No.194
日時 : 平成20年3月8日(土)
吟行先 : 瑞泉寺、頼朝の墓他 参加者 : 16名 席題 : 「里」 出題者 すずき巴里さん |
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合点 | 作 品 | 作 者 | 選 者 |
8 | 持仏堂の暗みにかなふ黒椿 | 中島讃良 | ふみを けんじ 巴里 のぶ子 雅生 直枝 紀子 正夫 |
5 | まんさくのさしのべてゐる宴かな | 熊谷ふみを | 主宰 ○巴里 雅生 直枝 ○正夫 |
5 | 芽辛夷の全枝が廻り出す山日 | 田中貞雄 | けんじ ○巴里 のぶ子 雅生 直枝 |
5 | 里人の顔にて梅の切符きる | 中島讃良 | ふみを 東子 雅生 弘香 紀子 |
5 | 毛ごろものほほけし日和猫柳 | 佐藤弘香 | 主宰 ○ふみを けんじ 巴里 ○讃良 |
5 | 老木の梅の履歴書瑞泉寺 | 入江節子 | 主宰 けんじ ○のぶ子 讃良 雅生 |
4 | どこも苦を諾うてをり花あせび | 中田のぶ子 | 主宰 ○雅生 直枝 弘香 |
4 | 墓詣づ源氏贔屓の東風吹けり | 大西よしき | 讃良 雅生 弘香 ○紀子 |
4 | うららうらら荏柄天神素通りす | 舩山東子 | けんじ ○のぶ子 ○雅生 文英 |
4 | 猫柳盛りを過ぎて婆娑羅咲き | 田中貞雄 | ふみを 讃良 雅生 よしき |
3 | 春の寺施肥の穴掘る五・六人 | 川村文英 | 主宰 ふみを 巴里 |
3 | 野梅の香通玄橋を渡りけり | 田中貞雄 | ふみを 東子 雅生 |
3 | 地蔵堂の脇のおしゃべり楓の芽 | 中田のぶ子 | ○けんじ 讃良 節子 |
3 | あぢさゐの節の新芽の一里塚 | 熊谷ふみを | 讃良 ○弘香 文英 |
3 | 鎌倉武士のいつかきた道芽吹き道 | 入江節子 | けんじ 巴里 東子 |
3 | はるかより見ゆまんさくを目指しけり | 川村文英 | ふみを 巴里 直枝 |
3 | 陽光燦燦紅白梅に黄梅に | 遠藤けんじ | ○主宰 巴里 東子 |
3 | 梅林を巡れば兆す里ごころ | 遠藤けんじ | のぶ子 直枝 よしき |
3 | 谷の日を輪郭とせり辛夷の芽 | 中田のぶ子 | けんじ 巴里 ○よしき |
3 | 藪つばき石に刻みる死生感 | 中田のぶ子 | 主宰 けんじ ○讃良 |
2 | 一枚を着るか脱ぐかと春の塵 | 水貴 | 節子 ○文英 |
2 | 平山邸春三月のただずまい | 舩山東子 | 巴里 よしき |
2 | 猫無事に戻りしてふビラ草萌ゆる | 川村文英 | のぶ子 正夫 |
2 | 黄色射す空の稲穂よまんさくは | 大西よしき | 雅生 ○節子 |
2 | ふらここや法華堂まで声飛ばす | 佐藤弘香 | ふみを 東子 |
2 | 梅真白さぞや光圀里ごころ | 大西よしき | ○けんじ 直枝 |
2 | 履歴書の顔して梅の下に立つ | 遠藤けんじ | ふみを 弘香 |
2 | まんさくの遠目黄がすみ瑞泉寺 | 菅野雅生 | 主宰 節子 |
2 | 西御門東御門や梅の里 | 中田のぶ子 | 巴里 ○東子 |
2 | 鶺鴒の影よく動く水ぬるむ | 鈴木直枝 | けんじ 東子 |
2 | わが為に一花残せり冬桜 | 遠藤けんじ | のぶ子 直枝 |
1 | つくばいに落ちる春水石佛 | 小谷正夫 | 東子 |
1 | 白梅や秘すればなおの品のあり | 伊藤紀子 | 正夫 |
1 | 春愁渡れぬ橋の丸き影 | 鈴木直枝 | ○東子 |
1 | 里庭の固まり咲きの福寿草 | 舩山東子 | 巴里 |
1 | 白梅へ声高にくる日本語 | 熊谷ふみを | 東子 |
1 | 金色の風を孕みし竹の秋 | 佐藤弘香 | 讃良 |
1 | 花の寺いよよ佐保姫舞ひ始む | 大西よしき | 讃良 |
1 | 白梅の此所に極まる瑞泉寺 | 田中貞雄 | 巴里 |
1 | ふくいくと弥生の通る女坂 | すずき巴里 | よしき |
1 | いぬふぐり夢窓国師の庭に咲く | 川村文英 | 紀子 |
1 | 瑞泉寺古木凛凛しき梅の里 | 佐藤弘香 | 紀子 |
1 | 黄梅や夢窓国師の像やさし | 菅野雅生 | 巴里 |
1 | 春うららゆうらり揺れる竹の叢 | 小谷正夫 | 文英 |
1 | 岩庭の虚空を飛んで春の鳥 | 中島讃良 | 文英 |
1 | 白梅の里の守りの宝珠かな | 水貴 | ○主宰 |
1 | 猫車入れて閉ざす結界春の寺 | 熊谷ふみを | のぶ子 |
1 | 瑞泉寺の香ののぼりつめ里長閑 | すずき巴里 | 東子 |
1 | 水煙を映すやぐらの落椿 | 入江節子 | 直枝 |
1 | 死をいとひ生をもおそれ梅に生く | 遠藤けんじ | 正夫 |
1 | 庭普請山落椿残し置く | 菅野雅生 | ○直枝 |
1 | 藪椿入水うながす山の風 | 熊谷ふみを | のぶ子 |
1 | 黄梅や夢窓国師の開く里 | 入江節子 | 東子 |
1 | 死をいとひ生をもをそれ落椿 | 伊藤紀子 | のぶ子 |
1 | 茎立ちや枯山水の砂被り | 田中貞雄 | 東子 |
1 | 錦屏山里の目標(めじるし)こぶし咲く | 菅野雅生 | 主宰 |
1 | 鐘楼の屋根塵泥と落椿 | 中島讃良 | 東子 |
1 | まんさくは錦屏山の顔なりぬ | 大西よしき | ○巴里 |
1 | 白旗のいよいよ白し風光る | 舩山東子 | 節子 |
1 | 身籠りの遠き目覚めの辛夷かな | すずき巴里 | けんじ |
1 | 三月の鎌倉晴れの宮参り | すずき巴里 | ふみを |