■日時: 令和4年11月26日  ■句会場: 紙上句会  ■兼題: 紙  ■参加者: 15名

合点 作      品 作 者 選     者
7 夢多き八十路の日々や冬紅葉 佐藤弘香 ○貞雄 いづみ ○綾子 水貴 加津 悦子 玲華   
6 懐手白紙に戻す術の無し 竹田ひろ子 けいし 弘香 加津 綾子 満智子 とをる  
6 直筆の文のぬくもり冬日濃し まつのたく 貞雄 克美 いづみ 綾子 けいし 玲華  
4 枯芙蓉ほほへみ合ふて寄せ仏 吉田克美 ○弘香 たく 綾子 とをる  
4 頭より大きリボンの七五三 竹田ひろ子 美智子 いづみ 悦子 綾子    
4 夕映えや置くごと落ちし柿紅葉 金田けいし 克美 ○水貴 いづみ 加津   
3 のし梅に八女茶八女茶に初時雨 鳥居美智子 けいし 悦子 とをる   
3 冬うらら富士へ舞ひ立つ鷺の影 佐藤弘香 けいし いづみ 綾子   
3 城門の鍵隠しなる錆の冷え 竹田ひろ子 貞雄 悦子 満智子    
3 能面の空目空耳酉の市 田中貞雄 たく 満智子 ひろ子  
3 天高し眠るが如く逝きし母 名倉悦子 克美 水貴 加津    
3 唐糸の娘萬壽や彼岸花 鳥居美智子 貞雄 弘香 加津  
3 秋ともし紙の手触りページ繰る 金田けいし 満智子 ひろ子 ○玲華   
3 ちやんちやんこ老人ホームの紙芝居 佐藤満智子 けいし たく 玲華   
3 かしこ鳥命はいつも紙一重 鳥居美智子 ○満智子 ひろ子 悦子   
3 一つひとつ名前言ひ合ふおでん種 まつのたく 美智子 克美 水貴  
3 椋鳥の空に墨汁流すごと 佐藤いづみ 貞雄 とをる ひろ子  
3 掘りたての大根貰ふ新聞紙 竹田ひろ子 美智子 けいし 水貴   
2 花芒うねりて進む猫の肩 阿部綾子 弘香 とをる  
2 御位牌の裏の俗名神還る まつのたく 貞雄 綾子    
2 身に沁むや一人旅路は浮くやうに 阿部綾子 水貴 加津  
2 今抜きし蕪のはだへの白さかな 佐藤弘香 悦子 とをる   
2 紙溢れ五十余年の冬迎え はせべとをる 克美 ひろ子  
2 杜鵑草自由と孤独身につけて 阿部綾子 ひろ子 加津   
2 ガラス戸に冬のぬくもり日矢の来る 佐藤いづみ 美智子 克美   
2 短日や一世紀立つ大銀杏 水貴 美智子 ○たく    
2 紙の傷指頭に疼く花八つ手 田中貞雄 満智子  悦子  
2 小春日や三角に切る紙吹雪 まつのたく ○美智子 ひろ子   
1 冬ぬくし俳句資料の紙の束 佐藤弘香 玲華  
1 つゆ踏んで一期一会の別れかな 降幡加津 いづみ  
1 数百年経し寒月蝕雲よ隠すな はせべとをる 玲華  
1 ぶら下る物なき棚や冬来たる 金田けいし 美智子  
1 花の如畑に一樹の木守柿 佐藤玲華 たく  
1 冬月の皆既飛び入り天王星 吉田克美 玲華   
1 息白し芥溜まりの群れガラス 佐藤満智子 いづみ   
1 柿嫌い袋いっぱい貰い受け はせべとをる 水貴   
1 紙袋に届く初物栗もたし 佐藤玲華 克美   
1 十二神将巡るお堂や石蕗咲いて 名倉悦子 弘香   
1 門口に出す紙資源塵冬立ちぬ 吉田克美 満智子   
1 ひとつ家に命三つや冬に入る 鳥居美智子 とをる    
1 つるし柿一気に剝いて風の中 降幡加津 弘香    
1 芒原おいでおい出と風が呼ぶ 佐藤満智子 たく    
1 けふ一日つるべ落しが抱え込み 佐藤満智子 貞雄  
1 大根引く青首見えて良く太り 佐藤玲華 弘香   


柿の木句会11月メモ

  ○田中貞雄特選
   3 夢多き八十路の日々や冬紅葉(佐藤弘香)
   「夢は老いることはない」という。多くの夢を持ち、追いかかる
   勇気に、同世代の一人として羨ましく思っている。

  57 唐糸の娘萬壽や彼岸花(鳥居美智子)
   木曾義仲の妻の一人である唐糸の娘萬壽姫の孝行美談は、戦前の
   尋常小学校読本に引用されていた(内容は省略)。掲句に触発さ
   れて、鎌倉の「唐糸やぐら」を訪ねてみたいと思っている。
 
  ※ 12月柿の木句会お知らせ

   12月兼題「 日記  」吉田克美さん出題

     投句締切 12月15日(木)
     選句締切 12月23日(金) 年末ですので少し早目にいたします。

    兼題一句・当季雑詠3句・出句控・出句料千円同封にてご送付下さい。

   投句先 竹田ひろ子
    189-0011 東京都東村山市恩多町5-36-19-503  TEL/FAX 042-203-5028