■日時: 令和6年10月16日(水)  ■句会場: 大阪市中央公会堂  ■兼題: 「手」  ■参加者: 10名

合点 作      品 作 者 選     者
5 人影の恋しき案山子一番星 半田稜 〇美季 英子 孝子 凉宇子 博子  
4 ひとり居に椅子の多さよ鳥渡る 有本惠美子 美季 小夜子 ゆみ 〇博子  
4 聞き上手話上手や菊日和 田伏博子 孝子 圭子 ゆみ 稜  
4 闇ゆれて金木犀の匂ひくる 長倉美季 〇孝子 惠美子 小夜子 稜  
4 長き夜の卓に古地図を広げたり 有本惠美子 圭子 〇小夜子 博子 稜  
3 朝寒や体感ぎゅっと絞られて 長倉美季 小夜子 博子 稜  
3 秋蝉や海坂藩はこのあたり 池端英子 美季 〇凉宇子 稜  
3 賑はへる野次馬秋の天皇賞 神田小夜子 英子 ゆみ 稜  
3 可惜夜の大阪弁の夜長かな 佐藤凉宇子 〇恵美子 博子 稜  
3 船場吉兆黒塀に秋日濃し 永田圭子 英子 凉宇子 稜   
3 こすもすの風が風呼ぶ二上山 佐藤凉宇子 孝子 ゆみ 博子  
3 月山八合目しんがりの野菊晴 池端英子 美季 恵美子 〇稜  
2 青空を借りてはりつく鱗雲 長倉美季 小夜子 稜  
2 林道の一葉はらりと栗はじく 平山孝子 美季 〇英子  
2 寒露かな加賀の棒茶の一煎目 半田稜 惠美子 ゆみ  
2 新米の三合飯のにぎりたて 神田小夜子 惠美子 〇稜  
2 人は人私は私と猫じゃらし 平山孝子 恵美子 稜  
2 秋の駒やせ薬売る道修町 能登ゆみ 英子 凉宇子  
2 秋灯に父の手書きの決算書 池端英子 小夜子 博子  
2 星月夜記憶の欠けらふくらませ 長倉美季 孝子 稜  
2 先程の犬と出くはす路地の秋 神田小夜子 圭子 稜  
2 舫ひたる名残りの木船秋深む 池端英子 圭子 凉宇子  
2 丘あらば古墳とおぼゆ曼殊沙華 田伏博子 美季 〇圭子  
2 柳散るきつねうどんの浪花かな 能登ゆみ 小夜子 稜  
1 藪の中鳥とびたちて草の花 平山孝子 美季  
1 晩年のブーケによかり花野かな 半田稜 凉宇子  
1 手ぐすねを引きて待ちたり紅葉山 長倉美季 〇稜  
1 爽やかや母のつむぎの手触りに 半田稜 ゆみ  
1 園児らの手に手にあふる木の実かな 佐藤凉宇子 惠美子  
1 淀屋橋マルシェに揃ふ豊の秋 能登ゆみ 凉宇子  
1 一宿の庭の芙蓉の殊更に 佐藤凉宇子 圭子  
1 勾玉を胸に提げたる爽やかに 有本惠美子 圭子  
1 給食の話は尽きぬ星月夜 佐藤凉宇子 稜  
1 軒の杉玉大神へ新走り 永田圭子 〇ゆみ  
1 秋の虹たつ手庇の近江の海 永田圭子 孝子  
1 花野行く憂さもはればれケセラセラ 田伏博子 孝子  
1 匂ひたつわけて小振りな秋薔薇 田伏博子 英子  
1 白銀の牽牛子塚や天高し 田伏博子 博子  

  〇11月なみはや句会について 

     日 時 : 11月20日(水)
     会 場 : 大阪市中央公会堂 地下1階 第一会議室
     時 間 : 9時30分〜12時
     出句数 : 当日五句(兼題一句含)
     兼 題 : 「束」 (半田稜さん出題)