No.185
日時 : 平成19年6月9日(土)
吟行先 : 大船観音 大巧寺 席題 : 「人」出題者 佐藤満智子さん 参加者 : 19名 初参加 川村文英さん 俳号変更 中島宏枝 (新) 中島讃良 |
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合点 | 作 品 | 作 者 | 選 者 |
10 | 髻も白衣もけがれなき入梅 | 田中貞雄 | 美智子 ○讃良 のぶ子 克美 ○久美 ○よしき 直枝 花梨 ○満智子 文英 |
7 | 夏蝶や南無奉納の旗千本 | 佐藤満智子 | ○主宰 けんじ ○のぶ子 一美 たか 克美 紀子 |
5 | 白衣観音赤芽柏の花こぞる | 鳥居美智子 | 主宰 けんじ 讃良 よしき たか |
5 | 燃ゆるもの原爆の火と花石榴 | 田中一美 | 美智子 のぶ子 東子 克美 満智子 |
4 | 観音の背よりはみ出す梅雨の雲 | 伊藤紀子 | 美智子 けんじ 讃良 花梨 |
4 | 夏の川人の臭の濁りあり | 田中一美 | のぶ子 讃良 満智子 文英 |
3 | 足下に呼ばるる気配八重十薬 | 川上久美 | のぶ子 一美 紀子 |
3 | 御仏は美女の面差し七変化 | 田中一美 | 美智子 のぶ子 克美 |
3 | 愛別は人にこそあれ釣忍 | 鳥居美智子 | 讃良 久美 よしき |
3 | 孔雀さぼてん久保山愛吉氏を悼む | 鳥居美智子 | 主宰 ○のぶ子 東子 |
3 | 人声に和す鐘の音や花柘榴 | 新江たか | 美智子 東子 紀子 |
3 | 被爆石夏蝶発たせ観世音 | 吉田克美 | 主宰 讃良 ○直枝 |
3 | 人はみな慈悲に縋りて汗流す (大船観音) | 大西よしき | ○東子 一美 花梨 |
3 | 香煙と花椎にむせ観世音 | 川上久美 | のぶ子 東子 直枝 |
3 | 藤棚昏み梅雨の予兆の風渡る | 川上久美 | 美智子 けんじ たか |
3 | 観音の鐘の余韻や梅雨きざす | 福島しげ子 | 美智子 けんじ 直枝 |
3 | 八重どくだみ多産を願ふおんめさま | 中田のぶ子 | ○主宰 けんじ 文英 |
3 | 瓔珞のやはらかな影椎若葉 | 中島讃良 | 主宰 けんじ よしき |
3 | 観音の揺らす衣の襞青葉風 | 伊藤紀子 | けんじ 讃良 満智子 |
2 | 観音の膝下桜が実を零す | 遠藤けんじ | 主宰 ○美智子 |
2 | 観音の見返り美人椎の花 | 吉田克美 | ○主宰 満智子 |
2 | 露座仏の巨体の背後梅雨兆す | 田中一美 | のぶ子 花梨 |
2 | 鐘楼の浮き立つばかり青嵐 | 川上久美 | 美智子 讃良 |
2 | 胎内に白百合を籠む観世音 | 中田のぶ子 | けんじ ○花梨 |
2 | 観音の背ナの広さや白い夏 | 舩山東子 | けんじ 讃良 |
2 | 観音の天衣靡かす椎の花 | 田中貞雄 | 美智子 けんじ |
2 | 観音の胎内を出て椎匂ふ | 川村文英 | 美智子 けんじ |
2 | 慰霊碑や青さの残る夏落葉 | 舩山東子 | 久美 ○たか |
2 | 胎内より出るも未浄化つつじ濃し | 新江たか | ○克美 ○紀子 |
1 | 芳香剤観音様は椎の花 | 吉田克美 | 主宰 |
1 | 白清し六月花嫁(ジューンブライド)ごと観音像 | 菅野雅生 | けんじ |
1 | 吹き上ぐる若葉の風に気の満てる | 福島しげ子 | 東子 |
1 | 六月や観音にわれ背伸びせり | 舩山東子 | 主宰 |
1 | 梅雨雲を誘ひて梅花空木咲く | 遠藤けんじ | よしき |
1 | 磴をゆく蟻の早足雨ポツリ | 佐藤満智子 | 直枝 |
1 | 観音の掌の内夏人と横須賀線 | 菅野雅生 | ○東子 |
1 | 黒南風や観音の眼いよ細し | 大西よしき | 東子 |
1 | 街騒吹くあかめか゛しわの花盛る | 田中一美 | 東子 |
1 | 新人と紹介さるる青嵐 | 川村文英 | ○美智子 |
1 | 観世音仰ぐ男の夏帽子 | 佐藤満智子 | 美智子 |
1 | 観音様万緑の海見降ろして | 水貴 | ○讃良 |
1 | 竹皮を脱ぎ散らしをり参拝路 | 川村文英 | のぶ子 |
1 | 陽の色に染まり出したる豊後梅 | 中田のぶ子 | 東子 |
1 | 古竹を左右に倒し今年竹 | 菅野雅生 | ○文英 |
1 | 本堂の上座のひかり八重十薬 | 上野花梨 | 主宰 |
1 | 大船観音いよいよ白し青葉かな | 舩山東子 | 美智子 |
1 | 俗人にしたき観音午睡の夢 | 田中貞雄 | 讃良 |
1 | 葉ざくらや連理の石に影おとす | 鈴木直枝 | 美智子 |
1 | 白十薬侍して慰霊碑火の絶えぬ | 伊藤紀子 | 東子 |
1 | オクナの実安産祈願増やしたる | 上野花梨 | 紀子 |
1 | 万緑や呼吸深々と観音像 | 上野花梨 | 東子 |
1 | 鐘涼し女人の黙す美観音 | 上野花梨 | たか |
1 | 夫唱婦随産土に添ひ四葩咲く | 大西よしき | 一美 |
1 | 白南風や観音様の肩ゆるり | 水貴 | 東子 |
1 | 木下闇切り開きたる五輪塔 | 鈴木直枝 | 久美 |
1 | 鐘楼の木組み涼しき観音寺 | 鈴木直枝 | 美智子 |
1 | 電車音遠し観音万緑裡 | 新江たか | 文英 |
1 | 目瞑りてアガパンサスの夢醒めず | 大西よしき | ○けんじ |
1 | 青葉若葉秘仏の堂へ蟹登り | 鳥居美智子 | 東子 |
1 | 観音の間道泰山木の花 | 菅野雅生 | 東子 |
1 | しづやかに八重どくだみや寺を統ぶ | 中島讃良 | 久美 |
1 | 万緑を光背として観世音 | 川村文英 | ○美智子 |
1 | 赤芽柏天に媚びをり上向きて | 大西よしき | けんじ |
1 | 参道の急磴大蟻の道連れ | 中田のぶ子 | ○一美 |