| 合点 | 作 品 | 作 者 | 選 者 |
| 7 | 秋雨に供花の色濃き廟所かな | 蔦七重 | ○主宰 青析 俊子 次代 正代 真知子 すゑ子 |
| 7 | 秋寂ぶや万年塔の黙深し | 竹田ひろ子 | 主宰 泰子 俊子 つとむ 綾子 禎子 真知子 |
| 6 | 秋めくや和幡に移る妻の歴 | 高梨真知子 | ○七重 俊子 泰子 綾子 とをる すゑ子 |
| 5 | 謙信公墨痕いまに秋深し | 竹田ひろ子 | 主宰 眞知 ○悠子 ○つとむ 玲華 |
| 5 | 上杉の偉業を繋ぐ墓所の秋 | 吉水悠子 | 眞知 俊子 ○綾子 禎子 とをる |
| 5 | 古池の淵賑やかに花梨の実 | 二丸中眞知 | 主宰 七重 正代 真知子 すゑ子 |
| 5 | 学問の大事を今も新松子 | すずき巴里 | ○眞知 泰子 ひろ子 ○玲華 すゑ子 |
| 4 | 五叉の槍わが身に刺して秋深し | 高梨真知子 | 主宰 ○ひろ子 つとむ 綾子 |
| 4 | ひと雨に変る献立秋夕べ | 佐藤正代 | 主宰 青析 泰子 禎子 |
| 4 | 川跡の残る遺跡や穂絮飛ぶ | 上村泰子 | ○主宰 青析 次代 玲華 |
| 4 | 実漆のひとつながりの雨しづく | 直箟青析 | ○主宰 ○泰子 七重 次代 |
| 4 | 身に入むや愛を真に夫婦墓 | 蔦七重 | 主宰 ○俊子 禎子 正代 |
| 4 | 山脈の競はぬ高さ秋気澄む | すずき巴里 | 青析 ひろ子 ○次代 正代 |
| 3 | 高僧の訓示すがしき大広間 | 加藤けい子 | 主宰 七重 綾子 |
| 3 | 林泉寺集ふ縁や秋の雨 | 佐藤玲華 | 悠子 とをる 真知子 |
| 3 | 天蓋の遺品の衣や秋澄めり | 竹田ひろ子 | 主宰 俊子 ○禎子 |
| 3 | 秋雨のけぶる古刹や花梨の実 | 上村泰子 | 主宰 眞知 悠子 |
| 3 | 色変へぬ松兼続の夫婦墓 | 直箟青析 | 主宰 つとむ とをる |
| 3 | 心柱へもかすがひや堂冷ゆる | 直箟青析 | ○主宰 ○すゑ子 ○正代 |
| 3 | 秋霖や興譲訓のいよ真直ぐ | すずき巴里 | 七重 ひろ子 つとむ |
| 2 | 身に入むや毘沙門天の五叉の剣 | 金子つとむ | 悠子 ひろ子 |
| 2 | 仙洞院の墓を見守る秋なでら | 渡部次代 | 七重 禎子 |
| 2 | 毘沙門天の槍は己を打つ秋時雨 | 渡部次代 | 禎子 ○とをる |
| 2 | 色かえぬ松寺院にて威儀正し | 阿部綾子 | ○主宰 玲華 |
| 2 | 吟行やリュックの底の栗ごはん | 佐藤正代 | 主宰 七重 |
| 2 | あの屋根はたしか甥の家刈田道 | 佐藤正代 | 主宰 泰子 |
| 2 | 雨に打たれ古刹の庭に秋明菊 | あだち禎子 | 俊子 すゑ子 |
| 2 | 秋雨や訪ふ人多き夫婦塚 | 金子つとむ | 綾子 玲華 |
| 2 | すざまじや公の筆勢おなりの間 | 金子つとむ | 次代 正代 |
| 2 | 先人の悲喜交交に秋の寺 | 二丸中眞知 | 悠子 ひろ子 |
| 2 | 秋霖に濡れて静もる林泉寺 | 吉水悠子 | 主宰 次代 |
| 2 | 秋雨にけむる庭園杉木立 | 吉水悠子 | 主宰 泰子 |
| 2 | 古志田の偲ぶ遺跡や秋の雨 | 吉水悠子 | 綾子 玲華 |
| 2 | 祖の在す寺の外れの紫苑かな | 蔦七重 | ○主宰 次代 |
| 2 | 平洲の遺訓かみしむ秋深し | 島津俊子 | つとむ とをる |
| 2 | 折紙の兜の「愛」や秋座敷 | 竹田ひろ子 | 主宰 ○青析 |
| 1 | 鷹山公秋雨けむる林泉寺 | あだち禎子 | 玲華 |
| 1 | 秋寒や案内せかせか林泉寺 | 佐藤正代 | 青析 |
| 1 | 多羅葉に葉書の謂れ秋の雨 | 佐藤正代 | ○真知子 |
| 1 | 新涼や狭庭の隅の屋敷神 | 加藤けい子 | 主宰 |
| 1 | 背を低く合わせ身に入む夫婦墓 | はせべとをる | 真知子 |
| 1 | 伸びゆきし大杉の実は黄に濡れて | はせべとをる | 青析 |
| 1 | 林泉寺苔むす墓に秋時雨 | 高梨真知子 | 眞知 |
| 1 | 墓碑を飛ぶ何を探して秋の蝶 | 高梨真知子 | 主宰 |
| 1 | 林泉寺背高紫苑迎へられ | 佐藤玲華 | 悠子 |
| 1 | 仰ぎ見る禅寺の杉の実たわわ | 阿部綾子 | 眞知 |
| 1 | 上杉の係類の墓秋高し | 渡部次代 | ○主宰 |
| 1 | 校舎移転病棟移転木の実落つ | すずき巴里 | 眞知 |
| 1 | 合掌の心に沁みるおりんの音 | 二丸中眞知 | ひろ子 |
| 1 | 千年の遺跡を流る散り紅葉 | 二丸中眞知 | 主宰 |
| 1 | 苔しのぶ兼続夫婦の林泉寺 | 二丸中眞知 | 悠子 |
| 1 | 秋深く細井平洲深く知る | 吉水悠子 | 正代 |
| 1 | この秋やままに静もる林泉寺 | 蔦七重 | 主宰 |
| 1 | 露にぬれしばし佇む墓の前 | 金子つとむ | 主宰 |
| 1 | 秋時雨兼続支ふる妻の墓 | 渡部次代 | すゑ子 |
| 1 | 秋めくやいにしえ忍ぶ和幡愛 | 片山すゑ子 | 真知子 |
| 句会メモ 今回の鍛錬会は、生憎の雨の中の吟行でしたが、趣のある廟所の散策などと、主宰をはじめ日ごろお会いすることのない句友の皆様方との交流の句会は、楽しく意味深いものがありました。今後ともこのような句会が開かれることを切に願っております。ご参加いただいた皆様、お疲れ様でした。ますますのご活躍をお祈り申し上げます。 追記 この場をお借りして、次回の真ほろば句会のご案内を申し上げます。 日時 11月20日(木)10時 場所 ゑくぼプラザ 兼題は加藤けい子さんで「芋」です。 注)今回は食事会がありますので、時間がいつもと異なります。お間違いないよう、よろしくお願いいたします。 |