■日時: 令和3年9月15日  ■句会場: ネット句会  ■兼題: 分  ■参加者: 11名

合点 作      品 作 者 選     者
6 分水嶺越えて若狭の鰯雲 田伏博子 主宰 美智子 孝子 〇圭子 淳子 〇惠美子  
6 白萩のこぼるる子規の句碑寂びて 田伏博子 主宰 美智子 〇孝子 圭子 惠美子 ゆみ  
5 すすき掻き分け少年の抗へる 佐藤凉宇子 ○主宰 ○美智子 圭子 惠美子 小夜子  
5 乾杯の憚る世なり野分だつ すずき巴里 美智子 〇博子 英子 小夜子 ゆみ  
5 木曽殿に隣し翁や思ひ草 北村淳子 〇圭子 英子 〇惠美子 〇凉宇子 ゆみ  
4 かなかなや帳場にけふの潮見表 佐藤凉宇子 主宰 美智子 〇淳子 小夜子  
4 繋留の野分に軋む渡し舟 有本惠美子 主宰 美智子 淳子 小夜子  
4 今朝秋の石庭箒目を正す 永田圭子 美智子  孝子 惠美子 ゆみ  
4 干潮の鳥居に鹿のあうらかな 佐藤凉宇子 主宰 英子 淳子 ゆみ  
4 電球の舟屋に灯る雁渡し 有本惠美子 主宰 〇英子 淳子 〇ゆみ  
3 分け隔てなく照らしたり望の月 神田小夜子 ○美智子  孝子 英子  
3 かりがねのこゑのはるけき水屋かな すずき巴里 美智子 〇小夜子 〇凉宇子  
3 産後の娘帰す九月の明るさに すずき巴里 博子 英子 小夜子  
3 彼岸花水音高き分水嶺 北村淳子 美智子  孝子 圭子  
3 新聞の切り抜き溜まり秋暑し 永田圭子 美智子 博子 凉宇子  
3 留守電にファックス届く夜半の秋 神田小夜子 主宰 美智子 博子  
3 家庭内別居解消台風圏 神田小夜子 ○主宰 ○美智子 博子  
3 露草や草に鏤む海の色 北村淳子 孝子 圭子 惠美子  
3 夕映えの分別乱る芒山 鳥居美智子 孝子 〇博子 〇小夜子  
3 健やかに手足老いゆく水の秋 すずき巴里 美智子 圭子 〇英子  
3 星月夜静かにはしゃぐ足湯かな 佐藤凉宇子 ○美智子 英子 惠美子  
3 虹をかけても東は東西は西 鳥居美智子 博子 惠美子 小夜子  
3 慣れてきしひとり問答月見かな 有本惠美子 ○美智子 博子 淳子  
3 新蕎麦を打つて古民家暮らしとや 田伏博子 美智子 惠美子 小夜子  
2 新米の袋重たき老夫婦 神田小夜子 圭子 ゆみ  
2 新米やあなたに炊いた「炊き立てや」  能登ゆみ 美智子 淳子  
2 すぐそばに海ある一日鳥渡る 永田圭子 主宰 博子  
2 露天湯にハーブの匂ふ居待月 田伏博子 圭子 英子  
2 欄干の擬宝珠に勢多の夕あかね 佐藤凉宇子 美智子 淳子  
2 敬遠のホームスチール天高し 池端英子 ○主宰 小夜子  
2 行く秋の琴きき橋の夕瀬音 池端英子 美智子  〇孝子  
2 秋冷の皿置く夜半の厨かな 有本惠美子 主宰 凉宇子  
2 秋風に靡く山脈鯖街道 平山孝子 美智子 凉宇子  
2 誘導すピクトグラムや秋の旅 能登ゆみ 圭子 凉宇子  
2 白蚊帳のベビーベッドを遠覗き すずき巴里 〇淳子 凉宇子  
2 ひんがしに文菊の花菊の友 鳥居美智子 凉宇子 ゆみ  
2 汀女忌の三分を待つ砂時計 永田圭子 博子 ゆみ  
2 秋雨に色濃くなりて式部かな 平山孝子 美智子 惠美子  
1 茅葺門屋根の丸みにある秋思 池端英子 凉宇子  
1 分刻み動けた昔秋彼岸 平山孝子 〇ゆみ  
1 天高しビバリーヒルズに住むといふ 有本惠美子 英子  
1 生別を永訣となし蝉の穴 鳥居美智子 孝子  
1 浅漬けの秋茄子嫁と半分こ 池端英子 淳子  
1 障子越し差し込む影の白露かな 平山孝子 美智子  
1 奥入瀬川の木賊の丈や水走る 北村淳子 ○美智子  
1 水浴びる雀の手入れ秋の風 能登ゆみ 孝子  
1 神秘めく瑠璃光院の月の庭 池端英子 凉宇子  

 〇巴里主宰特選句と評

   特選 12 家庭内別居解消台風圏(神田小夜子)
          作者の冒険句に乾杯!目出度し目出度し。
          助け合い、支えあってこその連れ合いです。
 
   特選 21 すすき掻き分け少年の抗へる(佐藤凉宇子)
          少年という存在の実相であります。
          巧みに詠みあげられました。少年期の傷みが心に沁みます。

   特選 47 敬遠のホームスチール天高し(池端英子)
          これだからスポーツは面白く、駆け引きに寄せる
          天高しの季語が天晴れです。

 〇鳥居美智子特選句と評

   特選  1 慣れてきしひとり問答月見かな(有本惠美子)
          身につまされました。私は猫が二匹いるので少し気がまぎれます。

   特選  2 星月夜静かにはしゃぐ足湯かな(佐藤凉宇子)
          おさむさんの足が不自由だったので今私はお風呂で助かっています。

   特選  12 家庭内別居解消台風圏(神田小夜子)
          ごちそうさま。

   特選  21 すすき掻き分け少年の抗へる(佐藤凉宇子)
          見ているだけならすすきはやさしいけれど、掻き分けて歩いたら
          本当にあばれたくなりますね。
   
   特選  26 奥入瀬川の木賊の丈や水走る(北村淳子)
          私の一生涯の思い出です。恩人のお松の俎板役も怖かったけれど
          桂の木も色づきはじめで木賊には気がつきませんでした。
   
   特選  42 分け隔てなく照らしたり望の月(神田小夜子)
          昨夜は(15日)半月でしたが見事でした。
        
 〇10月出句のお知らせ

      兼 題 : 「 実 」 (平山孝子さん出題)
      出句数 :  5句(兼題一句含)
      出句締切:  10月13日(第2水曜)
      出句先 :  神田パソコンへ

 〇10月なみはや句会のお知らせ

      句会日 10月20日(水) 大阪中之島中央公会堂 第7会議室 9:30〜