No.206 日時 : 平成21年3月14日(土)
吟行先 : 御成門、和田塚、一の鳥居、本覚寺、 大巧寺 参加者 : 8名 古川忠利さん 初参加 (栃木県大田原市、在住) 席題 : 「雨」 出題者 田中貞雄さん |
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合点 | 作 品 | 作 者 | 選 者 |
6 | 走り根は和田の血脈草萌ゆる | 田中一美 | 主宰 ○讃良 忠利 ○よしき 紀子 しげ子 |
4 | 顔割れの地蔵半眼東風優し | 水貴 | 讃良 よしき ○紀子 ○しげ子 |
4 | 奉饌の楽嫋々と春の宮 | 福島しげ子 | 讃良 忠利 よしき 一美 |
3 | 泣塔に貝寄風を聴く椨木蔭 | 田中貞雄 | 讃良 忠利 紀子 |
3 | 落ちてなお椿の蘂の武者振い | 古川忠利 | 主宰 紀子 しげ子 |
3 | 一斉に噴気どきなり紫蘭の芽 | 田中貞雄 | 忠利 ○よしき 一美 |
3 | おんめさま襁褓の白の利休梅 | 中島讃良 | ○主宰 よしき ○一美 |
3 | 濡れ芝に紅を灯して落椿 | 福島しげ子 | 讃良 忠利 よしき |
3 | 御成小路ミモザの花の雨やつれ | 中島讃良 | 主宰 一美 しげ子 |
2 | 刀鍛冶の対の石塔椿落つ | 大西よしき | 主宰 讃良 |
2 | 泣塔の見あげる高さ涅槃西風 | 水貴 | 主宰 忠利 |
2 | 寒緋桜夜来の雨に身を糾す | 大西よしき | 一美 しげ子 |
2 | 和田塚の椨大木の春まとう | 水貴 | 主宰 一美 |
2 | 荒東風も又一興よ吟行路 | 福島しげ子 | 主宰 よしき |
2 | 春疾風遠来の句友(とも)鎌倉に | 大西よしき | 讃良 紀子 |
2 | 塚守りの大樹に余る春の雨 | 田中一美 | 主宰 ○讃良 |
1 | 裁許橋蓬を見るに戻らねば | 古川忠利 | ○主宰 |
1 | 骨塚の幹に白猫木の芽時 | 田中一美 | 忠利 |
1 | 和田塚やたぶの走り根春の泥 | 伊藤紀子 | しげ子 |
1 | 春雨に波立つごとく根の走る | 古川忠利 | しげ子 |
1 | 校門が冠木門なりうららけし | 田中貞雄 | 紀子 |
1 | 春嵐過ごし水吸ふ鳩一羽 | 中島讃良 | よしき |
1 | ものの芽や柱の黒き御成門 | 水貴 | 忠利 |
1 | 椿落つ終の栖の蘂明り | 古川忠利 | 讃良 |
1 | 遠来の句友椿は「唐子紅」 | 中島讃良 | 主宰 |
1 | 若宮大路春の魚店ちょと覗く | 伊藤紀子 | 主宰 |
1 | 五歩で足る裁許橋の辺よもぎ生ふ | 中島讃良 | 紀子 |
1 | 春嵐乱舞幾百稲荷旗 | 福島しげ子 | 一美 |
1 | 春雨に濡れ貫禄の大銀杏 | 古川忠利 | 讃良 |
1 | 石継ぎの一の鳥居や春の潮 | 中島讃良 | よしき |
1 | 和田塚の夜は春潮のとどろくか | 中島讃良 | 忠利 |
1 | 嬰の手のひらいたひらいた牡丹の芽 | 福島しげ子 | よしき |
1 | 隈笹や春の形(なり)なり白の錆 | 伊藤紀子 | よしき |
1 | 大楠の雨籠なり御成門 | 伊藤紀子 | 忠利 |