No.203
日時 : 平成20年12月13日(土)
吟行先 : 寿福寺 英勝寺 浄光明寺 参加者 : 11名 席題 : 「歩」出題者 佐藤満智子さん |
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合点 | 作 品 | 作 者 | 選 者 |
5 | 一山の冬の音なす添水の音 | 中島讃良 | 主宰 けんじ 雅生 ○直枝 たか |
5 | 車止の墨跡新た年迫る | 中島讃良 | 主宰 雅生 ○直枝 ○たか 満智子 |
4 | 山墓を養生したる焚火の香 | 中島讃良 | 主宰 ○雅生 直枝 かりん |
4 | 一節の枯れて木賊の佇まひ | 菅野雅生 | けんじ 直枝 よしき しげ子 |
4 | 極月の三寺歩きて汁粉屋へ | 上野かりん | 主宰 けんじ 雅生 しげ子 |
3 | こぶし冬芽胡粉仕立の空のあり | 鈴木直枝 | 主宰 けんじ ○讃良 |
3 | 蟇股に十二支刻む伽藍冷ゆ | 大西よしき | 主宰 たか 満智子 |
3 | 勲八等兵士の墓や冬の苔 | 遠藤けんじ | 直枝 満智子 しげ子 |
3 | 各鉢に銘も床しく枯れ蓮 | 福島しげ子 | 讃良 直枝 よしき |
3 | 歩を留めて名代柊花仰ぐ | 大西よしき | 主宰 雅生 しげ子 |
2 | 実朝政子紅白万両実南天 | 上野かりん | 主宰 ○けんじ |
2 | 瑕瑾なき空一羽なる冬の鳶 | 鈴木直枝 | 主宰 ○満智子 |
2 | 実万両立子の墓の彩りと | 新江たか | けんじ 讃良 |
2 | 川喜多邸の往事を伝ふ枯桜 | 中島讃良 | けんじ 直枝 |
2 | 売り声もアレグロなりし節季かな | 佐藤満智子 | 讃良 よしき |
2 | 遮断機に歩み止めらる冬日和 | 小谷正夫 | 雅生 たか |
2 | 今年文字「変」は嵌らぬ古都小春 | 大西よしき | けんじ ○しげ子 |
2 | 神主の墓の鳥居や冬日燦 | 新江たか | 主宰 正夫 |
2 | 身の程を知りて立ちたり実万両 | 上野かりん | けんじ 正夫 |
2 | 榠檐の実一つ転げて咳きぬ | 佐藤満智子 | 雅生 かりん |
2 | 煤逃げの同士会かな寺巡り | 田中貞雄 | たか しげ子 |
2 | 藪中の花八つ手にも日照権 | 田中貞雄 | よしき 満智子 |
2 | 鎌倉は母の懐山眠る | 福島しげ子 | けんじ かりん |
2 | 笏形碑鳥居がらみの冬ざるる | 鈴木直枝 | 主宰 雅生 |
2 | 墓原に散りて紅葉の地に還る | 遠藤けんじ | 讃良 かりん |
2 | 参道を禅の歩幅に師走かな | 中島讃良 | けんじ 直枝 |
2 | 煤逃げと見えぬ小町を歩む群 | 菅野雅生 | 直枝 よしき |
1 | あの時へ戻り菩提樹の実飛ばす | 菅野雅生 | けんじ |
1 | 久々の落葉焚く香に鼻尖る | 田中貞雄 | ○よしき |
1 | 友禅の模様に水漬き冬もみじ | 福島しげ子 | 正夫 |
1 | 卵塔を守る石灯籠山眠る | 新江たか | 満智子 |
1 | 色鳥や谷戸の静けさ深くする | 福島しげ子 | ○讃良 |
1 | マスクはづして尼寺の小門潜りけり | 菅野雅生 | けんじ |
1 | 年忘れ汁粉を食べしあとの顔 | 田中貞雄 | ○正夫 |
1 | 山茶花は淑やかに咲き尼の寺 | 小谷正夫 | 讃良 |
1 | 一歩寄る笏と鳥居の碑に冬日 | 田中貞雄 | たか |
1 | 山眠る添水のひひ゛き大き寺 | 鈴木直枝 | 讃良 |
1 | 敷石の幾何模様かな冷えたたむ | 中島讃良 | 直枝 |
1 | 歩む程路地細けれど冬紅葉 | 佐藤満智子 | 雅生 |
1 | 虚子眠る寺のまなかの榠櫨の実 | 上野かりん | 讃良 |
1 | 嘴に喰い散らかさる柚子と柚子 | 上野かりん | 雅生 |
1 | 紅葉空焚火の煙絶えざるを | 鈴木直枝 | 主宰 |
1 | 大杉の立往生や冬日濃し | 佐藤満智子 | 正夫 |
1 | 杖の歩み散りそびれたる冬紅葉 | 遠藤けんじ | ○主宰 |
1 | 天地の光の中や冬木立 | 佐藤満智子 | かりん |
1 | 冬ぬくし将軍墓の井戸ポンプ | 上野かりん | 讃良 |
1 | 歩を移す紅葉明りの寺の冬 | 鈴木直枝 | 正夫 |
1 | 落柚子の尼寺の裏匂はせる | 菅野雅生 | ○かりん |
1 | 花八つ手明り灯すや無縫塔 | 鈴木直枝 | 讃良 |