No.158

 日時  :平成17年3月12日(土)
 吟行先 :鎌倉宮 瑞泉寺
 参加者 :21人
 次回 平成17年4月吟行予告
 日時  : 4月9日(土) 11時
 集合  : JR大船駅改札口前
 吟行  : 大船フラワーセンター及び龍宝寺
 句会場: 鎌倉大路ビル(046-722-1496)
 出句  : 5句 締切15時

合点 作      品 作 者 選     者
9 まんさくの雲に乗りたり瑞泉寺 村松 幹 主宰 けんじ〇曲水〇宏枝〇双葉〇雅生〇花梨〇富美子 直枝 
9 陽の中にくらさの中に紅椿 上野花梨 主宰 けんじ のぶ子 宏枝 充子 弘香 〇久美 政子 なつ 
9 金鏤梅の糸吐き出せば谷戸眩し 佐藤弘香 主宰 曲水 のぶ子 双葉 充子 久美 直枝 よしき 幹 
6 まんさくや更に古刹の名を高む 田中貞雄 曲水 〇充子 なつ よしき 操 紀子 
6 庭滝へ夢窓の置きし落椿 菅野雅生 〇のぶ子〇宏枝〇双葉 直枝 富美子 幹 
4 春色のパズル嵌め込み錦屏山 菅野雅生 けんじ 宏枝 〇直枝 操 
4 供養串供へ土牢草青む 新江たか けんじ 宏枝 双葉 しげ子 
4 花ミモザ鎌倉らしき家構 福島しげ子 〇曲水 充子 雅生 花梨 
4 初音とて嬉嬉と見上ぐる女坂 大西よしき 〇曲水 雅生 富美子 政子 
4 梅東風に又も庭滝捩れたる 川上久美 主宰 曲水 充子 富美子 
4 囀や谷戸の一寺に昼闌けて 石川曲水 主宰 久美 〇たか しげ子 
3 まんさくや溪の暗さに花の照る 遠藤けんじ のぶ子 操 花梨 
3 岩盤庭園水音彩どる落椿 吉田克美 曲水 のぶ子 なつ 
3 門に入る一目春の息吹かな 別府 操 〇双葉 花梨 紀子 
3 鶯の初音まっすぐ女坂 中田のぶ子 宏枝 双葉 弘香 
3 景を征す一本の濃き藪椿 星野双葉 充子 直枝 よしき 
3 白梅の香気溜りや瑞泉寺 中島宏枝 〇けんじ のぶ子 幹 
3 土牢へ虐刃と刺す春疾風 大西よしき けんじ 克美 〇しげ子 
3 土牢の細き灯や花三椏 中島宏枝 けんじ 双葉 弘香 
3 万太郎の碑文字睡たし木の芽晴れ 田中貞雄 けんじ のぶ子 雅生 
3 まんさくの乗り出してゐる紅葉ケ谷 菅野雅生 主宰 けんじ のぶ子 
3 白無垢や黄心樹(おがたま)の香のほのかなる 磯部充子 主宰 〇のぶ子 たか 
3 梅まばら古木の品位定まりて 佐々木なつ 主宰 けんじ 〇弘香 
3 春興のひと日を下る男坂 佐藤弘香 主宰 〇政子 操 
3 黄梅のすがれ樹形の衣なす 佐藤弘香 主宰 〇よしき 〇紀子 
2 春蔭や翁の筆は土鈴画く 山村冨美子 曲水 なつ 
2 鳶笛の谷乱反射まんさく花 吉田克美 けんじ しげ子 
2 漂ひて梅花一片御首塚 遠藤けんじ 充子 のぶ子 
2 小賀玉の匂ひおこせよ天岩戸 石川曲水 〇操 紀子 
2 晩鐘の昼の鎮もり花まんさく 中島宏枝 曲水 たか 
2 切岸の菫の淡し鎌倉宮 中田のぶ子 曲水 たか 
2 岩庭の緋色の痛し落椿 中田のぶ子 宏枝 〇幹 
2 三椏の花色づきし猫の鈴 上野花梨 曲水 双葉 
2 苔厚き石に寄り添ふ一夜草 星野双葉 曲水 紀子 
2 初音かな一山へ風爽と来る 中島宏枝 久美 克美 
2 聴き耳を立てる土鈴やミモザ風 川上久美 曲水 のぶ子 
2 まんさくや階百段の男坂 別府 操 宏枝 政子 
2 彼岸西風御構廟(おかまへどころ)鎮めかな 田中貞雄 けんじ 双葉 
2 まんさくや寺ほどほどに賑わいぬ 石川曲水 ○主宰 花梨 
2 花寺のひときわ紅き楓の芽 佐藤弘香 主宰 けんじ 
2 落椿水面に寄ればやぐらかげ 塚本政子 主宰 〇充子 
2 春はやて真っ直ぐ抜ける白鳥居 伊藤紀子 双葉 しげ子 
2 首塚の青き竹垣春嵐 新江たか 曲水 双葉 
2 小賀玉の花へ狂気の春疾風 遠藤けんじ 宏枝 双葉  
2 梅の香の触れし髪なり眼なり 中島宏枝 曲水 のぶ子 
2 山風の終は馬酔木を揺らし消ゆ 川上久美 克美 政子 
1 彼岸来る前のいたみの風荒ぶ 田中貞雄 よしき 
1 供養串捧げ洞窟春日射し 吉田克美 主宰 
1 まんさくや仏は魂をほぐしけり 鈴木直枝 充子 
1 花馬酔木寺のほとりのこぼれ日に 石川曲水 〇けんじ 

注1: 一点句については、紙面の都合上、幹部同人の特選句を中心に掲載としました。ご了承下さい。
注2: 御構廟…首塚