No.214
日時 : 平成21年11月14日(土) 吟行先 : 鎌倉駅周辺 (大雨のため急遽変更) 参加者 : 8名 席題 : 参加者全員出題 「階・段」「中」「風」「庭」 「音」「松」「去」「狂」 |
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合点 | 作 品 | 作 者 | 選 者 |
8 | 時宗廟こぶし冬芽の総決起 | 田中一美 | 主宰 けんじ ○讃良 ○直枝 よしき ○文英 ○しげ子 ○誠子 |
5 | 踏切も寺領の中や散紅葉 | 鈴木直枝 | 主宰 ふみを かりん 文英 しげ子 |
5 | 喉仏なき小春日の布袋尊 | 鈴木直枝 | ○主宰 讃良 ○よしき かりん 紀子 |
5 | 遮断棒の一色(ひといろ)黄落よりもらふ | 田中貞雄 | ふみを ○よしき 一美 紀子 誠子 |
4 | 蘇生治療終ふ柏槇や冬旱 | 田中貞雄 | ふみを 直枝 よしき 誠子 |
4 | 山門の残り福なる冬紅葉 | 田中一美 | 讃良 直枝 文英 しげ子 |
4 | 侘びと寂冬の浄智寺裏切らず | 大西よしき | 主宰 けんじ 讃良 ○かりん |
4 | 籠彫りの勅使門透く冬至光 | 田中一美 | 讃良 直枝 文英 紀子 |
4 | 方丈の玻漓戸の反射冬うらら | 佐藤満智子 | ふみを 直枝 しげ子 誠子 |
4 | 冷え弾く木鼻の獅子や勅使門 | 中島讃良 | ふみを けんじ 一美 文英 |
3 | 苔したたる音の冷え呼ぶ白鹿洞 | 中島讃良 | 主宰 ○けんじ 満智子 |
3 | 杖の歩の一歩づつ踏む濡れ落葉 | 遠藤けんじ | 直枝 よしき しげ子 |
3 | 皇女墓所熟れ銀杏の注意札 | 中島讃良 | よしき 一美 しげ子 |
3 | 低温やけどめく傷みあり冬紅葉 | 中島讃良 | けんじ 直枝 誠子 |
3 | 白鷺池(びゃくろち)を揺らし師走の横須賀線 | 大西よしき | 讃良 一美 満智子 |
3 | 黄落のぬた場道指す鐘楼門 | 田中貞雄 | ふみを 直枝 よしき |
2 | 鳥声のすり会ふ時雨あがりの陽 | 田中一美 | ○主宰 直枝 |
2 | 閼伽の井に閉じ込められし冬木霊 | 佐藤満智子 | けんじ よしき |
2 | 禅寺の悟りの窓に小鳥来る | 下平誠子 | けんじ 良枝 |
2 | 蝋梅やかそけき音のある様に | 伊藤紀子 | けんじ 満智子 |
2 | 新らしき墓に供える冬薔薇 | 水貴 | かりん 良枝 |
2 | 花枝振り翳す八つ手は薮の戸主 | 田中貞雄 | よしき 一美 |
2 | 登り来て蝋梅の陽に杖休む | 遠藤けんじ | 紀子 満智子 |
2 | かけ込み寺の綿虫の門破りけり | 田中一美 | 主宰 ○紀子 |
2 | 居士林裏休耕の間の姫蔓蕎麦 | 田中貞雄 | ふみを 直枝 |
2 | 山門の高さ銀杏の散る高さ | 遠藤けんじ | 主宰 よしき |
2 | かろがろと子を片手抱き冬紅葉 | 川村文英 | 讃良 かりん |
2 | 鎌倉の連山包む冬がすみ | 福島しげ子 | 讃良 良枝 |
2 | 一山の蛇の眠りや踏切音 | 中島讃良 | 文英 満智子 |
2 | 百段を来て白富士にま見えけり | 川村文英 | ふみを かりん |
2 | 傘なして三椏蕾ひかり合ふ | 中島讃良 | けんじ 誠子 |
1 | 横須賀線冬日と客を煽りゆく | 田中一美 | 讃良 |
1 | 眠る山背に端然と堂伽藍 | 福島しげ子 | 主宰 |
1 | さざれ石に水仙の影初花の | 熊谷ふみを | 直枝 |
1 | 蝋梅の黄と思へど紅ひそむ | 下平誠子 | ふみを |
1 | 極月や壁に影置く観世音 | 川村文英 | ふみを |
1 | 老僧の足袋の先なる仏道 | 鈴木直枝 | 紀子 |
1 | 冬滴り山居幽勝たる日和 | 田中貞雄 | 直枝 |
1 | 一点に冬日を集む蝋梅花 | 上野かりん | けんじ |
1 | 縁切寺冬の鴉が啼くばかり | 遠藤けんじ | ○ふみを |
1 | 寶所在近冷えし甘露の井を汲みぬ | 大西よしき | 主宰 |
1 | ポンプ井を漕げば溢るる冬の水 | 川村文英 | けんじ |
1 | 東慶寺日向ぼこ又日向ぼこ | 上野かりん | ○良枝 |
1 | 踏切は鉄の結界冬ぬくし | 熊谷ふみを | ○満智子 |
1 | 横須賀線小旅行は小春かな | 水貴 | 良枝 |
1 | 冬の日の谺と遊ぶポンプ井戸 | 佐藤満智子 | 讃良 |
1 | 円覚寺紅葉がきれい花の寺 | 原良枝 | ふみを |
1 | 骨太の裸木晒すタチヒガン | 大西よしき | ふみを |
1 | 名木枯る時宗眠る五山二位 | 大西よしき | けんじ |
1 | 鐘撞堂終の紅葉の色深し | 上野かりん | よしき |
1 | 煤日和三尊仏の笑顔かな | 鈴木直枝 | けんじ |
1 | 冬紅葉墓に貴賎のなかりけり | 遠藤けんじ | 主宰 |
1 | 代る代る布袋の腹と日向ぼこ | 上野かりん | ふみを |
1 | かわせみの彩まさるなり冬紅葉 | 鈴木直枝 | 良枝 |
1 | 冬もみぢ空袈裟がけに飛行機雲 | 福島しげ子 | ○一美 |
1 | 冬菊へシャッター音の大きかり | 川村文英 | けんじ |
1 | 門固く座禅会とある冬紅葉 | 熊谷ふみを | よしき |