No.155

 日時  :平成16年12月11日(土)
 吟行先 :寿福寺 源氏山 銭洗弁天 佐助稲荷
 参加者 :20人
 次回 平成17年1月吟行予告
 日時  : 1月8日(土) 13時
 句会場: 若宮大路ビル(046-722-1496)
 出  句: 5句(新年の句) 締切13時30分
★句会前に、各自鶴岡八幡宮を散策し、 お集まりください

合点 作      品 作 者 選     者
6 極月の水の強さや銭洗ふ 中島宏枝 貞雄 ○けんじ のぶ子 直枝 一美 暢子 
6 花八ッ手洗ひし銭を鳴らしゆく 田中貞雄 ○のぶ子 東子 宏枝 ○雅生 まりの 雛子 
6 銭洗ふ音のこみ合ふ師走かな 石川曲水 貞雄 快泉 のぶ子 一美 雅生 しげ子 
5 冬ざるる稲荷の朱の神さびて 遠藤けんじ 快泉 のぶ子 ○なつ よしき しげ子 
5 戒名は虚子の二字のみ冬紅葉 遠藤けんじ ○曲水 快泉 のぶ子 久美 なつ 
4 つつじ一花谷ッの吐息に返り咲く 渋谷雛子 けんじ ○久美 直枝 なつ 
4 逆光の落葉綾なす万華鏡 石川曲水 宏枝 久美 操 ○しげ子 
4 杜鵑草実となる虚子の塚の前 渋谷雛子 けんじ 曲水 のぶ子 ○一美 
4 冬麗や墓向きあひて虚子立子 遠藤けんじ 貞雄 快泉 政子 ○操 
4 銭洗ふ宮を囲みし円き冬 菅野雅生 けんじ ○曲水 ○まりの ○よしき 
3 水仙の莟すらりと立子句碑 中田のぶ子 ○けんじ 曲水 宏枝 
3 洗つても洗つても千円冬うらら 遠藤けんじ 曲水 快泉 操 
3 笑声を縫って落葉着地音 田中一美 快泉 のぶ子 雛子 
3 走り根の落葉や老いを滑らすな 菅野雅生 けんじ のぶ子 よしき 
3 山眠り佐助の狐深眠り 遠藤けんじ ○宏枝 暢子 しげ子 
3 銭洗う師走紅葉の温もりに 田中一美 貞雄 けんじ のぶ子 
3 池小春水かげろうのほいしいまま 鈴木直枝 けんじ 快泉 政子 
3 短日や数えて忘る鳥居数 福島しげ子 貞雄 ○快泉 ○のぶ子 
2 年を顧(み)るえのころ草が烟となる 田中貞雄 まりの 雛子 
2 一枚を脱ひで小春の彩のなか 菅野雅生 貞雄 曲水 
2 稲荷堂狐抜けだす師走かな 石川曲水 けんじ 東子 
2 銭洗い悔を洗うや年の暮 村松 幹 暢子 操 
2 散紅葉思案の鯉がまたつつく 川上久美 貞雄 政子 
2 滝風のしみじみとあり冬芽起つ 鈴木直枝 ○貞雄 
2 銭洗ふさらば旧札漱石忌 大西よしき 曲水 なつ 
2 頼朝像の冬空紺を一人占め 大西よしき けんじ 曲水 
2 神水に移る枯葉の散りぎわよ 渋谷雛子 貞雄 一美 
2 おでん食ぶおあとでよろし銭洗ひ 大西よしき ○けんじ 雅生 
2 水神の飛沫にまぎる冬まくなぎ 田中貞雄 ○東子 まりの 
2 狐火や佐助稲荷の赤き旗 大西よしき 曲水 快泉 
2 笊ごしの水小春かな銭洗う 鈴木直枝 曲水 政子 
2 隋道のかそけきひびき枯落葉 中田のぶ子 けんじ 宏枝 
2 枯つるのオブジェも若き化粧坂 塚本政子 久美 しげ子 
2 みそさざい水かげろふのゆらめきに 渋谷雛子 東子 一美 
2 朽ちかけし祠枯葉を重たげに 川上久美 曲水 ○快泉 
2 冬うらら騙されまいぞ狐みち 舩山東子 雅生 暢子 
2 走り根のおのずと段に落葉踏む 福島しげ子 のぶ子 雛子 
2 鳥啼けり山肌に添ふ冬菫 舩山東子 のぶ子 ○直枝 
2 神鏡のゆらぐ水影冬うらら 福島しげ子 貞雄 曲水 
1 はらりはらはら断崖舞台の落葉かな 田中一美 ○雛子 
1 まだ色の明るくなれぬ冬すみれ 塚本政子 久美 
1 佐助稲荷の赤に臆せり青木の実 中田のぶ子 貞雄 
1 水耀(よう)か冬芽の並みて赤ければ 石田快泉 まりの 
1 堂縁に座し紅葉の中におり 佐々木なつ 快泉 
1 帰り花懐深き弁財天 加賀暢子 曲水 
1 からからと落葉の嵩や供養塔 加賀暢子 けんじ 
1 佐助稲荷銀杏紅葉のしづるほど 中島宏枝 暢子 
1 濃き紅葉薄紅葉あり化粧坂 佐々木なつ のぶ子 
1 泰然と頼朝公や大節季 加賀暢子 東子 
1 極月の滑り止めある源氏山 盛戸まりの のぶ子 
1 銀杏落葉と数を競へり白狐さま 中田のぶ子 曲水 
1 万両のかしこかしこと立子墓 菅野雅生 けんじ 
1 銭洗ふ笊の音聞きおでん食ふ 石川曲水 よしき 
1 夢に来る狐の社花八ッ手 菅野雅生 快泉 
1 へだてなき山茶花あかり銭洗ふ 加賀暢子 雅生 
1 石佛の顔赤きほど落ち椿 石田快泉 のぶ子 
1 佐助稲荷願ひの御旗竹の春 別府 操 ○貞雄 
1 冷まじや絵馬堂古りし絵馬ばかり 石田快泉 ○政子 
1 冬うらら吟行日和となりにけり 佐々木なつ 快泉 
1 地に散って鳥居のペンキ悴みぬ 盛戸まりの よしき 
1 寺でらに礼申したり十二月 別府 操 なつ 
1 見返りて紅葉あやなす小春空 中島宏枝 直枝 
1 敷きつめし銀杏落葉に染まる靴 渋谷雛子 ○曲水 
1 やぐら守る絡みつくまま枯れるまま 川上久美 けんじ 
1 山茶花の明り鎌倉模様とぞ 舩山東子 操 
1 銭洗ふ欲も信心師走宮 別府 操 貞雄 
1 年用意古札納めて銭洗ふ 田中貞雄 直枝 
1 銭洗ふ幸多かれと年の暮 福島しげ子 快泉 
1 照紅葉少し若やぐ頼朝像 川上久美 ○快泉 
1 水桶の枯葉煌く虚子墓前 塚本政子 貞雄