No.186
 日時  : 平成19年7月14日(土)
 吟行先 : 円覚寺
 席題  : 「石」出題者 鈴木直枝さん
 参加者 : 12名(大雨決行)
 次回 平成19年8月吟行予告
日時  : 8月11日(土) 
集合  : JR鎌倉駅西口改札口 11時
吟行  : 比企ヶ谷周辺
句会場: 鎌倉大路ビル(046-722-1496)

合点 作      品 作 者 選     者
7 万緑の懐に舎利殿を置く 中田のぶ子 主宰 けんじ 鷹乃 讃良 直枝 満智子 紀子  
4 柏槙の疵疼くらむ梅雨しとど 鈴木直枝 主宰 のぶ子 讃良 よしき  
4 青梅雨の鍵盤にして石だたみ 水貴 主宰 ○けんじ 讃良 雅生  
4 紫陽花の剪られて雨の石畳 中田のぶ子 けんじ 讃良 ○雅生 直枝  
3 学僧の鼻緒をぬらす送り梅雨 中島讃良 けんじ ○鷹乃 雅生  
3 射干の炎えて句作を煽らるる 福島しげ子 けんじ のぶ子 讃良  
3 射干や多羅葉に記す雨三筋 中島讃良 雅生 よしき 紀子  
3 梅苔の緑青蘇(かえ)る半夏雨 田中貞雄 ○けんじ ○のぶ子 直枝  
3 黴臭き選仏場に地蔵の手 あかさか鷹乃 讃良 雅生 ○紀子 
3 荒梅雨や粽柱は侵さずに 菅野雅生 鷹乃 のぶ子 よしき  
3 御霊屋の木の香新し男梅雨 鈴木直枝 けんじ のぶ子 雅生  
3 多羅葉の茂りに任す恋の文 鈴木直枝 けんじ 鷹乃 ○讃良  
2 座禅堂森閑として梅雨の中 遠藤けんじ 讃良 雅生  
2 梅雨滴四方に垂らして大伽藍 遠藤けんじ 讃良 雅生  
2 紫陽花の剪定七色失せぬ間に 遠藤けんじ 主宰 のぶ子  
2 仏殿の深廂借る青しぐれ 中田のぶ子 主宰 讃良   
2 萬緑の雨も良きかな円覚寺 福島しげ子 主宰 雅生  
2 夏萩の零さぬ雨滴水晶玉 あかさか鷹乃 けんじ ○のぶ子  
2 しとど濡れ泰山木の憂かな 福島しげ子 鷹乃 紀子  
2 石を打つ深庇かな男梅雨 鈴木直枝 鷹乃 ○よしき  
1 酔狂かな梅雨土砂降りの寺巡り 田中貞雄 満智子  
1 青しぐれ扇垂木の軒を借る 田中貞雄 のぶ子  
1 柏槙の勢とどめん墜栗花雨(ついりあめ) 菅野雅生 よしき  
1 拝殿を後方にビャクシン梅雨浴びて 大西よしき 直枝  
1 貴石とも白磁の泰山木の花 菅野雅生 ○直枝  
1 草かげに夏蝶一つ吾も独り 福島しげ子 けんじ  
1 黄梅院石より生るる羊朶青葉 あかさか鷹乃 のぶ子  
1 石段に小流れつくる梅雨の寺 伊藤紀子 主宰  
1 睡蓮の唯我独尊鉢の中 菅野雅生 ○満智子  
1 泰山木の花見納めの佛日庵 田中貞雄 雅生  
1 梅雨穂草取りしきりたる藪茗荷 田中貞雄 鷹乃  
1 梅雨湿り白鹿洞にしかは留守 佐藤満智子 主宰  
1 青梅雨の八方睨みの竜の笑む 水貴 鷹乃  
1 絽の僧衣なびかせて往く石畳 中田のぶ子 主宰  
1 睡蓮の人偲ぶとや色に出づ 鈴木直枝 満智子  
1 雨だれの連弾廂の青嵐 水貴 満智子  
1 射干の唐門に凭り雨宿り 田中貞雄 けんじ  
1 荒梅雨や粒跳ね返る石畳 大西よしき 紀子  
1 雨重りして頭垂る花ダチュラ 中島讃良 鷹乃