No.145

 日時  : 平成16年1月10日(土) 晴
 吟行先 : 鶴岡八幡宮
 参加者 : 24人
 次回 平成16年2月吟行予告
 集合  : 2月7日(土)午前11時
        JR鎌倉駅(西口改札口)
 吟行先:  瑞泉寺と最寄の旧跡
 句会場: 若宮大路ビル(046-722-1496)

合点 作      品 作 者 選     者
7 人波に逆らわず行き恵方とす 川上久美 ○貞雄 曲水 ○京子 晴見 のぶ子 宏枝 暢子 
6 新縄に角突合はす初神籤 神戸京子 充子 宏枝 恵津子 ○一美 雅生 花梨 
6 初みくじ巫女の冷たき指に触れ 中島宏枝 ○曲水 ○京子 ○晴見 のぶ子 尚子 たか 
5 初詣テロなき祈願一つ足し 菅野雅生 貞雄 充子 直枝 久美 尚子 
5 華やぎの影の哀しかり寒牡丹 湯浅恵津子 けんじ 曲水 啓花 たか 花梨 
4 ちぎり絵のやうに鴨連れ春きざす 山田耕路 けんじ 曲水 晴見 のぶ子 
4 寒鯉の水より重し動かざる 山田耕路 のぶ子 東子 ○花梨 
4 淑気かな手焙りの灰炭の形 中島宏枝 ○貞雄 京子 ○久美 尚子 
4 舞殿の補色の朱浮く寒日和 田中貞雄 曲水 なつ よしき さつき 
4 二礼二拍長命を謝す初詣 遠藤けんじ ○充子 のぶ子 暢子 ○雅生 
3 銀杏冬木開(はだ)けて払ふ随身門 田中貞雄 恵津子 たか よしき 
3 神池の蓮の眠りや寒に入る 中島宏枝 直枝 ○なつ さつき 
3 横顔の悔なき冬芽段葛 福永尚子 ○充子 晴見 ○のぶ子 
3 冬麗へ花散るやうに白き鳩 福永尚子 京子 ○たか さつき 
3 注連縄の代々の重みを大銀杏 福永尚子 京子 ○啓花 たか 
3 芽の力秘め冬晴の大銀杏 湯浅恵津子 貞雄 晴見 一美 
3 末吉と引いて出合ひぬ冬牡丹 湯浅晴見 曲水 京子 雅生 
3 信条はケセラ・セラなれ初みくじ 菅野雅生 充子 久美 一美 
3 初みくじ花房のごと波のごと 桑名さつき 貞雄 京子 啓花 
3 雪洞の揺れの育む冬花芽 新江たか ○けんじ ○京子 宏枝 
3 蝋梅やくわえ煙草を睨みつけ 磯部充子 ○のぶ子 よしき 
3 大銀杏腰の豊かに注連飾 磯部充子 曲水 京子 ○宏枝 
3 千年の狛犬撫づる初東風ぞ 大西よしき けんじ 暢子 ○恵津子 
3 結び神籤揺れて冬日をこぼしけり 河村啓花 京子 晴見 さつき 
3 神苑の祝詞とどきぬ冬紅葉 河村啓花 京子 晴見 なつ 
3 半身を日ににりだして寒牡丹 河村啓花 ○けんじ のぶ子 花梨 
2 たおやかに気を引き締めし寒牡丹 菅野雅生 ○晴見 一美 
2 嫋々と衣ひろげる冬ぼたん 鈴木直枝 曲水 京子 
2 初春や鷺の粧う水鏡 鈴木直枝 晴見 のぶ子 
2 人波の本宮それて初稲荷 田中一美 貞雄 京子 
2 手焙りに寄りゆく心ぼたん園 中田のぶ子 ○充子 晴見  
2 祭神へふた心なき薄紅梅 湯浅恵津子 のぶ子  
2 若宮へ参る寒紅淡き刀自 湯浅晴見 のぶ子 耕路 
2 十二単衣の古代の翳り淑気満つ 加賀暢子 ○耕路 なつ 
2 名宝展入りて背筋の立つ寒さ 佐々木なつ 曲水 暢子 
2 大銀杏注連縄きりり年新た 佐々木なつ けんじ 耕路 
2 石段の数ほど清し初参り 桑名さつき 貞雄 けんじ 
2 白鳩の冬日を返す羽の艶 新江たか ○晴見 なつ 
2 桜の芽育つ冬陽を満帆に 遠藤けんじ 啓花 ○暢子 
2 寒牡丹湖石の怪奇影深く 遠藤けんじ 貞雄 ○曲水 
2 大湖石冬の牡丹を見よと言ふ 大西よしき 貞雄 直枝 
2 弁財天に対の姫石四方の春 加賀暢子 耕路 ○雅生 
2 菰を透く日ざしに笑まう寒牡丹 川上久美 耕路 直枝 
2 風音の小さき叫び冬牡丹 河村啓花 けんじ のぶ子 
2 裏参道冬芽のひかり総立ちに 神戸京子 宏枝 久美 
1 踏ん張りて生きる六十路の初手水 田中一美 貞雄 
1 冬日遍し弁財天の源氏鳩 田中貞雄 東子 
1 寒牡丹菰は着付けか光背か 田中貞雄 ○よしき 
1 小町通(こまち)きてにぎわいのあり帳初 鈴木直枝 晴見 
1 白旗の風に抗う寒紅梅 鈴木直枝 さつき 
1 しゅくしゅくと鴨が陣はる源氏池 菅野雅生 充子 
1 迎春の朱文字高見の八幡宮 菅野雅生 ○曲水 
1 黒米を散らしたるごと冬芽立つ 佐々木なつ のぶ子 
1 凶と出し八卦の戒め初みくじ 田中一美 充子 
1 初みくじ結び願ひの花咲かす 福永尚子 曲水 
1 実朝の勢か白鳩寒空へ 湯浅晴見 けんじ 
1 真青なる天へ銀杏の冬芽かな 湯浅晴見 けんじ 
1 合格のはちまき添えし破魔矢かな 湯浅晴見 貞雄 
1 初夢を心にきざみ段葛 山田耕路 ○晴見 
1 初詣一日だけの信心や 村松 幹 東子 
1 枯れたるもなほ威風かな大銀杏 舩山東子 ○直枝 
1 梅の蕾何故真ん丸と問はれけり 舩山東子 よしき 
1 新しき絵馬の影あり冬紅葉 福永尚子 晴見 
1 注連縄にとらわれしまま大銀杏 桑名さつき 東子 
1 初鳩の群るるを抜けて禰宜の沓 神戸京子 けんじ 
1 松過ぎの神白じろと段葛 神戸京子 雅生 
1 磴のぼり見えきし海や初詣 石川曲水 けんじ 
1 ひつそりと一花の菰の寒牡丹 石川曲水 ○尚子 
1 寒牡丹友各々の仏顔 磯部充子 花梨 
1 五襲の衣の淑気を衣として 磯部充子 啓花 
1 源平の白息交じる太鼓橋 磯部充子 久美 
1 階の影も連れしや初参り 上野花梨 曲水 
1 本殿の賀春の朱き文字燃ゆる 上野花梨 貞雄 
1 白鳩の冬日包まるまなこかな 上野花梨 ○東子 
1 八幡や一族と犬初参り 上野花梨 恵津子 
1 初みくじ彼女大吉彼は吉 遠藤けんじ 充子 
1 段葛白き淑気も献燈も 大西よしき 尚子 
1 寒日和万朶のちょうちん段葛 加賀暢子 曲水 
1 寒牡丹恋はいれない色にかな 加賀暢子 充子 
1 大臣山より伸びる日脚や正遷座 加賀暢子 一美 
1 大銀杏注連ゆるぶ陽い冬芽立つ 川上久美 ○けんじ 
1 雑踏を抜け紅梅の二三輪 川上久美 けんじ 
1 寒風の晒す白旗弁財天 河村啓花 恵津子 
1 絵馬達の願い聴くごと冬日射す 新江たか ○貞雄