| 合点 | 作 品 | 作 者 | 選 者 |
| 8 | ジャンパーの遺影の笑みや芋焼酎 | 金田けいし | つとむ 加津 次代 綾子 玲華 禎子 正代 真知子 |
| 5 | 雪来るか老いて賜はる笑ひ皺 | 佐藤弘香 | 綾子 禎子 正代 とをる ○真知子 |
| 5 | 秋寂ぶや即身仏の在す寺 | 金子つとむ | ひろ子 いづみ ○次代 玲華 正代 |
| 5 | ささやかな墓に落ち葉や樹木葬 | はせべとをる | ひろ子 ○つとむ 加津 綾子 真知子 |
| 4 | 靴底を押し上ぐ銀杏落葉路 | 渡部次代 | ひろ子 加津 禎子 とをる |
| 4 | 傘ゆがむ霙の重さ健診日 | 佐藤正代 | つとむ 禎子 とをる 真知子 |
| 3 | 落葉踏む缶コーヒーをポケットに | 佐藤正代 | ○加津 禎子 ○とをる |
| 3 | 無人駅見渡す限り山眠る | 阿部綾子 | ○ひろ子 つとむ 加津 |
| 3 | 灯を消して弓張月の舟に揺れ | 渡部次代 | ひろ子 つとむ ○正代 |
| 3 | 妖怪のごとき巨木や秋の暮 | 金子つとむ | ひろ子 いづみ とをる |
| 2 | 濃く淡く広重のごと秋の暮 | 高梨真知子 | ひろ子 加津 |
| 2 | 雪囲い下に蛙の踞る | はせべとをる | 次代 正代 |
| 2 | ひとり居の庭先照らす石蕗の花 | あだち禎子 | いづみ 真知子 |
| 2 | 先駈けて里の雪吊はじまりし | 佐藤玲華 | 綾子 真知子 |
| 2 | 思ひ出や母直伝の芋水団 | 阿部綾子 | つとむ 次代 |
| 2 | 絵ガラスなき森の教会冬紅葉 | 阿部綾子 | 加津 玲華 |
| 2 | 立冬や過ぎ去る雲の早きこと | 佐藤いづみ | 次代 玲華 |
| 2 | すさまじき士魂漂ふ松ヶ岡 | 金子つとむ | 綾子 禎子 |
| 2 | そこはかと人恋しくてぬくめ酒 | 竹田ひろ子 | いづみ 綾子 |
| 2 | 秋気澄む肺蘇へる呼気吸気 | 竹田ひろ子 | ○禎子 正代 |
| 1 | 蔵王山ながめて食べる芋煮会 | 降幡加津 | つとむ |
| 1 | 古代より歌によまれた式部の実 | 降幡加津 | ○いづみ |
| 1 | 芋茎干す記憶の奥の母のごと | 渡部次代 | 正代 |
| 1 | 枯欅ごしに見ゆるや空青し | 佐藤玲華 | 真知子 |
| 1 | 芋煮汁変幻自在に変わる味 | あだち禎子 | 加津 |
| 1 | 『芋粥』の遠き記憶や今朝の雪 | はせべとをる | 次代 |
| 1 | バスツアー行けども行けど泡立草 | 高梨真知子 | とをる |
| 1 | 下校時の昭和のおやつふかし芋 | 佐藤いづみ | ○綾子 |
| 1 | 下野の旅の土産に芋・茗荷 | 金子つとむ | とをる |
| 1 | 保護色となりし芋虫藪に消ゆ | 竹田ひろ子 | 玲華 |
| 1 | 神の山の光背のごと秋夕焼 | 竹田ひろ子 | 加津 |
| 1 | マスクして目礼交はすレジの前 | 河村啓花 | 綾子 |
| 1 | 菊湯掻きもつてのほかの色香増す | 佐藤弘香 | 玲華 |
| 1 | 到来の木通を笊に絵のモデル | 佐藤弘香 | 加津 |
| 1 | 蹲踞の水なみなみと小鳥来る | 金田けいし | ○玲華 |
| 1 | 掘り立ての芋焼く煙子供会 | 金田けいし | いづみ |
| 1 | つなぐ手の柔らかなりしコスモス野 | 金田けいし | 次代 |
| 1 | 眠るため餌を探すか親子熊 | 高梨真知子 | いづみ |
| 句会メモ 今回は句会の後、金子つとむ先生の第一句集『雪景色』出版のお祝いの会食をいたしました。 真ほろば句会会員の中でも、久々の句集出版となり、つとむ先生御自身と共に会員一同嬉しい記念会となりました。 改めまして、御喜び申し上げますとともに、更なる御活躍をお祈りし、今後とも御指導の程よろしくお願い申し上げます。 では次回12月の句会は次のとおりです。 日時 12月18日(木)1時半より 場所 ゑくぼプラザ 兼題は河村啓花さんで「喜」です。 |