■日時: 令和2年7月25日  ■句会場: 紙上句会  ■参加者: 14名

合点 作      品 作 者 選     者
6 夫逝きしままの日捲り梅雨じめり 阿部綾子 貞雄 美智子 寿夫 けいし 水貴 悦子  
5 光芒の星にゆだねて梅を干す 石川寿夫 岳洋 けいし いづみ 〇水貴 〇悦子  
5 夜濯ぎに星のおしゃべり入り込む すずき巴里 〇岳洋 ひろ子 けいし いづみ 水貴  
5 しずかなる雨や自服の葛桜 金田けいし 〇主宰 貞雄 克美 〇弘香 綾子  
5 万緑をより深くして神の杉 竹田ひろ子 貞雄 寿夫 水貴 いづみ 玲華  
4 山国は水の国なり岩魚清む すずき巴里 岳洋 〇ひろ子 悦子 玲華   
4 梅雨の夜や再放送のみな若き すずき巴里 けいし いづみ 綾子 玲華  
4 遠青嶺出羽の暮しの甦る 竹田ひろ子 貞雄 けいし いづみ 悦子   
3 引つ越して来てねぢ花の芝生かな 佐藤玲華 主宰 寿夫 克美  
3 不動明王背に白く水簾 佐藤いづみ 主宰 ひろ子 悦子  
3 梅雨寒や猫の家出の十日間 竹田ひろ子 美智子 岳洋 綾子  
3 パリ祭の二十四時間時代劇 すずき巴里 〇貞雄 寿夫 岳洋   
3 山の端の草むら灯す花萱草 佐藤弘香 美智子 いづみ 悦子   
3 がまの穂やいびつにちぢむ水明かり 村田岳洋 ひろ子 弘香 綾子  
3 家伝なる漢和辞典の紙魚の濃し 佐藤弘香 貞雄 岳洋 玲華   
3 今年竹伸びつつ空を分かち合ふ 石川寿夫 主宰 〇美智子  ひろ子    
2 切符買ふ僧の太腕汗手貫 吉田克美 美智子 ひろ子  
2 ホップ摘む山なりに日は傾むきぬ 村田岳洋 主宰 けいし  
2 行く先の滝音響く森の径 佐藤いづみ 寿夫 水貴  
2 蚊に負けし齢哀しき庭手入れ 佐藤弘香 寿夫 岳洋  
2 艶やかな曲がり茄子や義父の作 名倉悦子 水貴 玲華  
2 みるみると非情な雨や梅雨出水 佐藤玲華 弘香 悦子   
2 ラムネ玉ストンと抜けて空広し 竹田ひろ子 〇けいし 弘香   
2 線上の梅雨の化け物降水帯 水貴 克美 玲華  
2 木道を逸れる細道山あぢさゐ 金田けいし 主宰 貞雄   
2 置賜の空の青さやさくらんぼ 名倉悦子 〇寿夫 〇克美   
1 時短診療掲げてお医者は草を引く 吉田克美 水貴   
1 平安を映す紫紺の花桔梗 石川寿夫 〇玲華  
1 年を重ね感謝を重ね夏料理 阿部綾子 克美   
1 風立ちて光のしぶき合歓の花 金田けいし ひろ子  
1 性懲りもなき生涯や走馬灯 田中貞雄 弘香  
1 夜を偲ぶ打たせ湯宿の濃紫陽花 阿部綾子 〇いづみ  
1 天災の猛威に避難夏の闇 阿部綾子 克美  
1 梅雨冷えのさらのニュースの豪雨なる 水貴 〇綾子  
1 鉈豆凉し福神漬けも歯磨きも 鳥居美智子 克美  
1 昼寝覚壷の底より立ち上がる 金田けいし 美智子   
1 面と小手相打つ声や梅雨の隙 田中貞雄 主宰  
1 幹はがすときかぶと虫抗ひぬ 村田岳洋 美智子   
1 お中元を受けて過ぎ行く日の早さ 佐藤玲華 綾子  
1 雪丸様の小用玉散る道凉し 鳥居美智子 弘香  
1 花木槿崖線水の道なりに 田中貞雄 弘香  
1 葉桜の木漏れ日躍るベンチかな 石川寿夫 綾子  

<7月句会メモ>
令和2年7月 柿の木句会特選評
<特選評>
 〇すずき巴里特選評
特撰 26 しずかなる雨や自服の葛桜   
 雨の続く年であった。掲句、それを嘆くのではなく、自分で点てたお薄を自服しているというひと時。通常、自服は亭主が茶席の客の前で飲むことを言うが、この場合、一人静かに自分のための茶席でも良く、透き通りぷるんとした葛桜が自愛でもあり一層佳い。

 〇田中貞雄特選句評
特選  9  パリ祭の二十四時間時代劇
 「パリ祭」は、フランスの「自由、平等、友愛」を祝う国民の祝日。コロナ禍感染のため特別なイベントはどうなったのであろうか。日本では不要不急の外出は控えるように要請されているが、その自粛期間の過ごし方は、老若男女や年代よって異なる。掲句は「時代劇」の措辞に着目。映画の隆盛期の懐かしい時代劇を、自宅で観賞しながら過ごしている同世代の表白に共感している。
 〇鳥居美智子特選句評
特選 12 今年竹伸びつつ空を分かち合ふ
 空を分かち合ふということは、太陽をうばい合うということでしょう。竹の生命力と分かち合ひのしなやかさが見事に詠みあげられています。
<8月柿の木句会案内>
コロナウイルス感染者が増えつづけているので、8月も紙上句会になります。
ご協力をお願いいたします。

  〇投句締め切り   8月21日(金曜日)  
    短冊4枚 出句控え1枚 投句料千円同封の上封書にて
    吉田克美、佐藤弘香までお送りください。
  〇選句 7月と同じく清記用紙をおくりますので、
    特選一句.佳作六句を選び、番号と句を書きハガキまたはFax、メールで 
佐藤弘香までお送りください。
       〒191-0033 日野市百草920−65   佐藤弘香
                    .fax 042-592-1495