■日時: 9月18日  ■句会場: ゑくぼプラザ  ■兼題: 野  ■参加者: 17名

合点 作      品 作 者 選     者
5 秋光を納め鎮もる五色沼 竹田ひろ子 つとむ 加津 次代 ○綾子 禎子  
5 父母のなき故郷素通りの秋茜 渡部次代 ひろ子 綾子 けい子 ○真知子 すゑ子  
5 言い出せぬ事の重さや青蜜柑  阿部綾子 つとむ 加津 玲華 けい子 すゑ子  
5 とんぼにも横顔のあり指の先 佐藤正代 ○次代 加津 禎子 真知子 すゑ子  
4 食べ頃の無花果あまた無住の家 佐藤正代 ひろ子 綾子 ○けい子 とをる  
4 鎮魂の赤き月出づ原爆忌 池内結 つとむ 次代 禎子 真知子  
3 皮を喰む友の疑問符通草かな 高梨真知子 いづみ 綾子 正代  
3 名も知らずこころ引かれし草の花 加藤けい子 ひろ子 いづみ 加津  
3 新涼や狐が走る広野原 あだち禎子 つとむ ○いづみ 加津  
3 好きにすることが養生秋に入る 阿部綾子 ひろ子 いづみ 玲華  
3 野の草の露に宿りし昨夜の星  渡部次代 ひろ子 ○つとむ けい子  
3 野の花の方へ朝の歩伸ばしけり 金子つとむ ひろ子 次代 正代  
3 野の風に戯れてをり小さき秋 竹田ひろ子  いづみ 玲華 真知子  
3 ピアノより音弾け出す夏休み 池内結 加津 けい子 とをる  
2 香に酔い立ち去りがたき野葛原 加藤けい子 いづみ 真知子  
2 ニュース消す日の多かりし秋思かな はせべとをる ○禎子 真知子  
2 敬老の日に招かれて紅をさし 高梨真知子 けい子 とをる  
2 野葡萄や貴石のごとく碧なす  高梨真知子 つとむ 玲華 とをる  
2 秋めくや素足で登る岩肌湯  片山すゑ子 次代 正代  
2 葛の花垂るる石垣野面積み 佐藤正代  ○ひろ子 次代  
2 大根蒔く八十路の父のしたように 佐藤正代  禎子 ○すゑ子  
2 雨上り畝新しく大根蒔く  佐藤玲華 次代 正代  
2 梨を剥くけふある命句に記す 阿部綾子 加津 禎子  
2 秋暑しメール残して友の逝く 竹田ひろ子 つとむ ○とをる  
2 白桃の産毛つるりと滴りぬ 佐藤弘香 加津 すゑ子  
2 たましひは四次元の界昼寝覚め 池内結 正代 けい子  
2 子等の声あふるる公園草の花 金田けいし いづみ 綾子  
1 間引菜の殊に柔らか味噌汁に 佐藤玲華 とをる  
1 秋に入る勢いを増す畑野菜 あだち禎子 ○玲華  
1 とんぼとんぼ飛び去れば気も安かろに はせべとをる すゑ子  
1 雨を待ち晴れを望みし秋の雨 はせべとをる 真知子  
1 亡き人の齢を数えてそばの花 高梨真知子 禎子  
1 山寺の新蕎麦すする博多人 片山すゑ子 綾子  
1 秋の海遥かに見えて風涼し 降幡加津 綾子  
1 竜田姫里の野原はまだ硬し 佐藤いづみ 玲華  
1 窓辺より鈴虫の音と柔き風 佐藤いづみ 玲華  
1 指笛の歓喜湧き立つ処暑の空 金子つとむ 加津  
1 夜半の月確かめてまた寝に就く 金子つとむ すゑ子  
1 木洩日の急に秋めく昨日今日 竹田ひろ子 正代  
1 野も山も賑はふ秋の実りかな 佐藤弘香 ○正代  
1 さりげなく並ぶ花粒水引草 金田けいし 加津  
1 迎え盆甥っ子の年令を数えけり 片山すゑ子 とをる  

次回句会は東北ブロック鍛練会となります。
       
      日 時  令和7年10月16日(木) 午前10時
      場 所  米沢市林泉寺集合
      会 費  1000円(昼食は自前で準備をお願い致します。)
       
      古志田東遺跡などを吟行し、米沢市愛宕コミュニティーセ
      ンターにて句会を致します。 
      そのため、欠席投句は受け付けませんので、御了解願います。