No.151
日時 :平成16年7月10日(土)
吟行先 :散在ヶ池(鎌倉湖)、今泉不動(称名寺) 参加者 :21人 |
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合点 | 作 品 | 作 者 | 選 者 |
6 | 紫陽花を遅く咲かせし隠れ滝 | 上野花梨 | 孝 快泉 晴見 のぶ子 雅生 まりの |
6 | 凌霄花をともして狐嫁入りす | 盛戸まりの | ○孝 けんじ ○晴見 ○のぶ子 暢子 たか |
5 | かわせみの一羽なれども湖光る | 鈴木直枝 | 曲水 快泉 貞雄 ○政子 花梨 |
5 | かわせみと見れば風紋池走る | 遠藤けんじ | 孝 ○曲水 晴見 のぶ子 暢子 |
5 | 老鶯や流れの底の砂模様 | 田中一美 | 孝 貞雄 ○東子 まりの ○宏枝 |
4 | 迷ひ道老鶯のこゑ神のこゑ | 舩山東子 | 孝 快泉 貞雄 直枝 |
4 | 鬼百合は瀧の鼓動を斑としたる | 西田 孝 | けんじ 晴見 のぶ子 ○貞雄 |
4 | 人声のどこかに消えて苔清水 | 湯浅晴見 | けんじ 曲水 のぶ子 東子 |
4 | 汗かいて屹水線が喉にある | 盛戸まりの | 曲水 晴見 ○一美 ○たか |
4 | 翡翠の水打つあたり耀える | 鈴木直枝 | 孝 けんじ 晴見 のぶ子 |
4 | 人声の吸ひ尽くさるる茂りかな | 中田のぶ子 | けんじ 晴見 宏枝 たか |
4 | 風一陣滝にあたりし滝のいろ | 中島宏枝 | 晴見 ○貞雄 東子 ○暢子 |
4 | 花合歓や滝風通る処得て | 田中貞雄 | 孝 ○けんじ 晴見 よしき |
3 | 墓碑すべて山百合の山向きて建つ | 新江たか | けんじ 曲水 のぶ子 |
3 | 崖の山百合ゆれる不安の美しく | 田中一美 | ○けんじ ○快泉 政子 |
3 | 青年の貌触れ揃ふ今年竹 | 別府 操 | 晴見 のぶ子 弘香 |
3 | 四万六千日不動滝にてこと足らす | 菅野雅生 | 曲水 貞雄 一美 |
3 | 一沼や木霊を吸うて小啄木鳥の子 | 西田 孝 | ○晴見 まりの よしき |
3 | 陰陽に別れて滝の巡り合ふ | 湯浅晴見 | 快泉 弘香 操 |
3 | おくれ毛に艶もちはじむ滝の前 | 盛戸まりの | けんじ ○曲水 弘香 |
3 | 滝しぶき蝶のわたるる高さかな | 上野花梨 | 東子 雅生 宏枝 |
3 | 静寂の湖面を翡翠マッハ | 大西よしき | のぶ子 一美 宏枝 |
3 | 深沈として万緑の底にあり | 遠藤けんじ | 一美 たか 花梨 |
3 | 老鶯や馬の背越えの泣き笑ひ | 湯浅晴見 | のぶ子 貞雄 ○直枝 |
3 | 三十六童子を統べる木下闇 | 中田のぶ子 | ○孝 直枝 雅生 |
3 | 山中で食ぶ鯵鮨の酢に涼む | 田中貞雄 | 孝 一美 貞雄 |
3 | 百合の香を仏香とするや童子たち | 村松 幹 | ○快泉 貞雄 ○よしき |
3 | ぼんやりと居り山蟻が引き返す | 田中貞雄 | 曲水 のぶ子 まりの |
3 | 不揃ひの石段に会ふ青葉風 | 新江たか | 快泉 直枝 暢子 |
3 | 木道の足裏にやさし片白草 | 加賀暢子 | 孝 曲水 たか |
3 | 片白草ひかりて水の辺へ誘ふ | 中田のぶ子 | 曲水 貞雄 政子 |
3 | ふたたびは来ぬ山路の落し文 | 盛戸まりの | 晴見 直枝 操 |
2 | 絵馬一枚掛かり水無月滝不動 | 菅野雅生 | ○晴見 政子 |
2 | みづすまし日照雨の水輪広げけり | 菅野雅生 | 宏枝 弘香 |
2 | 木道が吐く梅雨茸の粉となる | 田中貞雄 | 孝 ○弘香 |
2 | 涼風の産地直送賜りぬ | 中島宏枝 | けんじ 快泉 |
2 | おにやんま湖面滑走漣す | 佐藤弘香 | 孝 操 |
2 | 寺領とは落ちつく所みどり濃し | 別府 操 | 貞雄 よしき |
2 | 薮茗荷そばえに艶を磨くかな | 中田のぶ子 | ○孝 貞雄 |
2 | 曇り出すマムシ注意の標読み | 田中貞雄 | 曲水 のぶ子 |
2 | 谷わけて夏鶯のほしいまま | 鈴木直枝 | 快泉 花梨 |
2 | 山百合のうつむく片方(かたへ)童子像 | 中島宏枝 | けんじ 曲水 |
2 | 夏落葉鯉と戯れ湖肥やす | 佐藤弘香 | ○曲水 操 |
2 | 霽れてより囁きに似し歯朶青葉 | 西田 孝 | けんじ 晴見 |
2 | 滝の音入れて記念のシャッター切る | 遠藤けんじ | ○操 ○花梨 |
2 | 緑風の渦の荒さや陰陽滝 | 田中一美 | のぶ子 ○まりの |
2 | 万緑を湖底に沈め鎌倉湖 | 村松 幹 | けんじ 曲水 |
1 | バス通りより一歩踏み入る涼の天 | 上野花梨 | 快泉 |
1 | 薮茗荷背すじ伸ばして湖めぐり | 佐藤弘香 | 貞雄 |
1 | 仏心を紫に説く玉紫陽花 | 湯浅晴見 | 暢子 |
1 | 散在ヶ池風散らしたる緋鯉の背 | 舩山東子 | 孝 |
1 | ねむの木にねむの花わく寺の門 | 塚本政子 | 花梨 |
1 | 竹落葉女滝を選び着水す | 菅野雅生 | 貞雄 |
1 | 水かげろう遊ばせ古き泉殿 | 鈴木直枝 | ○雅生 |
1 | 不動滝の断層極む涼しかり | 加賀暢子 | 曲水 |
1 | 鶯の声じっくりと聞く湖畔 | 別府 操 | 快泉 |
1 | 緑陰や走り根横切る如来像 | 加賀暢子 | 快泉 |
1 | 陰陽の滝の音きく寺領かな | 塚本政子 | 快泉 |
1 | 丸太道命綱とも麻の綱 | 舩山東子 | 快泉 |
1 | 男(お)滝女滝雨乞ふ音やはたた神 | 大西よしき | 政子 |
1 | うぐいすの応えに百合の真白なる | 鈴木直枝 | 孝 |
1 | これ程に鶯の声聞けるとは | 別府 操 | ○快泉 |
1 | 花合歓の天蓋夫婦滝ひびく | 中田のぶ子 | ○けんじ |
1 | 隠沼の青の追憶翡翠舞ふ | 中島宏枝 | 貞雄 |
1 | いい風を汗の眼の勢至丸 | 西田 孝 | ○のぶ子 |
1 | 遥るか来て汗引く谷戸の散在ヶ池 | 石川曲水 | 貞雄 |
1 | 木下闇男滝女滝を隠したる | 村松 幹 | よしき |
1 | 初蝉の切岸光る日照雨かな | 中島宏枝 | 晴見 |
1 | 揚羽飛ぶ深さを測る静寂かな | 加賀暢子 | 東子 |
1 | 老鶯の鉄琴ころがし隠り沼 | 田中一美 | けんじ |