■日時: 令和2年12月26日  ■句会場: 紙上句会  ■参加者: 18名

合点 作      品 作 者 選     者
7 半世紀嫁と呼ばれて餅配 すずき巴里 美智子 克美 弘香 けいし とをる 満智子 悦子         
5 煤逃げや行く先々で拒まるる 田中貞雄 克美 綾子 ○とをる 満智子 ○悦子        
5 冬至来る感染グラフうねり出し 水貴 主宰 寿夫 いづみ 綾子 満智子  
4 ジェラシーのふつと湧きたる冬の月 阿部綾子 ○美智子 岳洋 悦子 満智子  
4 大根を抜く手あつさり空を切る 村田岳洋 寿夫 とをる 水貴 満智子  
4 雪便り母の逝く日も雪・雪・雪 佐藤弘香 克美 いづみ 水貴 玲華  
4 寒月を上げて山嶺姸競ふ 石川寿夫 美智子 けいし 綾子 玲華  
4 部活後のグランド整備暮早し 佐藤満智子 隆 弘香 けいし 玲華  
4 寒北斗弱気の時の目のやり場 田中貞雄 ○岳洋 ひろ子 ○綾子 とをる   
3 陽の差して靴喋り出す枯葉道 水貴 美智子 寿夫 慶  
3 枯芒音なき光もてあそぶ 金田けいし 美智子 寿夫 水貴 
3 息白く泣けば気の済む幼子よ 佐藤弘香 ○主宰 克美 とをる   
3 数え日や経師屋の爺微酔いて 佐藤満智子 主宰 弘香 とをる  
3 いきなりのドカ雪となる恐怖かな 竹田ひろ子 岳洋 いづみ 玲華  
3 会食の出来ぬ寂しき年の暮 佐藤弘香 隆 ○克美 玲華  
3 カタカナ語溢るる花屋年の暮 石川寿夫 いづみ 綾子 悦子         
2 山姥の白髪束ねし枯芒 佐藤いづみ ひろ子 水貴 
2 ピラカンサ焔をなして廃家守る 田中貞雄 ○美智子 ○慶  
2 風に身を委ねはなやぐ芒原 石川寿夫 美智子 ひろ子  
2 禊の声波間に渡る冬の海 名倉悦子 綾子 ○満智子  
2 福音か前触れなしに小鳥来る 川南隆 岳洋 慶       
2 小春日や峠の釜飯またぎ衆 佐藤満智子 悦子 慶   
2 子のセーター解くや忽ち昭和の世 金田けいし 寿夫 克美   
2 湯豆腐や小鉢の湯気に父の顔 吉田克美 とをる 慶   
2 洲の光芒引かぬ構への枯尾花 吉田克美 ○弘香 けいし   
2 人気なし病院ロビーに聖樹の灯 名倉悦子 綾子 水貴 
2 やるべきことをやり終へてクリスマス 佐藤玲華 主宰 隆        
2 雪降りて吾妻山麓明るくす 佐藤いづみ 主宰 克美         
2 公魚釣り月の魚と憶えしは 村田岳洋 弘香 悦子  
2 山茶花や小さき祠を灯しをり 竹田ひろ子 ○寿夫 慶  
2 子の干支の牛を一頭飾餅 すずき巴里 ひろ子 悦子  
2 五色椿に感(かま)け大引け見損なふ 鳥居美智子 弘香 ○けいし         
2 見るものの皆美しき十二月 牧野慶 主宰 ○隆  
2 銀杏散る十七文字の宇宙かな 金田けいし ○ひろ子 隆  
1 赤々と囲炉裏火焚いて峡の茶屋 佐藤いづみ 玲華  
1 議論せず議論すべきと雪の声 阿部綾子 ○玲華  
1 初雪の散華のごとく煌めきぬ 竹田ひろ子 ○いづみ  
1 今年の落葉今年の穴に子守唄 鳥居美智子 水貴  
1 七つ道具のひとつに今日の煤日和 すずき巴里 ○水貴  
1 東天赤らみ父の忌の氷面鏡 鳥居美智子 ひろ子  
1 冬三ヶ月土星木星引き合わす 水貴 岳洋  
1 ふいに来る怒りは秘めて帰り花 阿部綾子 岳洋         
1 数へ日や滑り台には子等の夢 牧野慶 寿夫         
1 電線の雪一時に崩れ落ち はせべとをる ひろ子         
1 凩を受くるボディのやさしさよ 川南隆 岳洋         
1 老楽し鮟鱇鍋を食ぶ至福 阿部綾子 隆  
1 山茶花のこぼるや返却図書五冊 牧野慶 主宰  
1 慰めの蟹仙人掌の返り咲き 田中貞雄 慶  
1 年の暮灯を煌々とパチンコ屋 石川寿夫 いづみ  
1 交番の一灯侘し冬の雨 名倉悦子 満智子  
1 偉い人用普通の人用新日記 すずき巴里 弘香  
1 雪降るや壺中の天の心地して 竹田ひろ子 けいし         
1 一枚の重さ残せし枯柏 村田岳洋 けいし  
1 ブルマンの旨き老舗や冬銀座 牧野慶 隆  
1 奥多摩の日帰り温泉とろろ飯 金田けいし いづみ         

  

  柿の木句会12月メモ

   ○すずき巴里特選
     54 息白く泣けば気の済む幼子よ(佐藤弘香)
        泣きやんだ子を抱きとめるまなざしの中に、思い切り泣くことの    
        出来ることへの羨望が籠められていると思う。
    
   ○鳥居美智子特選
     37 ジェラシーのふつと湧きたる冬の月(阿部綾子)
        ドキッとしました。劣等感も優越感も冬の鋭い月光に瞬時にあば
        かれるのでしょうか、怖い句ですね。
         
     66 ピラカンサ焔をなして廃家守る(田中貞雄)
        ピラカンサの一途さが「焔をなして」で充分に伝わって来ます。

   ※田中貞雄様ご都合により選句 選評お休みです。

   
   1月柿の木句会紙上句会について

       投句締切 1月21日(木)
       選句締切 1月28日(木) よろしくお願いいたします。

   投句、選句送付先 竹田ひろ子
     189-0011 東村山市恩多町5-36-19 プルミエール久米川503
     TEL・FAX 042-203-5028

    4句(短冊4枚) 投句料1000円同封の上お願いいたします。

   今年はコロナに明け暮れ思うように句会も出来ず残念でした。
   令和3年は良い年になりますよう祈念いたします。