■日時: 令和2年9月26日  ■句会場: 紙上句会  ■参加者: 18名

合点 作      品 作 者 選     者
8 この国に四季あり秋の服を着る すずき巴里 美智子 〇岳洋 寿夫 ひろ子 隆 満智子 玲華 慶  
7 おとうさん小さく呼んで墓洗う 名倉悦子 主宰 岳洋 寿夫 隆 〇満智子 水貴 慶  
6 峰雲へ送電塔の四肢構え 石川寿夫 貞雄 美智子 ひろ子 弘香 水貴 悦子  
6 出羽路はや釣瓶落としの底となり 阿部綾子 貞雄 岳洋 ひろ子 けいし 〇弘香 〇いづみ   
6 逃げ隠れ出来なくなりぬ烏瓜 田中貞雄 主宰 美智子 岳洋 寿夫 けいし 隆  
6 貧しさも戦火もある世レモン切る 牧野慶 主宰 〇けいし 〇隆 水貴 悦子 綾子  
6 秋の暮一駅ごとの闇の濃き 佐藤満智子 〇貞雄 美智子 寿夫 けいし 弘香  
5 うろこ雲逝きたる人の数ほどに 佐藤いづみ 主宰 貞雄 ひろ子 水貴 〇とをる  
4 僧正の足早となる秋彼岸 村田岳洋 弘香 とをる 綾子 慶  
4 盆礼に紛れてはたと一訃報 鳥居美智子 克美 満智子 玲華 慶  
4 願いごと頼めぬままに流れ星 佐藤いづみ 美智子 隆 満智子 綾子  
4 使ひなれし手帳に秋の風吹きぬ 牧野慶 美智子 ひろ子 とをる 玲華  
3 卑弥呼から宝冠として曼殊沙華 水貴 貞雄 ひろ子 いづみ  
3 無機質な街に彩置く秋ともし 竹田ひろ子 岳洋 けいし 満智子  
3 山国の闇のまばたく天の川 村田岳洋 主宰 けいし 悦子  
3 尾花原砲台跡を永久に守る 田中貞雄 美智子 克美 とをる  
3 満月の行方おそらく雲ん中 川南隆 美智子 玲華 慶  
3 秋草を束ね彼岸の夫に逢ふ 佐藤弘香 美智子 綾子 〇水貴  
3 秋されや時に乱るる夫の杖 竹田ひろ子 克美 弘香 満智子  
3 長き夜や大島紬解きほぐす 佐藤満智子 克美 いづみ 〇悦子   
2 銀河濃し瀬音の冴ゆる山の宿 石川寿夫 けいし 綾子   
2 どこまでも歩みて秋を確かむる 佐藤弘香 〇ひろ子 隆  
2 コスモスの群れの中より君来る 川南隆 美智子 とをる  
2 がちやがちやの止み朝刊に新総理 すずき巴里 〇克美 〇慶  
2 ビル辻にチェロ負ふ男秋の風 すずき巴里 美智子 隆   
2 魂を包む両手や曼殊沙華 水貴 岳洋 〇玲華  
2 小雨あと日差しとぎれて秋めきぬ 佐藤玲華 いづみ とをる  
2 源流の澄みし水嵩神田川 金田けいし いづみ 悦子  
2 新宿の風の抜け道金木犀 金田けいし いづみ とをる  
2 木曽節や水棹に絡む枯落葉 佐藤満智子 主宰 悦子  
2 廃港の軌道敷なり秋暑なり 田中貞雄 美智子 いづみ  
2 いにしへの光を今に今日の月 竹田ひろ子 けいし 隆  
2 バトン受け継ぎ秋明菊の出番かな 佐藤玲華 貞雄 美智子  
2 蟷螂の出会い頭の闘争心 佐藤弘香 寿夫 〇綾子  
2 列島を繋ぎ留めたり曼殊沙華 水貴 美智子 克美  
1 窓辺より虫のコーラス子守歌 佐藤いづみ 玲華   
1 運動会の空をこぼして洗い桶 すずき巴里 水貴  
1 墓参り優しき今日となりにけり 牧野慶 〇主宰  
1 トンネルを抜け一面に大花野 佐藤玲華 慶  
1 藍の花記憶の色が褪せてゆく 阿部綾子 寿夫   
1 蟷螂の睨み返せる窓辺かな 吉田克美 美智子  
1 選ばれて弾けるひかり鳳仙花 金田けいし 〇美智子  
1 カンナ咲くからくれないの狭庭かな 佐藤いづみ 綾子  
1 こんなにも秋空高し雲渡る はせべとをる 弘香  
1 トイプードルの散歩お尻に秋日差し 牧野慶 悦子  
1 そよかぜに誘はれて舞ふ桐一葉 石川寿夫 美智子  
1 一人居の深き静寂虫時雨 阿部綾子 〇寿夫  
1 置き去りの鼻毛鋏や敬老日 鳥居美智子 弘香  
1 巣籠にコロナ・台風渦を巻く 竹田ひろ子 克美  
1 秋場所の桟敷の寂しコロナかな 佐藤弘香 玲華  
1 新涼や試飲の酒にほろ酔いて 名倉悦子 満智子  
1 耳鳴りに調べのありぬ厄日かな 鳥居美智子 貞雄   
1 急病人灯りの絶えぬ手術室 村田岳洋 美智子   
1 かすかなる瀬音の伴奏虫の声 金田けいし 岳洋   
1 捨て置かる役目終えたる案山子かな 川南隆 岳洋  

柿の木句会9月句会メモ
 9月特選評
〇すずき巴里
特選 2 墓参り優しき今日となりにけり (牧野 慶)
選評  生きている日々とは屈託の積み重ねなのだと掲句に気付かされた。仏に諭され
    墓参りを終えたのであろう。良きも悪しきも自己の心中ゆえとの素直な作者に共感。
〇田中貞雄
特選 6 秋の暮一駅ごとの闇の濃き (佐藤満智子)
選評   この句は格調、句意とも明快であるが、「一駅ごと」の措辞に注目した。詠まれている一駅は、山手線のような各駅に停車する駅では、「釣瓶落とし」と言われる秋の日暮れではあるが、暮れる速度が早すぎないか、快速や特急の止まる駅を指しているのではないか等と想像しながら、サラリーマン時代の退勤時を振り返っている。
〇鳥居美智子
特選 28 選ばれて弾けるひかり鳳仙花 (金田けいし)
選評   選ばれた幸せと飛び散って行く晴れがましい孤独感に鳳仙花ならではのはかなさを感じます。

<次回句会案内>
10月の句会は紙上句会になります。
今回もご協力よろしくお願いたします。
 ◎投句締め切り・・・・平成2年10月23日必着
 ◎投句・・・・・・短冊4枚、出句控え1枚、投句料1000円同封の上
佐藤弘香、まで郵送してください。
    清記用紙はメール又はfax、封書でおおくりいたします。(10月24日)
    選句は 締め切り日厳守のうえ、メールまたはハガキにて佐藤弘香までお届けください。

<ろんど350号記念コンクールの作品の締め切りは、10月10日から20日までになりました。
 ふるってご参加お願いいたします・・・編集部より>
  宛先 〒276-0020 八千代市勝田台北3−24−2 松本まき子様宛
                                      以上
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