No.192
日時  : 平成20年1月12日(土)
吟行先 : 鎌倉八幡宮周辺
席題  : 「音」 出題者 佐藤弘香さん
参加者 : 20名 初参加 永鳥眞弓さん
 次回 平成20年2月吟行予告
日時  : 2月9日(土)

(注) 2月は、吟行なし、句会のみとします。
従って出句大歓迎です。想い出の鎌倉俳句をお待ちしています。どうそ゛、ご参加ください。

句会 : 午後一時から
句会場: 鎌倉大路ビル(046-722-1496)

合点 作      品 作 者 選     者
7 身を窶しをり紅梅に近くゐて 田中貞雄 けんじ ○巴里 のぶ子 讃良 ○東子 ○久美 紀子   
7 松過ぎの音なき靄ひ神の森 遠藤けんじ 主宰 讃良 直枝 ○克美 よしき しげ子 眞弓 
6 寒紅梅浮世絵美人は身を反らす 菅野雅生 けんじ のぶ子 ○讃良 克美 たか 弘香  
6 旗襖音無く旗の触れ合へり 舩山東子 雅生 一美 たか 紀子 ○満智子 文英  
5 寒ぼたん差掛け傘の花魁図 佐藤弘香 けんじ 克美 ○よしき ○しげ子 ○眞弓 
5 咲かされて咲きて凛々しき寒牡丹 遠藤けんじ 讃良 東子 ○久美 直枝 ○文英   
5 菰組と傘組競ふ寒牡丹 大西よしき ○主宰 讃良 ○雅生 直枝 一美  
5 繭玉や都大路の雨しづか すずき巴里 のぶ子 東子 久美 たか 弘香  
5 流鏑馬の蹄の余韻山眠る 佐藤満智子 のぶ子 讃良 東子 ○直枝 よしき  
4 店内の招き猫めく福寿草 伊藤紀子 主宰 のぶ子 ○讃良 雅生  
4 神の池の水照りに開き冬牡丹 遠藤けんじ 巴里 東子 久美 直枝  
4 寒四郎鎌倉盆の彫深き 舩山東子 けんじ ○巴里 のぶ子 ○紀子  
4 シャツターの梅ひらく音捉えたり 舩山東子 主宰 巴里 弘香 眞弓 
4 注連飾四股を踏んだり大銀杏 水貴 けんじ 巴里 雅生 しげ子  
4 社まだ威儀正しをり小正月 大西よしき 巴里 東子 久美 文英  
4 寒の雨客得し車夫の笠の揺れ 新江たか 直枝 よしき しげ子 満智子   
3 咲き競ひ白こそ佳けれ冬牡丹 遠藤けんじ 久美 雅生 しげ子  
3 昇殿を待つ板の間に悴める 中田のぶ子 主宰 たか 満智子  
3 舞殿や楪かざし二歩三歩 水貴 主宰 ○東子 ○直枝  
3 あら玉の四手のひかりや遥拝所 中島讃良 久美 雅生 ○弘香  
3 どんど組む真中青竹匂ひ立つ すずき巴里 主宰 讃良 直枝  
3 寒林の雨突く力竹刀音 田中一美 けんじ 直枝 紀子  
3 菰かぶり添ひ寝したきや寒牡丹 大西よしき ○巴里 雅生 文英  
3 大臣山発の神意の寒の靄 田中貞雄 けんじ のぶ子 ○一美  
3 松過ぎの土のひびきや段葛 中島讃良 ○巴里 東子 雅生  
3 古刹なる銀杏拝みの初詣 伊藤紀子 主宰 久美 直枝   
3 桜冬芽色づく気配段葛 新江たか 主宰 巴里 久美   
3 舞殿をぐるり一周恵方とす 大西よしき ○巴里 雅生 直枝  
3 妖精のひかりのほのと寒ぼたん 中島讃良 けんじ 久美 克美  
2 ゆづり葉の紅枝にこころ寄せ詣づ 田中貞雄 克美 よしき  
2 参拝の音景色かな雪催ひ 中島讃良 巴里 のぶ子  
2 寒雨なり滲みひろごる車夫の裾 伊藤紀子 のぶ子 東子  
2 若宮の大路松古り冬翠 福島しげ子 けんじ 一美  
2 迎春の磴さんざめく傘の波 田中一美 ○のぶ子 文英   
2 風除けの樹々を風打つ寒牡丹 川村文英 東子 久美  
2 餅花の音符奏でる大路雨 伊藤紀子 ○のぶ子 東子  
2 玉砂利の音やはらかし寒の雨 川上久美 ○雅生 ○たか  
2 繭玉の店先暗き古酒屋 新江たか けんじ 讃良   
2 一宮へ長き願かく寒詣 菅野雅生 巴里 東子  
2 初みくじうまく結びてむすび棚 永鳥眞弓 久美 直枝   
2 宮鳩の舞殿に寄る寒の雨 中田のぶ子 久美 弘香  
2 水鳥の白を鏤む神の池 中田のぶ子 巴里 久美  
2 菰口の舞台の上がる寒牡丹 すずき巴里 主宰 雅生  
1 冬牡丹音なき世界に浸りをり 菅野雅生 東子  
1 お手植のぼたんの幼寒の雨 鈴木直枝 巴里  
1 松に添ふ妻の明るき実万両 佐藤弘香 一美  
1 松過ぎや路地の鎌倉コーヒー店 伊藤紀子 雅生  
1 舞殿の朱の雨色雪催 吉田克美 けんじ  
1 初詣太鼓の音にえりただす 永鳥眞弓 雅生  
1 禰宜若き祈祷太鼓や破魔矢受く 新江たか 巴里   
1 寒ぼたんやさしき雨の音もなし 川村文英 雅生  
1 浮寝鴨雨に打たれて色映える 永鳥眞弓 東子   
1 初硯国宝館の浮世絵展 佐藤満智子 直枝  
1 大回廊阿吽の息の凍て付きて 佐藤満智子 けんじ  
1 たらちねの母なる銀杏寒に耐ふ 佐藤弘香 満智子  
1 恥じらいを秘めしうす紅寒牡丹 福島しげ子 ○けんじ  
1 都鳥源平池を統べる声 田中貞雄 眞弓 
1 寒空に巌然と立ち大銀杏 福島しげ子 久美  
1 北風はらむ旗上幟辨財天 鈴木直枝 主宰  
1 八幡宮楪くるくる傘となる 水貴 東子  
1 譲葉の扇開きの葉柄紅 菅野雅生 主宰  
1 源氏池音叉の揺らす都鳥 佐藤弘香 主宰  
1 神光の紅や万両雨に俯す 田中一美 けんじ  
1 朱と金と緑の淑気八幡宮 中田のぶ子 けんじ  
1 大太鼓の決意うながす初詣 中田のぶ子 眞弓 
1 都鳥カメラ眼線に餌を誘ふ 菅野雅生 主宰  
1 大吉や人の少なき初詣 水貴 直枝  
1 寒風に耐えておみくじ垣をなす 川上久美 讃良  
1 音無しの絵馬の数かな初詣 鈴木直枝 紀子  
1 銀鼠の雨吸う生きや寒牡丹 田中一美 主宰   
1 喧噪を逃れて独り寒紅梅 川上久美 満智子