No.216

日時   : 平成22年1月9日(土)
吟行先 : 御霊神社 甘縄神社 長谷寺
参加者 : 15名
席題   : 佐藤弘香さん出題 「石」

 次回 平成22年2月吟行予告

日時  : 2月13日(土)  11時
集合  : 鎌倉駅西口改札口
吟行  : 瑞泉寺
句会場: 鎌倉大路ビル(046-722-1496)

合点 作      品 作 者 選     者
7 寒に咲く海芋説法聞くように 鈴木直枝 ○主宰 けんじ 讃良 一美 弘香 ○紀子 満智子  
7 三椏の蕾は沖の日の礫 田中貞雄 ○けんじ 直枝 ○忠利 よしき 一美 ○弘香 満智子  
6 注連明けや沖日吹き込む長谷通り 田中貞雄 けんじ 忠利 ○一美 弘香 かりん 文英  
6 もう歩幅合はぬ飛石冬かげろふ 田中貞雄 忠利 よしき 一美 弘香 ○文英 紀子  
5 冷えわたる弁天窟に火のにほひ 佐藤弘香 ○けんじ 讃良 忠利 文英 しげ子  
5 奥の院鎮木の蒼天淑気かな 水貴 主宰 ○直枝 忠利 よしき 紀子   
5 杖の身の石段さけて日向ぼこ 遠藤けんじ ○直枝 忠利 弘香 紀子 しげ子  
4 石段の光踏みしめ初詣 鈴木直枝 けんじ ○讃良 一美 良枝  
3 観音の笑みほろほろと寒紅梅 佐藤弘香 けんじ 讃良 良枝  
3 御影石一本冴ゆる鎮魂碑 佐藤弘香 讃良 よしき ○しげ子  
3 淑気まだ満つる社に願ふたつ 大西よしき 讃良 一美 文英  
3 手光りの輪蔵止まる松の明 鈴木直枝 讃良 一美 紀子  
3 陽光燦燦万物芽吹く気息あり 遠藤けんじ 主宰 弘香 満智子   
3 石に命託して絶えし冬の蜘蛛 中島讃良 直枝 よしき ○かりん   
2 蝋梅の沁み込む胸の明るさよ 古川忠利 ○主宰 かりん  
2 大吉小吉白山茶花に籤結ぶ 遠藤けんじ 讃良 ○良枝   
2 まだ淑気満つる甘縄神社裏 田中貞雄 忠利 よしき  
2 梅芽吹く無敵双葉山(ふたば)の丈夫石 大西よしき 直枝 紀子  
2 鎮魂の石磨かれて風寒し 福島しげ子 直枝 一美  
2 寒晴や異国言葉の飛ぶ寺苑 福島しげ子 ○よしき かりん   
2 惜しみなき寒の海光観世音 川村文英 けんじ 讃良  
2 寒晴れが崎の石崩鎮めおり 古川忠利 主宰 文英  
2 初旅のひとつ鎌倉七福神 上野かりん 主宰 一美   
2 天空に鳶の輪いく重初観音 田中一美 けんじ 忠利   
2 冬晴れや菩薩の夢は海の色 古川忠利 けんじ よしき  
2 冬凪や長谷全域の甍照る 田中貞雄 よしき 満智子  
2 淡緑とろけはじめの梅蕾 田中一美 けんじ 忠利  
2 江の電の景色で決める初詣 水貴 主宰 直枝  
2 眠る山のなか洞窟の闇巡る 遠藤けんじ 直枝 かりん  
2 鏡餅仏足石の親指に 中島讃良 忠利 満智子  
2 万葉の調べの石碑寒の晴 鈴木直枝 けんじ 讃良  
1 椨の瘤さんざめくかな宝船 佐藤満智子 よしき  
1 甘縄の石段の数数えたよ 原良枝 直枝  
1 冬日まろし二十八貫の手玉石 田中一美 直枝  
1 江の電のトンネル間近恵方道 上野かりん 文英  
1 岩噛んで走る巨根や冬の草 中島讃良 ○よしき  
1 日を返すゆず・夏みかん日向ぼこ 伊藤紀子 良枝  
1 冬日差す五家武士の手玉石 佐藤満智子 直枝  
1 初吟行先師の御句にまみえては 中島讃良 けんじ   
1 海近く正月飾り積まれけり 上野かりん 忠利   
1 閉ざされし康成邸や淑気満つ 川村文英 主宰  
1 御霊小路隠れて咲きし寒あやめ 上野かりん けんじ  
1 神職の雅をみたり初社 上野かりん 主宰  
1 段葛淑気の点す桜の芽 遠藤けんじ しげ子  
1 輪蔵を廻さぬことも淑気かな 佐藤弘香 よしき  
1 冬芽立つ下にあふるる納札 中島讃良 忠利  
1 小町路の人の華やぎ年新 福島しげ子 良枝  
1 こまごまと大山独楽も売られけり 伊藤紀子 よしき  
1 冬芽たつ椅子と胡坐の写経殿 佐藤満智子 讃良  
1 写経する人覗き見る福寿草 川村文英 主宰  
1 庚寅二千十年初御空 川村文英 しげ子  
1 初凪の波音とおく海光山 伊藤紀子 直枝  
1 初みくじ石より固き誓いなり 上野かりん 良枝  
1 臘梅の香のすがれゆく人の波 中島讃良 一美  
1 屋根葺くや産湯の跡を恵方とす 佐藤満智子 直枝   
1 赤提灯ゆれて長谷寺冬温し 福島しげ子 一美  
1 神輿山てふ長谷の鎮守を恵方とす 大西よしき けんじ  
1 冬麗の沖まで明し漁舟 田中一美 ○満智子  
1 いなり弁当広げて嬉し初吟行 上野かりん しげ子