No.202

日時  : 平成20年11月8日(土)
吟行先 : 旧華頂宮邸 報国寺 杉本寺
参加者 : 13名
席題  : 「時、刻」 出題者 上野かりんさん
 次回 平成20年12月吟行予告

日時  : 12月13日(土) 11時
集合  : JR鎌倉駅西口改札口
吟行  : 扇ヶ谷周辺(海蔵寺,英勝寺、寿福寺など)  
句会場: 鎌倉大路ビル(046-722-1496)

合点 作      品 作 者 選     者
7 雨粒も咲いて十月桜かな 入江節子 主宰 讃良 ○雅生 直枝 たか 克美 ○文英  
5 竹の声ふるやしぐれの竹の寺 鈴木直枝 主宰 讃良 雅生 文英 しげ子  
4 時はいま功臣山の冬ざくら 大西よしき ○主宰 ○雅生 かりん 満智子  
4 しゃかしゃかと銀杏煎って売られをり 川村文英 讃良 雅生 かりん しげ子  
4 時雨落ちまた小流れの音となる 入江節子 ○主宰 直枝 ○紀子 満智子  
4 御詠歌とも鳴ける冬鳥札所寺 福島しげ子 直枝 克美 紀子 満智子  
3 冷え渡りくる灯明の十一面観音 伊藤紀子 主宰 讃良 ○たか  
3 段葛冬木の景の整へり 川村文英 讃良 かりん しげ子  
3 肌寒や身に纏いつく竹の闇 伊藤紀子 主宰 節子 しげ子  
3 傘ささぬ小さき男気七五三 菅野雅生 克美 文英 しげ子  
3 宮邸の閉ざされしまま冬に入る 上野かりん 讃良 雅生 よしき  
3 一山の背戸の袖垣実千両 佐藤満智子 主宰 雅生 たか  
3 竹庭の静止の刻の小糠雨 田中貞雄 ○よしき 節子 満智子  
3 岩煙草やぐらに末枯れ竹の寺 新江たか 雅生 よしき 紀子  
3 最古仏秘仏山茶花時雨かな 上野かりん 讃良 直枝 節子  
3 自づから清し宮家の冬の薔薇 大西よしき 主宰 直枝 かりん  
3 一言をつけくわえたき冬桜 伊藤紀子 雅生 直枝 ○かりん   
3 茶の花や異国語まろく寺に和す 中島讃良 克美 たか ○しげ子  
3 時雨るるや坂東一番札所寂ぶ 大西よしき 主宰 たか 克美  
3 三尺の筧の水や冬桜 佐藤満智子 主宰 雅生 紀子  
3 篁の灯点す茶屋や冬に入る 佐藤満智子 主宰 ○讃良 節子  
2 禅秀の乱は一時代(ひととき)冬ざくら 菅野雅生 よしき 節子  
2 箒目の波間に浸みる冬の雨 中島讃良 たか ○節子  
2 鯉ゆらり紅葉筏のあとさきに 上野かりん 讃良 文英  
2 冬鮮し下馬観音の磴の苔 田中貞雄 たか ○克美  
2 冬立つと苔むす石段宣言す 大西よしき 主宰 雅生  
2 丈詰めて床しき秋の騏畫 田中貞雄 よしき 紀子  
2 段葛さくら冬芽のけぶるかな 鈴木直枝 ○讃良 満智子  
2 時雨来る枯山水に水の音 佐藤満智子 主宰 文英  
2 紅も濡れ木履もぬれ七五三 中島讃良 直枝 満智子  
1 冬ばらや栄華の時を華頂邸 中島讃良 しげ子  
1 孟宗竹しぐれて紺の艶光り 大西よしき 直枝  
1 しぐれきて鎌倉石の磴の波 鈴木直枝 ○主宰  
1 一雨去り田楽辻子の石蕗の花 伊藤紀子 主宰  
1 山茱萸の実や点睛の彩なせり 鈴木直枝 主宰  
1 幹に苔咲かせ華やぐ残り柿 中島讃良 主宰  
1 何色ぞ問へば水色冬桜 大西よしき かりん  
1 十月桜色なき寺の華となる 新江たか 直枝  
1 八つ手・枇杷川音(ね)に花枝広げ初む 田中貞雄 よしき  
1 むらさきの時雨となりし竹の庭 中島讃良 雅生  
1 冬浅し苔を育む鎌倉石 中島讃良 主宰   
1 冬の雨筋肉湯立つ百日紅 吉田克美 雅生  
1 小流れへ未練を残す杜鵑草 菅野雅生 紀子  
1 ハイヒールの音高々と紅葉寺 入江節子 文英  
1 冬仕度背筋を伸ばすこともまた 川村文英 かりん  
1 華頂宮家紅葉づるもののなく清し 田中貞雄 ○直枝  
1 竹寺を訪ふ日に合はせ初時雨 田中貞雄 節子  
1 冬桜刻を深めて一礼す 上野かりん 文英  
1 柿紅葉浮世ばなれの色に出づ 鈴木直枝 よしき  
1 雨音を吸ひ百幹の竹落葉 福島しげ子 ○満智子  
1 ひとり子に付添ひ多し七五三 川村文英 讃良  
1 十一月迷宮に入る竹林 佐藤満智子 克美  
1 冬薊巡礼古道の水中に 吉田克美 讃良  
1 初時雨小流れの音綯交ぜに 鈴木直枝 主宰  
1 薄紅葉巡礼古道宅間ヶ谷 福島しげ子 紀子