No.200
日時 : 平成20年9月13日(土)
吟行先 : 吟行なし 句会のみ 参加者 : 14名 席題 : 「水」 出題者 吉田克美さん |
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合点 | 作 品 | 作 者 | 選 者 |
4 | 無患子(むく)零れまづ蝉穴を補へり | 田中貞雄 | 讃良 雅生 直枝 一美 |
4 | 初秋の水たっぷりと銭洗ふ | 福島しげ子 | けんじ 讃良 雅生 文英 |
4 | 秋大祭流鏑馬道の用意砂 | 中島讃良 | 直枝 ○よしき たか しげ子 |
4 | 水琴窟新涼の気を短音に | 菅野雅生 | けんじ 讃良 直枝 文英 |
3 | 水澄むや素性は花鳥諷詠派 | 田中貞雄 | けんじ たか ○しげ子 |
3 | 安産の寺や式部の実のたわわ | 新江たか | 主宰 けんじ 雅生 |
3 | 大通り抜けて九月の風の辻 | 中島讃良 | ○克美 文英 しげ子 |
3 | 東司へと短かき磴や杜鵑草 | 菅野雅生 | けんじ 讃良 よしき |
3 | 爽籟の発ちゆくところ水琴窟 | 田中一美 | 主宰 讃良 直枝 |
3 | 火の見櫓赤く塗られての野分立つ | 舩山東子 | ○雅生 よしき ○水貴 |
2 | 秋色のひとり歩きや風の蝶 | 入江節子 | 直枝 よしき |
2 | 萩寺のゆづり会ふ径萩の道 | 中島讃良 | ○主宰 けんじ |
2 | 鰻重の蓋の雫や天高し | 鈴木直枝 | 主宰 一美 |
2 | 源氏池水面覆ひし蓮は実に | 福島しげ子 | たか 文英 |
2 | 碑なきゆきあい橋の蛍草 | 菅野雅生 | 主宰 よしき |
2 | 肉食の虫の奏でる寺の町 | 入江節子 | 雅生 ○文英 |
2 | ブラウスのラメ光り出す月の道 | 川村文英 | 一美 たか |
2 | 三日月の出てゐる海の大夕焼 | 遠藤けんじ | 讃良 雅生 |
2 | つく法師鳴きたる樹よりすずめ降る | 中島讃良 | けんじ 水貴 |
2 | 掃いてよし掃かぬもよしと萩の花 | 水貴 | ○主宰 けんじ |
2 | 紅白の水引き占いおんめ様 | 水貴 | 讃良 雅生 |
2 | 秋匂ふ風呼ぶ千の二引白旗(にびきばた) | 福島しげ子 | 主宰 直枝 |
2 | 蓮はぐんと背丈を伸ばし実となれり | 川村文英 | 主宰 一美 |
2 | 無患子の実の青き光を撒き放つ | 吉田克美 | 主宰 ○讃良 |
2 | 無患子の透明感を掌 | 鈴木直枝 | けんじ しげ子 |
1 | さくら紅葉祭り仕度の灯火と | 鈴木直枝 | 主宰 |
1 | 無患子の落実鰐口打ちし数 | 田中貞雄 | ○一美 |
1 | 蓮の実の飛んで流鏑馬の道備ふ | 菅野雅生 | 讃良 |
1 | 百日紅褪めて水琴窟の音 | 田中貞雄 | 雅生 |
1 | つくつくし声の泡粒実無患子 | 田中一美 | けんじ |
1 | 一筋の一束となる涼新た | 入江節子 | 雅生 |
1 | 地虫鳴く暦は季を裏切らず | 大西よしき | 主宰 |
1 | 飛びまはる蝶と遊ぶや萩のゆれ | 田中一美 | 克美 |
1 | おとといの夢の絡みて曼珠沙華 | 水貴 | けんじ |
1 | 無患子寺と呼んで欲しきと無患子散らす | 大西よしき | しげ子 |
1 | 祭り仕度桜紅葉の梁さやぐ | 吉田克美 | 雅生 |
1 | 昇る日の真正面に九月かな | 舩山東子 | 克美 |
1 | 蓮の葉のふんばり弛ぶ秋の水 | 中島讃良 | ○直枝 |
1 | さ迷える恋路の蝶や萩の風 | 鈴木直枝 | 讃良 |
1 | 高時の郎党の数萩垂るる | 菅野雅生 | 水貴 |
1 | 秋の蝉一期と鳴ける詣で道 | 福島しげ子 | ○たか |
1 | 蔓花の上澄み遠ちの尾根の道 | 田中貞雄 | ○雅生 |
1 | ひとは人われは迷わず径や秋 | 大西よしき | けんじ |
1 | 色鳥の声はね返す水の面 | 遠藤けんじ | 克美 |
1 | 秋気かな水琴窟の音見えて | 中島讃良 | ○けんじ |
1 | 秋出水階に恨みのあるごとく | 菅野雅生 | 水貴 |
1 | 銀杏を数多重(あまたへ)沈め水行けり | 川村文英 | 直枝 |
1 | みむらさき銀座四丁目の宝石店 | 鈴木直枝 | 克美 |
1 | 鎌倉や雪花菜(おから)山なす秋の膳 | 舩山東子 | 主宰 |
1 | 竹伐りのリズムの軽し谷戸深し | 福島しげ子 | 雅生 |
1 | 空映す池の濁りへ萩こぼる | 新江たか | 水貴 |