No.192
日時 : 平成20年1月12日(土)
吟行先 : 鎌倉八幡宮周辺 席題 : 「音」 出題者 佐藤弘香さん 参加者 : 20名 初参加 永鳥眞弓さん |
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合点 | 作 品 | 作 者 | 選 者 |
7 | 身を窶しをり紅梅に近くゐて | 田中貞雄 | けんじ ○巴里 のぶ子 讃良 ○東子 ○久美 紀子 |
7 | 松過ぎの音なき靄ひ神の森 | 遠藤けんじ | 主宰 讃良 直枝 ○克美 よしき しげ子 眞弓 |
6 | 寒紅梅浮世絵美人は身を反らす | 菅野雅生 | けんじ のぶ子 ○讃良 克美 たか 弘香 |
6 | 旗襖音無く旗の触れ合へり | 舩山東子 | 雅生 一美 たか 紀子 ○満智子 文英 |
5 | 寒ぼたん差掛け傘の花魁図 | 佐藤弘香 | けんじ 克美 ○よしき ○しげ子 ○眞弓 |
5 | 咲かされて咲きて凛々しき寒牡丹 | 遠藤けんじ | 讃良 東子 ○久美 直枝 ○文英 |
5 | 菰組と傘組競ふ寒牡丹 | 大西よしき | ○主宰 讃良 ○雅生 直枝 一美 |
5 | 繭玉や都大路の雨しづか | すずき巴里 | のぶ子 東子 久美 たか 弘香 |
5 | 流鏑馬の蹄の余韻山眠る | 佐藤満智子 | のぶ子 讃良 東子 ○直枝 よしき |
4 | 店内の招き猫めく福寿草 | 伊藤紀子 | 主宰 のぶ子 ○讃良 雅生 |
4 | 神の池の水照りに開き冬牡丹 | 遠藤けんじ | 巴里 東子 久美 直枝 |
4 | 寒四郎鎌倉盆の彫深き | 舩山東子 | けんじ ○巴里 のぶ子 ○紀子 |
4 | シャツターの梅ひらく音捉えたり | 舩山東子 | 主宰 巴里 弘香 眞弓 |
4 | 注連飾四股を踏んだり大銀杏 | 水貴 | けんじ 巴里 雅生 しげ子 |
4 | 社まだ威儀正しをり小正月 | 大西よしき | 巴里 東子 久美 文英 |
4 | 寒の雨客得し車夫の笠の揺れ | 新江たか | 直枝 よしき しげ子 満智子 |
3 | 咲き競ひ白こそ佳けれ冬牡丹 | 遠藤けんじ | 久美 雅生 しげ子 |
3 | 昇殿を待つ板の間に悴める | 中田のぶ子 | 主宰 たか 満智子 |
3 | 舞殿や楪かざし二歩三歩 | 水貴 | 主宰 ○東子 ○直枝 |
3 | あら玉の四手のひかりや遥拝所 | 中島讃良 | 久美 雅生 ○弘香 |
3 | どんど組む真中青竹匂ひ立つ | すずき巴里 | 主宰 讃良 直枝 |
3 | 寒林の雨突く力竹刀音 | 田中一美 | けんじ 直枝 紀子 |
3 | 菰かぶり添ひ寝したきや寒牡丹 | 大西よしき | ○巴里 雅生 文英 |
3 | 大臣山発の神意の寒の靄 | 田中貞雄 | けんじ のぶ子 ○一美 |
3 | 松過ぎの土のひびきや段葛 | 中島讃良 | ○巴里 東子 雅生 |
3 | 古刹なる銀杏拝みの初詣 | 伊藤紀子 | 主宰 久美 直枝 |
3 | 桜冬芽色づく気配段葛 | 新江たか | 主宰 巴里 久美 |
3 | 舞殿をぐるり一周恵方とす | 大西よしき | ○巴里 雅生 直枝 |
3 | 妖精のひかりのほのと寒ぼたん | 中島讃良 | けんじ 久美 克美 |
2 | ゆづり葉の紅枝にこころ寄せ詣づ | 田中貞雄 | 克美 よしき |
2 | 参拝の音景色かな雪催ひ | 中島讃良 | 巴里 のぶ子 |
2 | 寒雨なり滲みひろごる車夫の裾 | 伊藤紀子 | のぶ子 東子 |
2 | 若宮の大路松古り冬翠 | 福島しげ子 | けんじ 一美 |
2 | 迎春の磴さんざめく傘の波 | 田中一美 | ○のぶ子 文英 |
2 | 風除けの樹々を風打つ寒牡丹 | 川村文英 | 東子 久美 |
2 | 餅花の音符奏でる大路雨 | 伊藤紀子 | ○のぶ子 東子 |
2 | 玉砂利の音やはらかし寒の雨 | 川上久美 | ○雅生 ○たか |
2 | 繭玉の店先暗き古酒屋 | 新江たか | けんじ 讃良 |
2 | 一宮へ長き願かく寒詣 | 菅野雅生 | 巴里 東子 |
2 | 初みくじうまく結びてむすび棚 | 永鳥眞弓 | 久美 直枝 |
2 | 宮鳩の舞殿に寄る寒の雨 | 中田のぶ子 | 久美 弘香 |
2 | 水鳥の白を鏤む神の池 | 中田のぶ子 | 巴里 久美 |
2 | 菰口の舞台の上がる寒牡丹 | すずき巴里 | 主宰 雅生 |
1 | 冬牡丹音なき世界に浸りをり | 菅野雅生 | 東子 |
1 | お手植のぼたんの幼寒の雨 | 鈴木直枝 | 巴里 |
1 | 松に添ふ妻の明るき実万両 | 佐藤弘香 | 一美 |
1 | 松過ぎや路地の鎌倉コーヒー店 | 伊藤紀子 | 雅生 |
1 | 舞殿の朱の雨色雪催 | 吉田克美 | けんじ |
1 | 初詣太鼓の音にえりただす | 永鳥眞弓 | 雅生 |
1 | 禰宜若き祈祷太鼓や破魔矢受く | 新江たか | 巴里 |
1 | 寒ぼたんやさしき雨の音もなし | 川村文英 | 雅生 |
1 | 浮寝鴨雨に打たれて色映える | 永鳥眞弓 | 東子 |
1 | 初硯国宝館の浮世絵展 | 佐藤満智子 | 直枝 |
1 | 大回廊阿吽の息の凍て付きて | 佐藤満智子 | けんじ |
1 | たらちねの母なる銀杏寒に耐ふ | 佐藤弘香 | 満智子 |
1 | 恥じらいを秘めしうす紅寒牡丹 | 福島しげ子 | ○けんじ |
1 | 都鳥源平池を統べる声 | 田中貞雄 | 眞弓 |
1 | 寒空に巌然と立ち大銀杏 | 福島しげ子 | 久美 |
1 | 北風はらむ旗上幟辨財天 | 鈴木直枝 | 主宰 |
1 | 八幡宮楪くるくる傘となる | 水貴 | 東子 |
1 | 譲葉の扇開きの葉柄紅 | 菅野雅生 | 主宰 |
1 | 源氏池音叉の揺らす都鳥 | 佐藤弘香 | 主宰 |
1 | 神光の紅や万両雨に俯す | 田中一美 | けんじ |
1 | 朱と金と緑の淑気八幡宮 | 中田のぶ子 | けんじ |
1 | 大太鼓の決意うながす初詣 | 中田のぶ子 | 眞弓 |
1 | 都鳥カメラ眼線に餌を誘ふ | 菅野雅生 | 主宰 |
1 | 大吉や人の少なき初詣 | 水貴 | 直枝 |
1 | 寒風に耐えておみくじ垣をなす | 川上久美 | 讃良 |
1 | 音無しの絵馬の数かな初詣 | 鈴木直枝 | 紀子 |
1 | 銀鼠の雨吸う生きや寒牡丹 | 田中一美 | 主宰 |
1 | 喧噪を逃れて独り寒紅梅 | 川上久美 | 満智子 |