■日時: 11月21日  ■句会場: ゑくぼプラザ  ■兼題: 地  ■参加者: 18名

合点 作      品 作 者 選     者
5 裸木の梢に風の胡弓かな 池内結 ひろ子 次代 禎子 ○けい子 とをる   
4 歩にからむ落葉の音や地を走る 河村啓花 ひろ子 いづみ 綾子 ○禎子   
4 一の鳥居いろなき風の通りゆく 竹田ひろ子 玲華 禎子 すゑ子 真知子   
4 乾盃は地酒の決まり冬に入る 金子つとむ ひろ子 いづみ 正代 真知子   
4 冬の霧地より這い出す出羽路かな 佐藤いづみ 綾子 玲華 ○とをる 真知子   
4 さて君はどう生きたかと落葉踏む はせべとをる ひろ子 次代 ○正代 ○すゑ子   
3 天と地に残されしもの冬に入る はせべとをる ひろ子 次代 すゑ子   
3 子を叱るときの訛りや冬紅葉 阿部綾子 ○次代 けい子 真知子   
3 桜紅葉一葉ごとの詩を綴り 渡部次代 綾子 けい子 とをる   
3 先づ一軒灯りそめたり暮の秋 金田けいし いづみ とをる 真知子   
2 木の実落ち地球の重さ感じつつ 片山すゑ子 正代 真知子  
2 秋の日の口さみしさに衣被 片山すゑ子 ○玲華 とをる  
2 霧の中おしゃべり続く福祉バス はせべとをる つとむ 禎子  
2 陣地取り芒とバトル泡立草 加藤けい子 ○いづみ 真知子  
2 枯野原遠のく記憶たぐり寄せ 加藤けい子 ひろ子 ○綾子  
2 地味なれどでんと塀際花八手 佐藤玲華 いづみ 綾子  
2 冬深し喪服納まる古箪笥 佐藤正代 つとむ 綾子  
2 飛んでみたい赤い絨毯冬の山 阿部綾子 ○つとむ 真知子   
2 安住の地へ旅立ちの朴落葉 渡部次代 玲華 禎子   
2 晩秋や月に守られ峠越え 佐藤いづみ 玲華 正代   
2 秋田城蝦夷とう名のすさまじや 金子つとむ 次代 けい子   
2 地載せて日差の綺羅の霜柱 吉田克実 正代 ○真知子   
1 パンと笑顔売る作業所の文化祭 渡部次代 禎子  
1 夢の中みな陽気なる神無月 渡部次代 正代  
1 夕暮て郵便局で冬の虹 降幡加津 とをる  
1 清流の水音響く紅葉谷 佐藤いづみ 禎子  
1 青柳寺庭の箒目枇杷二本 佐藤いづみ つとむ  
1 冬めくや地上飼育の玉子買ふ 阿部綾子 正代  
1 降り積もる銀杏落葉や鄙の町 阿部綾子 すゑ子  
1 福寿会あつあつ芋煮御代りし 佐藤玲華 いづみ  
1 骨壷が地球飛び立つ十二月 佐藤正代 すゑ子  
1 立冬や正面に山迫りくる 佐藤正代 ○ひろ子  
1 見つめしは昭和の彼方菊人形 加藤けい子 禎子  
1 みんみんの最後気分のままのばす 加藤けい子 すゑ子  
1 雲白く赤芝峡の紅葉狩 片山すゑ子 つとむ  
1 大まくり当選寒さぶり返す 金子つとむ けい子  
1 天地の間を鎮めて山眠る 竹田ひろ子 つとむ  
1 遠き日の花野や今も夢少し 金田けいし けい子  
1 なまぬるき風の地下街栗を焼く 金田けいし 次代  
1 魁の銀杏黄葉や陶の里 池内結 つとむ  
1 初冬の地にブランコの影静か 中島讃良 玲華  
1 地を掴み気高く聳ゆ銀杏の舞 佐藤弘香 綾子  
1 菊人形菊師の魂の菊匂ふ 佐藤弘香 次代  
1 田も畑も鴉遊ばせ木守柿 佐藤弘香 真知子  
1 再会の心高ぶる木の実降る 河村啓花 いづみ  
1 帰り花小川の流れ冴え冴えと 河村啓花 禎子  
1 立冬や一人の暮し密やかに 河村啓花 すゑ子  
1 和服姿の外人闊歩の京小春 吉田克実 禎子  
1 折鶴の風恋うてゐる秋思かな 竹田ひろ子 けい子  
1 柿かじるビデオ通話の孫の頬っぺ 金田けいし とをる  

句会メモ

  次回句会は次のとおりです.

    日 時 令和6年12月19日(木曜日) 1:15〜
    場 所 ゑくぼプラザ
 
  兼題は、はせべとをるさんの「康」です。

  なお.12月の欠席の方々の選句につきましては、佐藤玲華さんの担当になりますので
  次の電話番号へファックスを、よろしくお願いいたします。

             ☎︎ 023-684-3996