No.201

日時  : 平成20年10月11日(土)
吟行先 : 披露山 逗子マリーナ 材木座海岸
       光明寺他
参加者 : 11名
席題  : 「旗、幡」 出題者 新江たかさん
 次回 平成20年11月吟行予告

日時  : 11月8日(土) 11時
集合  : JR鎌倉駅西口改札口
吟行  : 浄妙寺 報国寺方面   
句会場: 鎌倉大路ビル(046-722-1496)

合点 作      品 作 者 選     者
5 山霧や明神幡の一雫 佐藤満智子 主宰 雅生 直枝 ○克美 しげ子   
5 回廊の畳鮮らし十夜寺 中島讃良 主宰 雅生 ○直枝 たか 文英       
4 石庭の海や十夜の闇を待つ 中島讃良 ○主宰 直枝 満智子 しげ子  
4 憲政の神の碑雨の照黄葉 田中貞雄 雅生 直枝 ○よしき しげ子  
4 新しき茣蓙ふみなめす十夜僧 鈴木直枝 ○讃良 よしき 紀子 文英  
4 霧の沖一線上の帆を虹と 吉田克美 主宰 ○讃良 直枝 たか  
3 塀溢るへくそ葛の縺れ枯れ 伊藤紀子 雅生 ○満智子 文英  
3 門前の物乞いの猫十夜寺 伊藤紀子 主宰 讃良 満智子  
3 昼の虫咢堂の碑のしずけさに 鈴木直枝 讃良 ○たか 克美  
3 すがれ虫鳴かせて在す摩利支天 川村文英 讃良 満智子 しげ子  
3 岬の端雫余子の花の煙雨かな 田中貞雄 讃良 雅生 直枝  
3 霧ごめの水平線上帆の競う 鈴木直枝 たか 克美 紀子  
2 御命講明日万端の仕度出来 福島しげ子 主宰 雅生  
2 仏旗上げお十夜仕度整へり 川村文英 主宰 ○雅生  
2 咢堂碑現世を諭し秋時雨 大西よしき 主宰 文英  
2 六十度に構へ跳ぶぞと蓮花托 新江たか よしき ○しげ子  
2 五色旗招く十夜の献茶式 大西よしき 主宰 雅生  
2 紅白の幕張りつめて十夜待つ 大西よしき 主宰 ○紀子  
2 鎌倉は山波優し初もみじ 福島しげ子 雅生 克美   
2 十夜仕度終ふ高楼に五色幡 田中貞雄 よしき 文英  
2 木犀の香や河口洲を波が刷く 田中貞雄 讃良 紀子  
2 十夜準備物焚くけむり山に消ゆ 中島讃良 よしき 紀子  
2 秋潮と日照雨の洗ふ和賀江嶋 菅野雅生 主宰 讃良   
2 十夜寺もの焚く煙垂直に 川村文英 讃良 克美   
2 水引幕の竜の勢ふ十夜寺 新江たか ○主宰 紀子   
2 鎌倉の億の空地の泡立草 菅野雅生 よしき 満智子  
2 鷺の首蓮の花托と呼応せり 菅野雅生 紀子 しげ子  
1 別れ鳥山懐の寺にこそ 鈴木直枝 ○文英  
1 椰子並木蘇鉄並木や秋惜しむ 田中貞雄 たか  
1 金木犀十夜用意の雨煙る 吉田克美 主宰  
1 霧雨やあれは葉山か岩礁か 大西よしき 讃良   
1 うなだるる仏旗や雨の十夜寺 新江たか 直枝  
1 十夜門南無阿弥陀仏と仏旗佇つ 菅野雅生 満智子  
1 足音忙しお十夜仕度の僧数多 川村文英 克美  
1 小魚のよどみに群るる秋湿り 中島讃良 雅生  
1 楡並木秋霖分ける車列かな 吉田克美 主宰   
1 お念仏の寺は親しや秋の雨 川村文英 克美  
1 お十夜の猫は只只餌をねだる 菅野雅生 たか  
1 御十夜の準備か馳る青道心 佐藤満智子 たか  
1 沖隠す靄のふかさの愁思かな 伊藤紀子 しげ子  
1 秋風や旗めく蘇鉄異国めく 鈴木直枝 よしき  
1 お十夜の仕度おさおさ男衆 鈴木直枝 雅生  
1 相模湾利休ねずみに秋の雨 福島しげ子 讃良  
1 尾崎碑や黙祷昼の虫むせぶ 吉田克美 満智子  
1 十三夜月待ってゐる檳瑯樹 田中貞雄 文英  
1 うそ寒や潮目鈍色鴎散らす 福島しげ子 直枝  
1 子別れの鴉の鋭声仏旗ゆれ 伊藤紀子 直枝  
1 曼荼羅へ紅葉あかりや深廂 佐藤満智子 直枝