■日時: 令和2年9月16日 AM9時30分〜  ■句会場: 大阪中の島中央公会堂  ■兼題: 秋彼岸  ■参加者: 10名

合点 作      品 作 者 選     者
6 文香(ふみこう)の便りさやかに喪の明くる すずき巴里 美智子 凉宇子 ○恵美子 圭子 孝子 ○淳子  
5 十六夜の薄々匂ふ青畳 池端英子 主宰 凉宇子 ○孝子 博子 小夜子  
5 イーゼルを横へずらせば居待月 有本惠美子 ○主宰 ○美智子 ゆみ 淳子 小夜子  
5 セザンヌのテーブルクロス梨を剥く 永田圭子 主宰 孝子 恵美子 ○博子 淳子  
5 月に打つ和太鼓「倭」朱雀門 池端英子 主宰 ○美智子 凉宇子 恵美子 博子  
5 眉すこし細く整へ涼新た  永田圭子 主宰 ○美智子  ○英子 恵美子 博子  
5 命あるものを食して秋彼岸 すずき巴里 ○美智子 ○英子 ○恵美子 ○孝子  ○小夜子  
4  業平の京の通ひ路良夜かな   永田圭子 主宰 美智子 恵美子 ○淳子  
4 後の雛叱られもせず泪ぐむ 佐藤凉宇子 ○主宰 美智子 英子 ゆみ  
4 青梨の雫伯耆の甘露かな 田伏博子 美智子 ○凉宇子 圭子 恵美子  
4 水甕に水のあふれて秋彼岸 有本惠美子 美智子 英子 圭子 博子  
4 遺骨とて石ころひとつ秋彼岸 北村淳子 ○美智子 ○圭子 ○ゆみ 小夜子  
4 虫を聞く会の取り止め知らず鳴く 能登ゆみ ○美智子 英子 孝子 小夜子  
4 秋袷項にぽちと黒子かな 佐藤凉宇子 ○美智子 英子 ○博子 小夜子   
4 煮炊きして母の声聴く秋夕べ すずき巴里 美智子 英子 恵美子   
4 芋嵐天井川の濁りかな 有本惠美子 美智子 凉宇子 ゆみ 博子  
4 子規庵の糸瓜の木札ルビ大き 能登ゆみ 美智子 英子 淳子 小夜子  
3 遠く来し道や節目の鉦叩 池端英子 ○美智子 凉宇子 ゆみ    
3 マルシェの端そこ赫赫と唐辛子 能登ゆみ 英子 博子 ○小夜子   
3 花野行く単線列車のリズムかな 田伏博子 主宰 孝子 ○ゆみ   
3 五世紀越へて北野御霊会九月かな 神田小夜子 美智子 凉宇子 ゆみ   
3 捨てられる赤い犬小屋蚯蚓鳴く 神田小夜子 ○主宰 美智子 ゆみ  
3 極楽の明るさにあり曼珠沙華 佐藤凉宇子 ○美智子 恵美子 孝子  
3 客人は頷くばかり菊膾 佐藤凉宇子 主宰 美智子 圭子  
3 大梁の黒光りたる秋彼岸 池端英子 美智子 ○圭子 博子  
3 ウイルスの惑星に住み秋暑し 田伏博子 美智子 英子 小夜子   
3 秋彼岸立ち尽くしたる卒塔婆かな 神田小夜子 美智子 凉宇子 孝子  
3 大寺の笹水賜ふ秋彼岸 田伏博子 ○凉宇子 恵美子 淳子  
3 秋の海見に砂山は靴ぬいで 有本惠美子 美智子 淳子 小夜子  
2 秋の夜の心和むや深夜便 平山孝子 美智子 淳子  
2 雁渡し魚籠を置き去り暴れ川 田伏博子 圭子 ゆみ  
2 賑やかに秋の風鈴競ひけり 北村淳子 圭子 孝子   
2 二百二十日過ぎて雉鳩こゑ和し 有本惠美子 ○美智子 博子   
2 愛着の珊瑚の数珠や秋彼岸 佐藤凉宇子 美智子 圭子  
2 コロナ禍の真夜の中天月燦と  永田圭子 ○美智子 淳子  
2 街中の山鳩の声涼新た 北村淳子 美智子 孝子  
2 頤を湯舟に浮かべ虫の声 池端英子 ○美智子 淳子   
1 城跡の波音近し鰯雲 北村淳子 凉宇子  
1 秋彼岸涙とともにありにけり 平山孝子 圭子   
1 露けしや零れ落ちし葉先かな 平山孝子 ゆみ   
1 人生の半分は夜秋彼岸 永田圭子 美智子  
1 青山を老女行き合う秋彼岸 能登ゆみ 美智子  
1 秋風や心の風との二重奏 平山孝子 美智子  
1 水蜜桃いづこの殿に娶らせむ すずき巴里 ○美智子  
1 暁の風爽やかに窓明り 神田小夜子 美智子  

なみはや句会9月句会メモ

○すずき巴里主宰特選評
 
 特選 9 捨てられる赤い犬小屋蚯蚓鳴く  神田小夜子
      愛犬ロスの作者なのであろう。毎日楽しく日々がもうもどってこない。赤い屋根の犬小屋
      をとうとう処分することに。何とも言えない喪失感が蚯蚓鳴くの季語をえらんだのだろう。

 特撰 21 イーゼルを横へずらせば居待月  有本惠美子
      イーゼルに向かい没頭してもう何時間たったのだろう。ふと気が付けばもう月が出ている。
      遅い月の出の居待月、思いがけない時間が経っていたことに驚く作者である。
      横へずらせばの自然体の描写が良い。

 特選 34 後の雛叱られもせず泪ぐむ  佐藤凉宇子
      後の雛は重陽の節句大人の雛祭。3月3日の子供の成長を称える華やかさではない。
      もう、叱られることも無くなった寂しさに様々なことを思い起してはふと涙ぐまれたの
      だろう。大人の寂しさです。

○次回10月「なみはや句会」のご案内

   * 句会日   R2年10月21日(水) AM 9:30〜

   * 句会場   大阪中之島中央公会堂 第2会議室

○10月出句に関して
   
   * 兼 題    「 指 」 佐藤凉宇子さん出題

   * 出句数    5句(内兼題一句)

   * 出句締切   10月19日(月) 

   * 出句先    神田小夜子迄メールでお願いします

   * 句会当日(10月21日)清記を配布します。 当日欠席の方にはメール配信いたします。