No.202
日時 : 平成20年11月8日(土)
吟行先 : 旧華頂宮邸 報国寺 杉本寺 参加者 : 13名 席題 : 「時、刻」 出題者 上野かりんさん |
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合点 | 作 品 | 作 者 | 選 者 |
7 | 雨粒も咲いて十月桜かな | 入江節子 | 主宰 讃良 ○雅生 直枝 たか 克美 ○文英 |
5 | 竹の声ふるやしぐれの竹の寺 | 鈴木直枝 | 主宰 讃良 雅生 文英 しげ子 |
4 | 時はいま功臣山の冬ざくら | 大西よしき | ○主宰 ○雅生 かりん 満智子 |
4 | しゃかしゃかと銀杏煎って売られをり | 川村文英 | 讃良 雅生 かりん しげ子 |
4 | 時雨落ちまた小流れの音となる | 入江節子 | ○主宰 直枝 ○紀子 満智子 |
4 | 御詠歌とも鳴ける冬鳥札所寺 | 福島しげ子 | 直枝 克美 紀子 満智子 |
3 | 冷え渡りくる灯明の十一面観音 | 伊藤紀子 | 主宰 讃良 ○たか |
3 | 段葛冬木の景の整へり | 川村文英 | 讃良 かりん しげ子 |
3 | 肌寒や身に纏いつく竹の闇 | 伊藤紀子 | 主宰 節子 しげ子 |
3 | 傘ささぬ小さき男気七五三 | 菅野雅生 | 克美 文英 しげ子 |
3 | 宮邸の閉ざされしまま冬に入る | 上野かりん | 讃良 雅生 よしき |
3 | 一山の背戸の袖垣実千両 | 佐藤満智子 | 主宰 雅生 たか |
3 | 竹庭の静止の刻の小糠雨 | 田中貞雄 | ○よしき 節子 満智子 |
3 | 岩煙草やぐらに末枯れ竹の寺 | 新江たか | 雅生 よしき 紀子 |
3 | 最古仏秘仏山茶花時雨かな | 上野かりん | 讃良 直枝 節子 |
3 | 自づから清し宮家の冬の薔薇 | 大西よしき | 主宰 直枝 かりん |
3 | 一言をつけくわえたき冬桜 | 伊藤紀子 | 雅生 直枝 ○かりん |
3 | 茶の花や異国語まろく寺に和す | 中島讃良 | 克美 たか ○しげ子 |
3 | 時雨るるや坂東一番札所寂ぶ | 大西よしき | 主宰 たか 克美 |
3 | 三尺の筧の水や冬桜 | 佐藤満智子 | 主宰 雅生 紀子 |
3 | 篁の灯点す茶屋や冬に入る | 佐藤満智子 | 主宰 ○讃良 節子 |
2 | 禅秀の乱は一時代(ひととき)冬ざくら | 菅野雅生 | よしき 節子 |
2 | 箒目の波間に浸みる冬の雨 | 中島讃良 | たか ○節子 |
2 | 鯉ゆらり紅葉筏のあとさきに | 上野かりん | 讃良 文英 |
2 | 冬鮮し下馬観音の磴の苔 | 田中貞雄 | たか ○克美 |
2 | 冬立つと苔むす石段宣言す | 大西よしき | 主宰 雅生 |
2 | 丈詰めて床しき秋の騏畫 | 田中貞雄 | よしき 紀子 |
2 | 段葛さくら冬芽のけぶるかな | 鈴木直枝 | ○讃良 満智子 |
2 | 時雨来る枯山水に水の音 | 佐藤満智子 | 主宰 文英 |
2 | 紅も濡れ木履もぬれ七五三 | 中島讃良 | 直枝 満智子 |
1 | 冬ばらや栄華の時を華頂邸 | 中島讃良 | しげ子 |
1 | 孟宗竹しぐれて紺の艶光り | 大西よしき | 直枝 |
1 | しぐれきて鎌倉石の磴の波 | 鈴木直枝 | ○主宰 |
1 | 一雨去り田楽辻子の石蕗の花 | 伊藤紀子 | 主宰 |
1 | 山茱萸の実や点睛の彩なせり | 鈴木直枝 | 主宰 |
1 | 幹に苔咲かせ華やぐ残り柿 | 中島讃良 | 主宰 |
1 | 何色ぞ問へば水色冬桜 | 大西よしき | かりん |
1 | 十月桜色なき寺の華となる | 新江たか | 直枝 |
1 | 八つ手・枇杷川音(ね)に花枝広げ初む | 田中貞雄 | よしき |
1 | むらさきの時雨となりし竹の庭 | 中島讃良 | 雅生 |
1 | 冬浅し苔を育む鎌倉石 | 中島讃良 | 主宰 |
1 | 冬の雨筋肉湯立つ百日紅 | 吉田克美 | 雅生 |
1 | 小流れへ未練を残す杜鵑草 | 菅野雅生 | 紀子 |
1 | ハイヒールの音高々と紅葉寺 | 入江節子 | 文英 |
1 | 冬仕度背筋を伸ばすこともまた | 川村文英 | かりん |
1 | 華頂宮家紅葉づるもののなく清し | 田中貞雄 | ○直枝 |
1 | 竹寺を訪ふ日に合はせ初時雨 | 田中貞雄 | 節子 |
1 | 冬桜刻を深めて一礼す | 上野かりん | 文英 |
1 | 柿紅葉浮世ばなれの色に出づ | 鈴木直枝 | よしき |
1 | 雨音を吸ひ百幹の竹落葉 | 福島しげ子 | ○満智子 |
1 | ひとり子に付添ひ多し七五三 | 川村文英 | 讃良 |
1 | 十一月迷宮に入る竹林 | 佐藤満智子 | 克美 |
1 | 冬薊巡礼古道の水中に | 吉田克美 | 讃良 |
1 | 初時雨小流れの音綯交ぜに | 鈴木直枝 | 主宰 |
1 | 薄紅葉巡礼古道宅間ヶ谷 | 福島しげ子 | 紀子 |