No.156

 日時  :平成17年1月8日(土)
 吟行先 :鶴岡八幡宮(自由散策)
 参加者 :24人
 次回 平成17年2月吟行予告
 日時  : 2月12日(土) 11時(厳守)
 集合  : JR鎌倉駅西口改札口
 吟行  : 光則寺 高徳院(大仏)
 句会場: 鎌倉大路ビル(046-722-1496)
        出句締切 15時15分

合点 作      品 作 者 選     者
10 七草の雨に地の色動き出す  石田快泉 貞雄 けんじ 晴見 東子 巴里 むつみ なつ ○弘香 よしき しげ子   
8 提灯の万のゆるるや恵方道 鈴木直枝 ○けんじ ○巴里 宏枝 耕路 雅生 ○よしき 花梨 操 
6 一礼の払いたる邪気弓始 鈴木直枝 貞雄 けんじ 快泉 巴里 ○宏枝 一美  
5 北風(きた)つのる視界百度の白兎波 渋谷雛子 貞雄 けんじ むつみ 政子 しげ子 
5 青竹をほとばしり出る初手水 伊藤紀子 けんじ 曲水 快泉 巴里 東子 
5 二拝する腰を押さるる初詣 菅野雅生 ○曲水 ○快泉 ○晴見 一美 花梨 
5 鳥居より懐手解く初詣 石田快泉 貞雄 曲水 晴見 なつ 幹 
5 初凪や人満載の段葛 中島宏枝 貞雄 ○曲水 巴里 東子 直枝 
5 神前の一処真空手斧初め 中島宏枝 貞雄 巴里 ○東子 雅生 むつみ 
4 冬木の芽無言の行に耐えており 山田耕路 貞雄 けんじ 快泉 暢子  
4 大銀杏のみ風を知り年迎ふ 石川曲水 ○晴見 巴里 東子 耕路 
4 紅梅の紅の仕へる辨財天 石川曲水 巴里 宏枝 弘香 雛子 
4 人波の中の一人の初詣 遠藤けんじ 晴見 ○宏枝 花梨 雛子 
4 初鴛鴦(おし)の寄り添ひ波を立てずをり 舩山東子 けんじ 曲水 宏枝 弘香 
4 枯れ切って千年語る大銀杏 福島しげ子 曲水 宏枝 なつ 操 
4 松明けの薄日に長き段葛 田中一美 曲水 快泉 ○晴見 ○政子 
4 赤ちゃんのずり落ちさうな初詣 すずき巴里 貞雄 晴見 花梨 雛子 
4 身を縛るひかりの縄や初日の出 田中一美 貞雄 ○雅生 むつみ 政子 
3 人を恋ふひと日ありけり四日かな 舩山東子 晴見 雅生 暢子 
3 柏槙の仁王立ちなる淑気かな 田中一美 快泉 晴見 耕路 
3 浮寝ともなく弁天の鴨浮ける 石川曲水 東子 よしき しげ子 
3 しづやしづ舞ふはまぼろし老の春 石川曲水 雅生 一美 ○直枝 
3 リスの声恵方詣の後先に 上野花梨 貞雄 晴見 宏枝 
3 抜け道と言へど福徳恵方とす 大西よしき ○貞雄 直枝 ○しげ子 
3 ひょっとこのお面も並ぶ初みくじ 伊藤紀子 曲水 快泉 しげ子 
3 宮鳩のとよもす空や初詣 鈴木直枝 曲水 ○巴里 操 
3 ものの芽の動く気配の淑気かな 遠藤けんじ ○耕路 ○暢子 政子 
3 初詣まつはるものを払ひけり 加賀暢子 直枝 ○雛子 ○幹 
3 松とれて骨董店の昼灯し 福島しげ子 晴見 巴里 紀子 
3 冬芽抱き芽吹き待ちつつ段葛 山田耕路 曲水 快泉 よしき 
2 寒ぼたん屈みて笑めば笑み返す 佐藤弘香 ○けんじ ○東子 
2 初春や雲の箒目清く立つ 佐藤弘香 ○なつ 幹 
2 去年今年宮詣より寺詣 田中貞雄 巴里 暢子 
2 繭玉や鳩総立ちの風の中 鈴木直枝 けんじ 東子 
2 寄り添つて色深めゆく冬牡丹 湯浅晴見 けんじ 快泉 
2 冠雪の不二撮る少年耳透けて 渋谷雛子 東子 ○むつみ 
2 高床の藁屋清しき冬牡丹 本島むつみ 貞雄 曲水 
2 ゆっくりと浦賀水道冬の航 加賀暢子 快泉 弘香 
2 読初めの「願あまた」なる宮に立つ 大西よしき 曲水 紀子 
2 初乗りのとんと進まぬ路線バス 田中一美 晴見 巴里 
2 掌に承けし寒九の水で口清む 菅野雅生 曲水 快泉 
2 初旅の日記に載せし八幡宮 上野花梨 快泉 ○紀子 
2 アロエの花公達然と佇ちにけり 菅野雅生 よしき 幹 
2 風すこし弁財天の旗襖 舩山東子 貞雄 ○曲水 
2 垣越えしことにやすらぐ寒椿 塚本政子 快泉 晴見 
2 初日今安房山系の雲抜けて 渋谷雛子 宏枝 耕路 
2 命あるものへあまねく初日影 石田快泉 けんじ 政子 
1 旗上げ旗へ菰をあみだに寒牡丹 田中貞雄 けんじ 
1 宮鳩の銀の群翔淑気満つ 本島むつみ 東子 
1 冬牡丹一途に充たす風戯え 加賀暢子 晴見 
1 藁囲ひ可愛ゆてならぬ冬ぼたん 大西よしき 操 
1 街路樹の瘤隆々と寒に入る 山田耕路 けんじ 
1 わん曲の淑気漂ふ太鼓橋 菅野雅生 宏枝 
1 出初式動けば過疎の街動く 塚本政子 紀子 
1 凍道をすべらぬように初仕事 佐藤弘香 ○快泉 
1 武の宮を除けて古刹や初詣 田中貞雄 ○巴里 
1 寒波来る仁王立ちして大欅 石田快泉 暢子 
1 大銀杏千回過ぎたり初詣 村松 幹 ○快泉 
1 和手拭の干支の酉なく小町道 伊藤紀子 貞雄 
1 鎌倉に一服はなし松過ぎも 大西よしき 曲水 
1 初御空大臣山はなだらかに 石川曲水 ○けんじ 
1 久闊の友との御慶舞殿まへ 田中貞雄 晴見 
1 大事なるひい様のごと寒ぼたん 別府 操 ○花梨 
1 寒行の声山肌を擽らす 佐々木なつ 一美 
1 群鳩のたかぶりやまぬ初社 湯浅晴見 直枝 
1 初日の出浴びて大吉子に笑顔 佐々木なつ 操 
1 年酒酌む子よりも孫と気が合ひて 遠藤けんじ 雛子 
1 酉年の鳥数えるや源平池 村松 幹 快泉 
1 否応なく付き合はさるる福詣 田中貞雄 巴里 
1 オブジェの相なす銀杏の初明り 別府 操 なつ 
1 木々の芽のまだ鋭角や山眠る 佐々木なつ 幹 
1 初波の遠寄す鎌倉大鳥居 すずき巴里 けんじ 
1 麦田もち山脈なせる淑気かな すずき巴里 紀子 
1 人はみな翳りを秘むや初詣 中島宏枝 けんじ 
1 春着の褄軽くつまんで階上る 別府 操 貞雄 
1 冬ぼたん花嫁人形佇つごとし 上野花梨 ○一美 
1 初買いの恋みくじとす六十路なり 伊藤紀子 巴里 
1 鎌倉の土産も楽し初句会 湯浅晴見 宏枝 
1 放生の池に寒禽鳴き渡り 山田耕路 弘香