No.184
  平成19年5月12日(土)
 吟行先 : 護良親王墓 瑞泉寺
 席題  : みどり(出題者 新江たかさん)
 参加者 : 12名
       俳号変更 村松幹 (新)水貴
 次回 平成19年6月吟行予告
日時  : 6月9日(土) 11時
集合  : 大船駅改札口 集合場所注意のこと
吟行  : 大船観音 フラワーセンター
句会場: 鎌倉大路ビル(046-722-1496)

合点 作      品 作 者 選     者
5 卯の花を眉目と咲かす大やぐら 菅野雅生 主宰 けんじ のぶ子 直枝 ○紀子  
4 めまとひを払ふみどりに染まりつつ 中島宏枝 美智子 雅生 ○よしき たか  
4 上梢(ほずえ)ほど白雲木の花の密 田中貞雄 のぶ子 よしき たか ○水貴  
4 錦屏山行雲低き白雲木 遠藤けんじ 美智子 直枝 花梨 水貴  
4 親王の遺恨を数ふ姫女苑 大西よしき 美智子 ○けんじ 宏枝 雅生  
4 散り敷いてより仰がるる白雲木 中田のぶ子 美智子 ○宏枝 ○直枝 ○花梨  
3 鎌倉蝶親王墓へは紋外す 菅野雅生 宏枝 たか 水貴  
3 小賀玉の芳香を散らす風青し 菅野雅生 美智子 紀子 水貴  
3 名刹の宙の奥行白雲木 中島宏枝 けんじ ○のぶ子 ○雅生  
3 夏うぐひす翠巒いよよ極まれる 鳥居美智子 ○主宰 宏枝 雅生  
3 桐咲けり思い出しては訪ぬ寺 田中貞雄 のぶ子 よしき 花梨  
3 慕ひ咲く御恨墳(みうらみづか)の垣通し 鳥居美智子 主宰 よしき ○たか  
3 万緑の縞の磁気張る錦屏山 田中貞雄 けんじ のぶ子 水貴  
2 庚申塔守る天蓋の白雲木 新江たか ○主宰 美智子  
2 新緑や身体髪膚みどり漬け 遠藤けんじ 主宰 直枝  
2 建武はるかや犬枇杷の実の青し 鳥居美智子 けんじ ○雅生  
2 名士碑は白雲木を仰ぐ位置 菅野雅生 直枝 紀子  
2 黒揚羽白雲木を上へ上へ 遠藤けんじ のぶ子 宏枝  
2 石磴の階上の廟若葉冷え(護良親王墓) 田中貞雄 ○美智子 雅生  
2 江戸小紋幾重を展べて若楓 中島宏枝 けんじ 紀子  
2 蟻一匹五三の桐の門構え 鈴木直枝 主宰 紀子  
2 膝抱いて仰げば蝶の神楽舞 鳥居美智子 宏枝 よしき  
2 風にあるよりどり緑錦屏山 水貴 ○主宰 雅生  
2 山門を匿して余る青葉山 伊藤紀子 主宰 のぶ子  
1 手拭で首捲く女衆寺薄暑 菅野雅生 主宰   
1 花うつぎみどりの谷のさやさやと 上野花梨 けんじ  
1 万緑の墓の眼となる菊の紋 新江たか 宏枝  
1 新緑の明り取りこむ花頭窓 鈴木直枝 たか  
1 薫風の古都に身を置く今日の幸 大西よしき 花梨  
1 木苺の乙女いろ注す二階堂川 中島宏枝 けんじ  
1 ささくれの女の踵若葉光 伊藤紀子 のぶ子  
1 岩庭の夢窓のとんぼ生まるるや 水貴 雅生  
1 貴人墓扉の内の夏落葉 中島宏枝 ○美智子  
1 岩庭や池のやんまのまだ幼な 新江たか 宏枝  
1 鎌倉蝶菊の御門に住みしかな 上野花梨 のぶ子  
1 みどり児の生れし匂いや新樹光 上野花梨 雅生  
1 生れたての蜻蛉のなぞる心字池 中田のぶ子 宏枝  
1 護良王鎌倉蝶は紋所 水貴 主宰  
1 みどり百彩紅葉ヶ谷を網羅する 菅野雅生 花梨  
1 曼荼羅の露草白に紫に 新江たか のぶ子  
1 蟻の道さくら老樹の加療痕 田中貞雄 雅生  
1 虎丈咲く紅一茎の永福寺跡 伊藤紀子 主宰  
1 親王墓姫の守るや姫女苑 鈴木直枝 けんじ  
1 盛り過ぐ白藤棚の葉の驕り 新江たか ○けんじ  
1 夏うぐいす思いの丈を岩庭に 中田のぶ子 けんじ  
1 天に向き皮捨てはじむ今年竹 上野花梨 美智子  
1 葉に枝に紛れて白藤のゆかし 中田のぶ子 宏枝  
1 男坂汗美しき時を得て 鈴木直枝 美智子