1 | 待ち合す紅葉かつ散る地蔵堂 | 佐藤玲華 | 悦子 |
1 | カリヨンの気高く響く薔薇の園 | 佐藤弘香 | 誠山 |
1 | 我が名加津子父が名づけし大好きな名 | 降幡加津 | ○とをる |
1 | 立冬や同窓の友はや逝きぬ | はせべとをる | 悦子 |
1 | 亜米利加よ世界よどこへ冬立ちぬ | はせべとをる | 克美 |
1 | 熟れ柿のごときピエロの鼻赤し | 名倉悦子 | 水貴 |
柿の木句会メモ 田中貞雄特選 まつのたく お喋りは私の呼吸小六月 選評 お喋りが好きな人の自己紹介のような句。小六月は、 小春日と同じ意味合いを持つ冬本番前の暖かい日和を さす季語から、明るく社交的で、人と話すことが大好 きな性格の人が浮かんでくる。 12月 紙上句会 12月兼題『 喜 』名倉悦子さん出題 投句締切日 12月16日(月) 選句締切日 12月22日(日)年末なので少し早めに設定いたしました。 兼題1句・雑詠3句・出句控・出句料千円同封にてご送付下さい。 投句先 竹田ひろ子 |