No.204

日時  : 平成21年1月10日(土)
吟行先 : 本覚寺 鶴岡八幡宮
参加者 : 13名
席題  : 「福」出題者 福島しげ子さん
 次回 平成21年2月吟行予告

日時  : 2月14日(土) 11時
集合  : JR鎌倉駅西口改札口
吟行  : 瑞泉寺周辺
句会場: 鎌倉大路ビル(046-722-1496)

合点 作      品 作 者 選     者
4 大注連の緩みはじめて松明くる 田中貞雄 讃良 たか ○かりん 紀子   
4 水干を透きくる淑気福娘 伊藤紀子 主宰 雅生 ○直枝 ○克美  
4 福達磨転げ上手に売られおり 鈴木直枝 けんじ 讃良 雅生 しげ子  
4 神の木の悠久を捲く注連飾 菅野雅生 讃良 克美 たか 水貴   
4 巫女の髪括る水引き松の内 伊藤紀子 ○讃良 たか かりん 満智子  
4 迎春やあけぼの色の下拝殿 田中貞雄 雅生 直枝 ○よしき ○たか  
4 初詣遅れて願ひつつましく 中島讃良 けんじ 雅生 直枝 克美  
3 餅花に触れて老舗の樽飾り 福島しげ子 主宰 讃良 克美  
3 初吟行鶴亀石の亀を撫で 新江たか けんじ よしき かりん  
3 拝殿へ磴百段の淑気かな 佐藤満智子 けんじ 直枝 水貴  
3 神気とも淑気とも八幡宮の森 遠藤けんじ 主宰 直枝 ○紀子  
3 福笹に相の拍子木高調子 田中貞雄 雅生 かりん 紀子  
3 雨後の陽を傘に弾きて冬牡丹 遠藤けんじ よしき 満智子 しげ子  
2 家苞に年玉で買ふ鳩サブレ 福島しげ子 けんじ 雅生  
2 初恵比須福餅の湯気買いにけり 上野かりん けんじ 讃良  
2 参拝へ牛の歩みの御慶かな 佐藤満智子 讃良 水貴  
2 樟冷ゆる辻の鎌倉幕府跡 中島讃良 よしき たか  
2 神官もマスクのままに礼拝す 鈴木直枝 けんじ 讃良  
2 十日戎福笹の波賑はひぬ 大西よしき 主宰 直枝  
2 一福は駅の近きを詣でをり 菅野雅生 水貴 紀子   
2 福笹を頭上高々えびす祭 遠藤けんじ 主宰 かりん   
2 千年を継ぎし冬芽の大銀杏 福島しげ子 けんじ 讃良  
2 にぎり福掌にふくぶくと初戎 中島讃良 ○主宰 よしき  
2 寒牡丹地に三尺のみくじ垣 田中貞雄 讃良 紀子  
2 提灯の千の波打つ淑気かな 鈴木直枝 ○けんじ 満智子  
2 福餅の甘さほど良き初戎 新江たか 雅生 かりん  
2 福相の主宰に付くや初吟行 上野かりん 水貴 しげ子  
2 舞殿の幣雅やか寒の晴 吉田克美 直枝 よしき  
2 寒四郎来てゐる赤き奉納旗 田中貞雄 けんじ 紀子  
2 平家池沈思孤高の冬の鷺 遠藤けんじ 克美 ○満智子  
2 湖石には真紅がよけれ冬牡丹 遠藤けんじ 雅生 よしき  
2 福笹に肩撫でられつ追い越され 新江たか ○水貴 満智子  
2 楝の実まだ天にあり恵方道 上野かりん ○雅生 しげ子  
1 選ばれし鳥帽子乙女や初戎 鈴木直枝 主宰  
1 句の出来は別吟行の四温晴 福島しげ子 けんじ  
1 小さきこと機敏の証明初雀 吉田克美 直枝  
1 寒梅や小町小路の人力車 菅野雅生 けんじ  
1 スピーカー護摩経流る初詣 福島しげ子 けんじ  
1 福笹の紙垂を揺らすや馥郁と 伊藤紀子 よしき  
1 舞殿へ辿ればどれも恵方とす 大西よしき 直枝  
1 十日戎マイクの読経くぐもれる 新江たか 直枝  
1 福笹の売声透る初戎 鈴木直枝 けんじ  
1 懐手解きて読経を心に入れ 佐藤満智子 たか  
1 天丼のえびの踊る尾淑気かな 伊藤紀子 ○しげ子  
1 未知数の少年の一歩恵方道 伊藤紀子 満智子  
1 寒牡丹奇岩に添ひて美を極む 大西よしき 讃良  
1 十日戎福にあやかる餅を買ふ 菅野雅生 よしき  
1 むつまじき鶴亀石の肌の冷え 鈴木直枝 しげ子  
1 鳶笛の囃して十日戎かな 中島讃良 雅生  
1 鬼瓦十日えびすの福笑い 水貴 主宰  
1 裸木や五右衛門めきし大銀杏 水貴 克美  
1 楝の実少し残して初戎 菅野雅生 ○讃良  
1 まだ淑気充つ祖霊社の木暗り 田中貞雄 ○よしき  
1 かわせみの冬越す平家池の寂 遠藤けんじ 主宰  
1 矢来組む流鏑馬道を恵方とす 鈴木直枝 ○主宰   
1 福笹に宝鈴なりよく売れる 福島しげ子 主宰