■日時: 令和25年10月19日(日)  ■参加者: 17名  ■吟行先: インターネット句会

合点 作      品 作 者 選     者
5 戦国の秋風残る平泉 岩永靖舎 喜世子 博子 誠山 隆  弘香  
4 隠棲の身にさんざめく法師蟬 近藤 遼 たく 怜弥 一美  美貴子  
4 秋の日に千の表情石仏 尾形誠山 博子 香葉 水貴 美貴子  
4 年金を純金と呼ぶ敬老日 新田怜弥 〇一美 水貴 小夜子 如月  
4 秋の暮聞き下手のまま歳重ね まつのたく 〇香葉 怜弥 博子 誠山  
4 長き夜やガリ版刷りの句会報 尾形誠山 たく 喜世子 隆 貞雄  
4 柴栗の打つ石仏の笑むばかり 田伏博子 怜弥 弘香  美貴子 貞雄  
3 想ひ出の苦くも甘き秋の宵 近藤 遼 〇靖舎 誠山 貞雄  
3 彼岸花黄泉の血潮の余り物 近藤 遼 怜弥 小夜子 如月  
3 月代や御霊の眠る金色堂 岩永靖舎 〇弘香 喜世子 貞雄  
3 この丘を上がれば秋の日本海 神田小夜子 香葉 誠山 隆  
3 秋高しノーベル賞のT細胞 田伏博子 一美  水貴  小夜子  
2 自転車の荷台の仔犬秋桜 まつのたく 〇博子 喜世子   
2 跳ぶを止め石を噛んどる赤トンボ 川南 隆 怜弥 香葉   
2 おお出てる庭の茗荷の三尊像 新田怜弥 〇小夜子 一美   
2 一雨で増ゆる狭庭の茗荷の子 佐藤弘香 怜弥 香葉   
2 七七忌了へて名月迎へけり 小幡喜世子 小夜子 貞雄   
2 蚯蚓鳴く戦後に消ゆる文語体 まつのたく 靖舎 誠山   
2 木犀や卒寿の爺の胸の内 近藤 遼 〇美貴子 喜世子   
2 この月は蛇笏につづき源義忌 相模 創 〇貞雄 弘香   
2 中秋の月の出狂ふ温暖化 田中貞雄 〇水貴 たく   
2 脱穀の飛ぶ籾の下猫潜る 直箟青析 美貴子 如月   
2 待宵の使ひ慣れたる夫婦箸 小幡喜世子 たく 如月   
2 コンビニへ散歩買ひ物それと月 川南 隆 〇怜弥 一美   
2 おんめ様足元灯す彼岸花 水貴 小夜子 如月   
1 マージャン牌積めず指先老いて秋 岩永靖舎 美貴子  
1 長き夜の読経のやうなぼやきかな まつのたく 〇喜世子  
1 線香のけむり寒露や正信偈 小幡喜世子 如月  
1 窓側の席は夫へ秋の旅 内藤美貴子 誠山  
1 日蓮の分骨堂や露時雨 水貴 如月  
1 不忍の池に犇めく破蓮  岩永靖舎 小夜子  
1 仲秋や雲の切れ間を心待ち 巻山香葉 博子  
1 秋の宵詩嚢を肥やすコンサート 尾形誠山 一美  
1 秋空の下の湯けむりおとこ風呂 内藤美貴子 〇誠山  
1 掛合の樹上・地上に残る虫 田中貞雄 〇隆  
1 薄日の位置を正して黄葉せり 相模 創 〇隆  
1 かの辺り在はす無月を拝みたり 近藤 遼 香葉  
1 空を見て人みて秋の五七五 佐藤弘香 隆  
1 焼酎の水割りに四つ切檸檬 如月 隆  
1 擂鉢に胡麻のかをりを立てて寡婦 小幡喜世子 靖舎  
1 猫じゃらし児らに遊ばれ種こぼす 田伏博子 水貴  
1 流れ星いくつか留め樗の実 田中貞雄 博子  
1 敬老日まだこれからとストレッチ 巻山香葉 博子  
1 しなだれて道幅狭め萩の花 内藤美貴子 靖舎  
1 木の実落つ耳に足裏に心地よく 田伏博子 香葉  
1 啄木鳥に聞き耳たててゐる子かな 神田小夜子 喜世子  
1 五年前の日記アプリを繰る夜長 尾形誠山 水貴  
1 念のため羽織るもの持ち扇子持ち 新田怜弥 たく  
1 地の面をころがるやふに秋の蝶 巻山香葉 靖舎  
1 墓守は母の生き甲斐秋彼岸 巻山香葉 たく  

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