No.200

日時  : 平成20年9月13日(土)
吟行先 : 吟行なし 句会のみ
参加者 : 14名
席題  : 「水」 出題者 吉田克美さん
 次回 平成20年10月吟行予告

日時  : 10月11日(土) 10時30分
集合  : JR逗子駅改札口 集合時間注意
吟行  : 逗子海岸周辺   
句会場: 鎌倉大路ビル(046-722-1496)

合点 作      品 作 者 選     者
4 無患子(むく)零れまづ蝉穴を補へり 田中貞雄 讃良 雅生 直枝 一美    
4 初秋の水たっぷりと銭洗ふ 福島しげ子 けんじ 讃良 雅生 文英  
4 秋大祭流鏑馬道の用意砂 中島讃良 直枝 ○よしき たか しげ子  
4 水琴窟新涼の気を短音に 菅野雅生 けんじ 讃良 直枝 文英  
3 水澄むや素性は花鳥諷詠派 田中貞雄 けんじ たか ○しげ子  
3 安産の寺や式部の実のたわわ 新江たか 主宰 けんじ 雅生  
3 大通り抜けて九月の風の辻 中島讃良 ○克美 文英 しげ子  
3 東司へと短かき磴や杜鵑草 菅野雅生 けんじ 讃良 よしき   
3 爽籟の発ちゆくところ水琴窟 田中一美 主宰 讃良 直枝  
3 火の見櫓赤く塗られての野分立つ 舩山東子 ○雅生 よしき ○水貴  
2 秋色のひとり歩きや風の蝶 入江節子 直枝 よしき  
2 萩寺のゆづり会ふ径萩の道 中島讃良 ○主宰 けんじ  
2 鰻重の蓋の雫や天高し 鈴木直枝 主宰 一美  
2 源氏池水面覆ひし蓮は実に 福島しげ子 たか 文英  
2 碑なきゆきあい橋の蛍草 菅野雅生 主宰 よしき  
2 肉食の虫の奏でる寺の町 入江節子 雅生 ○文英  
2 ブラウスのラメ光り出す月の道 川村文英 一美 たか  
2 三日月の出てゐる海の大夕焼 遠藤けんじ 讃良 雅生   
2 つく法師鳴きたる樹よりすずめ降る 中島讃良 けんじ 水貴  
2 掃いてよし掃かぬもよしと萩の花 水貴 ○主宰 けんじ  
2 紅白の水引き占いおんめ様 水貴 讃良 雅生  
2 秋匂ふ風呼ぶ千の二引白旗(にびきばた) 福島しげ子 主宰 直枝  
2 蓮はぐんと背丈を伸ばし実となれり 川村文英 主宰 一美  
2 無患子の実の青き光を撒き放つ 吉田克美 主宰 ○讃良  
2 無患子の透明感を掌 鈴木直枝 けんじ しげ子  
1 さくら紅葉祭り仕度の灯火と 鈴木直枝 主宰  
1 無患子の落実鰐口打ちし数 田中貞雄 ○一美  
1 蓮の実の飛んで流鏑馬の道備ふ 菅野雅生 讃良  
1 百日紅褪めて水琴窟の音 田中貞雄 雅生  
1 つくつくし声の泡粒実無患子 田中一美 けんじ  
1 一筋の一束となる涼新た 入江節子 雅生  
1 地虫鳴く暦は季を裏切らず 大西よしき 主宰  
1 飛びまはる蝶と遊ぶや萩のゆれ 田中一美 克美  
1 おとといの夢の絡みて曼珠沙華 水貴 けんじ  
1 無患子寺と呼んで欲しきと無患子散らす 大西よしき しげ子  
1 祭り仕度桜紅葉の梁さやぐ 吉田克美 雅生  
1 昇る日の真正面に九月かな 舩山東子 克美  
1 蓮の葉のふんばり弛ぶ秋の水 中島讃良 ○直枝  
1 さ迷える恋路の蝶や萩の風 鈴木直枝 讃良  
1 高時の郎党の数萩垂るる 菅野雅生 水貴  
1 秋の蝉一期と鳴ける詣で道 福島しげ子 ○たか  
1 蔓花の上澄み遠ちの尾根の道 田中貞雄 ○雅生  
1 ひとは人われは迷わず径や秋 大西よしき けんじ  
1 色鳥の声はね返す水の面 遠藤けんじ 克美  
1 秋気かな水琴窟の音見えて 中島讃良 ○けんじ  
1 秋出水階に恨みのあるごとく 菅野雅生 水貴  
1 銀杏を数多重(あまたへ)沈め水行けり 川村文英 直枝  
1 みむらさき銀座四丁目の宝石店 鈴木直枝 克美  
1 鎌倉や雪花菜(おから)山なす秋の膳 舩山東子 主宰   
1 竹伐りのリズムの軽し谷戸深し 福島しげ子 雅生  
1 空映す池の濁りへ萩こぼる 新江たか 水貴