合点 | 作 品 | 作 者 | 選 者 |
6 | レントゲン息つぎしたし老いの春 | 神田小夜子 | 創 香葉 青析 誠山 怜弥 如月 |
4 | 熱心に眉唾話聞く余寒 | 田伏博子 | 遼 創 怜弥 美貴子 |
4 | 春耕や祖父の名残る開墾碑 | 近藤 遼 | 〇美貴子 一美 隆 貞雄 |
4 | 雛の目に武士の娘の気概かな | まつのたく | 遼 隆 香葉 小夜子 |
4 | 探梅の日向日陰をずつと風 | 直箟青析 | 創 弘香 美貴子 博子 |
4 | 石段に座らせられし雛の冷え | 神田小夜子 | 一美 誠山 水貴 如月 |
4 | セロリ食む脳に刺激の音香り | 内藤美貴子 | 〇晃典 水貴 靖舎 香葉 |
3 | 古民家のドーナツ屋さん花ミモザ | 内藤美貴子 | 〇怜弥 〇貞雄 創 |
3 | 春の山舌舐りして火の奔る | 田中一美 | 〇小夜子 晃典 誠山 |
3 | 春昼やKOBANよりは駐在所 | 尾形誠山 | 〇如月 博子 たく |
3 | 健康寿命延ばす俳句や花ミモザ | 田中貞雄 | 〇弘香 一美 博子 |
3 | 貝寄風や海苔粗朶を掃き清めたり | 田中貞雄 | 〇創 青析 香葉 |
3 | 子も孫も去りゆるやかに春流る | 巻山香葉 | 〇隆 靖舎 一美 |
3 | ほろ苦き旨味の余韻蕗のたう | 田中一美 | 香葉 博子 靖舎 |
3 | 風船の行方知らずや米騒ぎ | 川南 隆 | 〇一美 誠山 小夜子 |
2 | 歯の隙間楊枝貫通春一番 | 新田怜弥 | 誠山 如月 |
2 | 予言などできさう指呼に初蝶来 | 直箟青析 | 〇誠山 一美 |
2 | 菜の花や町工場より切削音 | まつのたく | 博子 美貴子 |
2 | 野辺送り二つ続きて冬果てる | 近藤 遼 | 水貴 靖舎 |
2 | 箱揺れてオルゴール鳴る「ひなまつり」 | 巻山香葉 | 〇青析 晃典 |
2 | 病棟の歩行器すいと春日かな | 神田小夜子 | 美貴子 如月 |
2 | お出かけの春のショールは浅葱色 | 内藤美貴子 | 〇靖舎 貞雄 |
2 | 冴え返る大注連縄の神楽殿 | 岩永靖舎 | 創 弘香 |
2 | 桜守門前町の和菓子店 | 近藤 遼 | 怜弥 貞雄 |
2 | 仁徳陵松の根方の斑雪 | 田伏博子 | 創 遼 |
2 | 入れ替わる一人横綱浪花場所 | 尾形誠山 | 隆 小夜子 |
2 | 角打ちを誘ふやうに夕永し | 田中貞雄 | 青析 弘香 |
2 | トランプのやんやの署名山笑ふ | 尾形誠山 | 水貴 隆 |
2 | 山火事の起こりは爪に灯せし火 | 直箟青析 | 〇水貴 香葉 |
2 | 雛飾る暇なきまま過ぐる日々 | 巻山香葉 | 誠山 貞雄 |
2 | 眉を引く指に力や雪が降る | 佐藤弘香 | 〇博子 美貴子 |
2 | 煮凝りは贅沢の類戦前派 | 田中貞雄 | 一美 たく |
1 | 老い迫り抜いて行くなり田螺道 | 近藤 遼 | 創 |
1 | 一日に何度も探す手袋め | 新田怜弥 | 水貴 |
1 | 百八の石段に座す雛あはれ | 神田小夜子 | 如月 |
1 | 寒戻るコートを脱げぬ待合室 | 如月 | 小夜子 |
1 | 何時も来る春の目白に声かけて | 佐藤弘香 | 博子 |
1 | 藍甕の泡三寒四温かな | 田伏博子 | 小夜子 |
1 | 卒業生黒板アートに見送らる | 尾形誠山 | 弘香 |
1 | 車窓の雪飽かず眺める東京人 | 新田怜弥 | 晃典 |
1 | 墓終ふとなり売約藪椿 | 直箟青析 | 〇たく |
1 | 山風が触れて一輪紅椿 | 相模 創 | 美貴子 |
1 | 春寒し椿の赤き八幡宮 | 大坂晃典 | 遼 |
1 | 残る鴨タッグボートに同行す | 田中貞雄 | 怜弥 |
1 | 山火事の地を這う力凝らしをり | 佐藤弘香 | たく |
1 | 忘れられし産着ハンガー山笑ふ | 巻山香葉 | 怜弥 |
1 | 梅林の真中に据うる炬燵かな | 田伏博子 | たく |
1 | 春富士を横切る機影音も無し | 佐藤弘香 | 如月 |
1 | 鬱金香チューリップのことだとは | 新田怜弥 | たく |
1 | うららけし海渡るごと路面電車 | まつのたく | 怜弥 |
1 | 梅落花宙からふわり雪は手に | 水貴 | 青析 |
1 | 鮭むすびリユツクに詰めて春行かむ | 内藤美貴子 | 隆 |
1 | 球春の新二刀流翔太郎 | 尾形誠山 | 〇香葉 |
1 | 鎌倉の寺は膨らむ黄水仙 | 相模 創 | 水貴 |
1 | 去りしあと嬰の残り香春深む | 巻山香葉 | 〇遼 |
1 | 戦争は遠くて近き松の花 | 佐藤弘香 | 小夜子 |
1 | 短冊は姉の毛筆春の色 | 如月 | 晃典 |