No.211 日時 : 平成21年8月8日(土)
吟行先 : 大巧寺 日蓮辻説法跡 東勝寺跡 宝戒寺他 参加者 : 15名 席題 : 「格」 出題者 いそべみつ さん |
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合点 | 作 品 | 作 者 | 選 者 |
6 | 蚊柱の奥は禁制やぐら道 | 田中貞雄 | ふみを よしき かりん 紀子 ○満智子 正夫 |
5 | ひぐらしやこの地に果てしもののため | 川村文英 | 主宰 東子 雅生 かりん 誠子 |
4 | 昼天を赤赤弾く珊瑚の実 | 伊藤紀子 | ○みつ 東子 ○しげ子 誠子 |
4 | 方丈の格(ごう)天井下にて涼む | 田中貞雄 | ふみを ○直枝 ○克美 満智子 |
4 | 蝉囃しをり百選のアーチ橋 | 舩山東子 | 主宰 雅生 直枝 よしき |
4 | 風死して空蝉残る堂柱 | 上野かりん | 東子 雅生 直枝 正夫 |
4 | 白昼の六根旱る辻説法 | 佐藤満智子 | ふみを みつ 直枝 しげ子 |
4 | 格子戸は日蔭に閉じて雲の峰 | 小谷正夫 | ○ふみを 東子 満智子 誠子 |
4 | 格花としたし一輪笹りんどう | 佐藤満智子 | ○ふみを 東子 ○雅生 よしき |
4 | 小町ゆく男格子の藍ゆかた | 福島しげ子 | 主宰 みつ ○雅生 かりん |
4 | 葉をつかむ爪の先まで蝉の殻 | 伊藤紀子 | ○ふみを 雅生 克美 正夫 |
3 | ビャクシンの実一つづつに蝉の声 | 小谷正夫 | ○東子 文英 紀子 |
3 | 格子垣手には届かぬあかね百合 | 上野かりん | みつ よしき 満智子 |
3 | 入道雲立ち格別の空となる | 舩山東子 | 雅生 文英 紀子 |
3 | 天水の目高は目高一花置く | 熊谷ふみを | みつ 東子 雅生 |
3 | 片陰をゆく長々とご一行 | 川村文英 | ふみを 東子 かりん |
3 | 十文銭探しあぐねしあめんぼう | 鈴木直枝 | ○主宰 雅生 克美 |
2 | 蓮畳葉裏を返す風の道 | 福島しげ子 | 主宰 正夫 |
2 | 絵と詩に昭和のうかぶぼんぼり祭 | 菅野雅生 | 主宰 ○よしき |
2 | 小町大路向かふ古刹の花ぎぼし | 吉田克美 | 紀子 誠子 |
2 | ひぐらしや琴弾橋の行き帰り | いそべみつ | よしき 文英 |
2 | 格天井の火災報知器秋立ちぬ | 吉田克美 | 主宰 ○よしき |
2 | 青烏瓜縞目模様に納得す | 川村文英 | 雅生 直枝 |
2 | かなかなの霊処鎮むる自刃洞 | 菅野雅生 | 主宰 ○正夫 |
2 | 笛太鼓音なしぼんぼり祭りかな | 大西よしき | 主宰 しげ子 |
2 | 帽子とり涼風の客滑川 | 小谷正夫 | ○主宰 東子 |
2 | 別格の紅葉やぐらや晩夏光 | 大西よしき | 雅生 直枝 |
2 | 灯さぬぼんぼりの径赤とんぼ | 鈴木直枝 | ○東子 紀子 |
2 | いささかの句疲れのあり白芙蓉 | 川村文英 | 主宰 ○かりん |
2 | 白連の遅速明らか平家池 | 福島しげ子 | 満智子 誠子 |
2 | 血の歴史夏に沈めて修道院 | 小谷正夫 | みつ 克美 |
2 | 蓮の実飛ぶや佐殿の下知のもと | 鈴木直枝 | みつ よしき |
2 | かまくらの潮目青からす瓜の縞 | 熊谷ふみを | 直枝 文英 |
2 | 蝉しぐれ辻説法碑の粗削り | 熊谷ふみを | 雅生 よしき |
2 | 格調をもて終るあり蝉しぐれ | 熊谷ふみを | ○紀子 正夫 |
2 | 十文銭正否は非ず川涼し | いそべみつ | しげ子 ○誠子 |
2 | 立秋を待ちてぼんぼりまつりかな | 上野かりん | 東子 雅生 |
1 | 水琴窟辺り過密の蝉の穴 | 田中貞雄 | しげ子 |
1 | 引導は川の瀬音や涼を呼ぶ | 佐藤満智子 | 主宰 |
1 | 川床の絹目光りのかなかなよ | 田中貞雄 | みつ |
1 | 蝉しぐれ隠れ家めきし一戸かな | 川村文英 | ふみを |
1 | 仰天の蝉の骸を堂の縁 | 熊谷ふみを | よしき |
1 | 新涼の風に添はれし滑川 | 菅野雅生 | ふみを |
1 | 実珊瑚は歴史の血汐寺院消ゆ | 菅野雅生 | 満智子 |
1 | 一山に蝉の声明響きけり | 福島しげ子 | 直枝 |
1 | 八百柱眠る廃寺や秋湿り | 鈴木直枝 | よしき |
1 | 川底の澄める涼しさあめんぼう | 伊藤紀子 | 直枝 |
1 | 坂上の実珊瑚の照り廃寺址 | 田中貞雄 | ○文英 |
1 | 腰掛石白々として秋立つ日 | 舩山東子 | かりん |
1 | 涼風が流れに沿ひて滑川 | 小谷正夫 | 克美 |
1 | 足の向く鎌倉詣初秋ぞ | 舩山東子 | 文英 |
1 | 突起かな寺苑を領す蝉時雨 | 佐藤満智子 | 主宰 |
1 | 奥浅く自刃やぐらの藪茗荷 | 伊藤紀子 | ふみを |
1 | 橋横切る蜥蜴魔性の光背に | 福島しげ子 | みつ |
1 | 空蝉の格調保つ説法跡 | 鈴木直枝 | 東子 |
1 | 夏木立石仏さま隠れをり | 下平誠子 | 東子 |
1 | 風通し溽暑を払ふ説法跡 | 伊藤紀子 | しげ子 |
1 | 参道の都知事のぼんぼり秋暑し | いそべみつ | 直枝 |
1 | 弧を抜ける風さやけしや東勝寺橋 | 鈴木直枝 | よしき |
1 | 幽玄の腹切やぐら蝉時雨 | 小谷正夫 | 克美 |
1 | 鶴と亀木下に古りて石涼し | 福島しげ子 | みつ |