No.194
日時  : 平成20年3月8日(土)
吟行先 : 瑞泉寺、頼朝の墓他
参加者 : 16名
席題  : 「里」 出題者 すずき巴里さん
 次回 平成20年4月吟行予告
日時  : 4月12日(土)
集合  : JR鎌倉駅西口改札口
吟行  : 長谷周辺 光則寺 長谷観音 大佛 など
句会場: 鎌倉大路ビル(046-722-1496)

合点 作      品 作 者 選     者
8 持仏堂の暗みにかなふ黒椿 中島讃良 ふみを けんじ 巴里 のぶ子 雅生 直枝 紀子 正夫  
5 まんさくのさしのべてゐる宴かな 熊谷ふみを 主宰 ○巴里 雅生 直枝 ○正夫  
5 芽辛夷の全枝が廻り出す山日 田中貞雄 けんじ ○巴里 のぶ子 雅生 直枝  
5 里人の顔にて梅の切符きる 中島讃良 ふみを 東子 雅生 弘香 紀子  
5 毛ごろものほほけし日和猫柳 佐藤弘香 主宰 ○ふみを けんじ 巴里 ○讃良  
5 老木の梅の履歴書瑞泉寺 入江節子 主宰 けんじ ○のぶ子 讃良 雅生   
4 どこも苦を諾うてをり花あせび 中田のぶ子 主宰 ○雅生 直枝 弘香  
4 墓詣づ源氏贔屓の東風吹けり 大西よしき 讃良 雅生 弘香 ○紀子   
4 うららうらら荏柄天神素通りす 舩山東子 けんじ ○のぶ子 ○雅生 文英  
4 猫柳盛りを過ぎて婆娑羅咲き 田中貞雄 ふみを 讃良 雅生 よしき   
3 春の寺施肥の穴掘る五・六人 川村文英 主宰 ふみを 巴里  
3 野梅の香通玄橋を渡りけり 田中貞雄 ふみを 東子 雅生   
3 地蔵堂の脇のおしゃべり楓の芽 中田のぶ子 ○けんじ 讃良 節子  
3 あぢさゐの節の新芽の一里塚 熊谷ふみを 讃良 ○弘香 文英  
3 鎌倉武士のいつかきた道芽吹き道 入江節子 けんじ 巴里 東子   
3 はるかより見ゆまんさくを目指しけり 川村文英 ふみを 巴里 直枝  
3 陽光燦燦紅白梅に黄梅に 遠藤けんじ ○主宰 巴里 東子  
3 梅林を巡れば兆す里ごころ 遠藤けんじ のぶ子 直枝 よしき  
3 谷の日を輪郭とせり辛夷の芽 中田のぶ子 けんじ 巴里 ○よしき  
3 藪つばき石に刻みる死生感 中田のぶ子 主宰 けんじ ○讃良    
2 一枚を着るか脱ぐかと春の塵 水貴 節子 ○文英   
2 平山邸春三月のただずまい 舩山東子 巴里 よしき  
2 猫無事に戻りしてふビラ草萌ゆる 川村文英 のぶ子 正夫  
2 黄色射す空の稲穂よまんさくは 大西よしき 雅生 ○節子  
2 ふらここや法華堂まで声飛ばす 佐藤弘香 ふみを 東子  
2 梅真白さぞや光圀里ごころ 大西よしき ○けんじ 直枝    
2 履歴書の顔して梅の下に立つ 遠藤けんじ ふみを 弘香  
2 まんさくの遠目黄がすみ瑞泉寺 菅野雅生 主宰 節子   
2 西御門東御門や梅の里 中田のぶ子 巴里 ○東子  
2 鶺鴒の影よく動く水ぬるむ 鈴木直枝 けんじ 東子  
2 わが為に一花残せり冬桜 遠藤けんじ のぶ子 直枝  
1 つくばいに落ちる春水石佛 小谷正夫 東子  
1 白梅や秘すればなおの品のあり 伊藤紀子 正夫  
1 春愁渡れぬ橋の丸き影 鈴木直枝 ○東子  
1 里庭の固まり咲きの福寿草 舩山東子 巴里    
1 白梅へ声高にくる日本語 熊谷ふみを 東子    
1 金色の風を孕みし竹の秋 佐藤弘香 讃良  
1 花の寺いよよ佐保姫舞ひ始む 大西よしき 讃良  
1 白梅の此所に極まる瑞泉寺 田中貞雄 巴里   
1 ふくいくと弥生の通る女坂 すずき巴里 よしき  
1 いぬふぐり夢窓国師の庭に咲く 川村文英 紀子  
1 瑞泉寺古木凛凛しき梅の里 佐藤弘香 紀子  
1 黄梅や夢窓国師の像やさし 菅野雅生 巴里  
1 春うららゆうらり揺れる竹の叢 小谷正夫 文英   
1 岩庭の虚空を飛んで春の鳥 中島讃良 文英  
1 白梅の里の守りの宝珠かな 水貴 ○主宰  
1 猫車入れて閉ざす結界春の寺 熊谷ふみを のぶ子  
1 瑞泉寺の香ののぼりつめ里長閑 すずき巴里 東子    
1 水煙を映すやぐらの落椿 入江節子 直枝    
1 死をいとひ生をもおそれ梅に生く 遠藤けんじ 正夫  
1 庭普請山落椿残し置く 菅野雅生 ○直枝  
1 藪椿入水うながす山の風 熊谷ふみを のぶ子  
1 黄梅や夢窓国師の開く里 入江節子 東子  
1 死をいとひ生をもをそれ落椿 伊藤紀子 のぶ子  
1 茎立ちや枯山水の砂被り 田中貞雄 東子  
1 錦屏山里の目標(めじるし)こぶし咲く 菅野雅生 主宰  
1 鐘楼の屋根塵泥と落椿 中島讃良 東子   
1 まんさくは錦屏山の顔なりぬ 大西よしき ○巴里   
1 白旗のいよいよ白し風光る 舩山東子 節子  
1 身籠りの遠き目覚めの辛夷かな すずき巴里 けんじ  
1 三月の鎌倉晴れの宮参り すずき巴里 ふみを