No.152
日時 :平成16年8月14日(土)
吟行先 :円覚寺周辺 参加者 :16人 |
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合点 | 作 品 | 作 者 | 選 者 |
7 | 洪鐘の音に錆出るか秋旱 | 中島宏枝 | けんじ ○充子 のぶ子 貞雄 一美 雅生 なつ |
6 | 銀杏大樹潜り風湧くつくつくし | 吉田克美 | けんじ 快泉 充子 一美 政子 よしき |
5 | 瑠璃色の一筆書きやしじみ蝶 | 中島宏枝 | 曲水 快泉 充子 ○のぶ子 貞雄 |
5 | 百観音灼け柏槇の影深し | 中田のぶ子 | けんじ ○充子 ○克美 一美 ○よしき |
4 | 盆東風が吹き抜けて居り黄梅院 | 上野花梨 | 曲水 充子 ○貞雄 なつ |
4 | 炎昼の中の暗闇座禪堂 | 遠藤けんじ | 曲水 快泉 ○貞雄 操 |
4 | 作務畑に静止している晩夏かな | 塚本政子 | けんじ 充子 貞雄 一美 |
4 | 塔頭のみづひきの径風の径 | 中田のぶ子 | けんじ 曲水 貞雄 克美 |
4 | 風のいろ引き絞りたる弓稽古 | 鈴木直枝 | ○快泉 快泉 のぶ子 宏枝 |
4 | 地を抱きて地に還りゆく蝉の屍よ | 遠藤けんじ | 充子 のぶ子 直枝 花梨 |
3 | 木洩日に色染めはじむ夏紅葉 | 佐々木なつ | けんじ のぶ子 宏枝 |
3 | 新涼の風血圧を正常に | 遠藤けんじ | ○快泉 のぶ子 なつ |
3 | 結界の炎となりて百日紅 | 田中一美 | けんじ ○のぶ子 花梨 |
3 | 仏日庵野点の傘に蝉しぐれ | 石川曲水 | 快泉 ○貞雄 ○直枝 |
3 | 黒揚羽は寡黙よ蝉の森に棲み | 遠藤けんじ | 快泉 のぶ子 よしき |
3 | 立秋の風透きとほる蜘蛛の巣よ | 石田快泉 | ○けんじ 克美 ○花梨 |
3 | 花頭窓乾拭きにせん秋の蝉 | 田中貞雄 | けんじ ○曲水 花梨 |
3 | 柏槇の秋蝉篩ふ選仏場 | 田中貞雄 | のぶ子 ○一美 よしき |
3 | 実珊瑚の赤舎利殿の鎮もりに | 中島宏枝 | けんじ のぶ子 貞雄 |
3 | 蝉時雨声明として盆の寺 | 鈴木直枝 | のぶ子 政子 花梨 |
3 | 溝萩へ香煙流る時頼廟 | 田中貞雄 | 曲水 快泉 操 |
3 | 空蝉の爪に力の残るかに | 石田快泉 | けんじ 曲水 のぶ子 |
2 | 空蝉の泪のあとや露光る | 鈴木直枝 | 快泉 政子 |
2 | 総門のすでに涼しき円覚寺 | 中田のぶ子 | 曲水 ○雅生 |
2 | 赤とんぼ山の風より水の上 | 上野花梨 | 快泉 政子 |
2 | 弓道の静寂の立ち居杉落葉 | 中田のぶ子 | ○けんじ 貞雄 |
2 | 盆棚の縁にせり出す奥の院 | 菅野雅生 | 曲水 ○政子 |
2 | 妙香池蜻蛉解脱の衣の羽 | 磯部充子 | けんじ 曲水 |
2 | 山影の廻り来る辺の花臭木 | 田中貞雄 | 宏枝 雅生 |
2 | 法師蝉心耳に映る風の音 | 中島宏枝 | ○充子 克美 |
2 | 塔頭へ末期の読経蝉しぐれ | 大西よしき | けんじ ○操 |
2 | 炎天下時の流れも渇きけり | 石田快泉 | ○けんじ 克美 |
2 | 秋蝉の読経のほか押し黙る | 田中一美 | 曲水 直枝 |
2 | 紅芙蓉盛りの色を浮きたたす | 石川曲水 | 快泉 なつ |
2 | 盆提灯にぎやかに吊り円覚寺 | 別府 操 | 曲水 貞雄 |
2 | 水引草葉に空蝉の熨斗光る | 吉田克美 | 充子 直枝 |
2 | 藪からしこじれるあたり萼を立て | 田中貞雄 | 充子 雅生 |
1 | 黄梅院よりの涼風虎頭岩 | 中田のぶ子 | 貞雄 |
1 | 蜻蛉池一途な恋を翻す | 吉田克美 | ○曲水 |
1 | 山脈(やまなみ)に芙蓉の紅の見え隠れ | 佐々木なつ | 快泉 |
1 | 天井画の竜の鱗の涼しかり | 磯部充子 | ○快泉 貞雄 |
1 | 蝉の墓読経めきしや蝉しぐれ | 上野花梨 | 直枝 |
1 | 白百合の昼なほ暗き御堂に映ゆ | 磯部充子 | 操 |
1 | 汗引いてほどよき心地裏山道 | 佐々木なつ | 快泉 |
1 | 玉あじさい弾けて雨一滴を欲す | 田中一美 | ○なつ |
1 | 分け入りて少し紅さす夏の萩 | 佐々木なつ | 貞雄 |
1 | たよたよと瑠璃をこぼすや秋の蝶 | 鈴木直枝 | 宏枝 |
1 | 鎌倉は墓多き所秋の風 | 別府 操 | 快泉 |
1 | 溝萩の咲けば風寄す仏日庵 | 石川曲水 | 貞雄 |
1 | 山門の踊提灯解脱いろ | 中島宏枝 | よしき |
1 | 打水や踊る揚羽のエーゲ海 | 吉田克美 | ○のぶ子 |
1 | 炎天の賽銭熱き百観音 | 菅野雅生 | 快泉 |
1 | 晩夏なほ人絶え間なし円覚寺 | 大西よしき | 曲水 |
1 | 風よどむ大鐘の磴蝉は死す | 菅野雅生 | 曲水 |
1 | 背中より涼風顔面に残暑かな | 田中一美 | のぶ子 |
1 | 葉隠れす泰山木の実に産毛 | 菅野雅生 | ○宏枝 |
1 | 百合一基寺門にありてよそよそし | 塚本政子 | ○曲水 |
1 | 須賀線の軋む音あり秋立ちぬ | 大西よしき | 操 |
1 | 石斛の折れ枝くくり釣しのぶ | 石川曲水 | 貞雄 |
1 | 千屈菜(みぞはぎ)や佛の智慧を尋ねをり | 大西よしき | 雅生 |
1 | 結界は竹の一幹法師蝉 | 石川曲水 | 充子 |