■日時: 令和4年6月25日  ■句会場: 柿の木ハイム  ■席題: 安  ■参加者: 15名

合点 作      品 作 者 選     者
4 笑うほど延びる終焉梅雨の入り 阿部綾子 貞雄 ひろ子 克美 弘香  
3 紫の星の妖気や岩煙草 まつのたく 美智子 〇ひろ子 〇克美  
3 夏座ぶとん綴じ糸ほつれ三十年 吉田克美 貞雄 ひろ子 弘香  
3 更衣してはるか月山縞柄に 佐藤玲華 美智子 けいし 弘香  
3 藍染の糸の濃淡夏さかん 佐藤弘香 美智子 ひろ子 克美  
3 短夜やひとり気儘の深夜便 佐藤玲華 美智子 けいし 克美  
2 片言のお話上手新樹光 佐藤満智子 美智子 けいし  
2 はじめ四角あと丸となる夏口上 はせべとをる ひろ子 弘香  
2 書道展墨の濃淡涼やかに はせべとをる けいし 克美  
2 芍薬の崩れしあとの土の紅 阿部綾子 貞雄 美智子  
2 岩煙草墓地の煌めく地上星 吉田克美 貞雄 〇美智子  
2 子は育ち二人暮しへさくらんぼ 佐藤玲華 美智子 克美  
2 ハーレーの連なりてゆく夏の橋 名倉悦子 貞雄 弘香  
2 油照り会話の間の無言かな まつのたく 克美 弘香  
2 どくだみの花園残す勝手口 佐藤弘香 貞雄 美智子  
2 夏の蝶影先立てて供花の上 佐藤いづみ 美智子 けいし  
2 あぢさゐの葉先糸ひく雨雫 金田けいし ひろ子 〇弘香  
2 体幹を糺す運動夏至の雨 吉田克美 貞雄 けいし  
2 競ひつつ天糸瓜旱の中育つ 田中貞雄 ひろ子 克美  
2 青葉闇ニュース拾わぬ目も耳も 水貴 貞雄 美智子  
1 ゲンノショウコ昭和は薬今は草 佐藤いづみ ひろ子  
1 老斑は涙の形見緑射す 田中貞雄 ひろ子  
1 草いきれ忘れられたる駅を過ぐ はせべとをる 美智子  
1 終活のミシン新調新茶汲む 佐藤弘香 ○貞雄  
1 あやつりの牛若丸の糸涼し 鳥居美智子 ○けいし  
1 世情諸々柏葉紫陽花聴き疲れ 水貴 克美  
1 豊かなる表情筋や濃紫陽花 佐藤弘香 克美  
1 人の背も街も湿りて梅雨入りかな 川南隆 弘香  
1 彼岸花糸のご用意おさおさと 鳥居美智子 貞雄  
1 夏夕べ石蹴りの輪が濃く残る 田中貞雄 美智子  
1 撫でられておびんずる様に夏来る 名倉悦子 克美  
1 水無月や祖母の命日五目飯 佐藤玲華 克美  
1 東子忌や翠なす庭菩提寺よ 佐藤いづみ 克美  
1 暗き夜に貧しき庭に薔薇咲きぬ はせべとをる 弘香  
1 手洗ひを兼ねてハンカチ洗ひけり 金田けいし 美智子  
1 軒雫マニュアルになき梅雨の音 佐藤満智子 ひろ子  
1 赤糸の小指に絡む桜桃忌 竹田ひろ子 弘香  
1 老いたれど陽は燦燦と更衣 佐藤満智子 美智子  

令和4年6月柿の木句会句会メモ
<6月柿の木句会特選句評>
田中貞雄特選
終活のミシン新調新茶汲む (佐藤弘香)
 身の回りの生前整理である「終活」は、言葉自体がネガテイブに感じられ、何から着手しようとかと思いつつも手に付かずにいる。掲句は、やり残した仕事を成し遂げようとする「ミシンの新調」と「新茶汲む」の英気溢れる行為に感動した。
鳥居美智子特選
     岩煙草墓地の煌めく地上星 (吉田克美)
 
 < 7月柿の木句会のお知らせ>
日時  7月23日(土曜日)  午後1時
場所  井荻 柿の木ハイム 旧ろんど発行所
出句  当季 3句 兼題1句 ( 計4句 )
句会費  1000円 
兼題   安  (出題者 田中貞雄) 
     柿の木句会はかねてより席題をだし、当日即吟で作ることになっておりましたが、時間の
都合上、今月より兼題にいたしました。
投句なさるかたは、兼題句を含め合計4句でお願いします。
欠席投句締切日  7月22日必着
投句送付先
  竹田ひろ子  吉田克美  佐藤弘香まで