No.158
日時 :平成17年3月12日(土)
吟行先 :鎌倉宮 瑞泉寺 参加者 :21人 |
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合点 | 作 品 | 作 者 | 選 者 |
9 | まんさくの雲に乗りたり瑞泉寺 | 村松 幹 | 主宰 けんじ〇曲水〇宏枝〇双葉〇雅生〇花梨〇富美子 直枝 |
9 | 陽の中にくらさの中に紅椿 | 上野花梨 | 主宰 けんじ のぶ子 宏枝 充子 弘香 〇久美 政子 なつ |
9 | 金鏤梅の糸吐き出せば谷戸眩し | 佐藤弘香 | 主宰 曲水 のぶ子 双葉 充子 久美 直枝 よしき 幹 |
6 | まんさくや更に古刹の名を高む | 田中貞雄 | 曲水 〇充子 なつ よしき 操 紀子 |
6 | 庭滝へ夢窓の置きし落椿 | 菅野雅生 | 〇のぶ子〇宏枝〇双葉 直枝 富美子 幹 |
4 | 春色のパズル嵌め込み錦屏山 | 菅野雅生 | けんじ 宏枝 〇直枝 操 |
4 | 供養串供へ土牢草青む | 新江たか | けんじ 宏枝 双葉 しげ子 |
4 | 花ミモザ鎌倉らしき家構 | 福島しげ子 | 〇曲水 充子 雅生 花梨 |
4 | 初音とて嬉嬉と見上ぐる女坂 | 大西よしき | 〇曲水 雅生 富美子 政子 |
4 | 梅東風に又も庭滝捩れたる | 川上久美 | 主宰 曲水 充子 富美子 |
4 | 囀や谷戸の一寺に昼闌けて | 石川曲水 | 主宰 久美 〇たか しげ子 |
3 | まんさくや溪の暗さに花の照る | 遠藤けんじ | のぶ子 操 花梨 |
3 | 岩盤庭園水音彩どる落椿 | 吉田克美 | 曲水 のぶ子 なつ |
3 | 門に入る一目春の息吹かな | 別府 操 | 〇双葉 花梨 紀子 |
3 | 鶯の初音まっすぐ女坂 | 中田のぶ子 | 宏枝 双葉 弘香 |
3 | 景を征す一本の濃き藪椿 | 星野双葉 | 充子 直枝 よしき |
3 | 白梅の香気溜りや瑞泉寺 | 中島宏枝 | 〇けんじ のぶ子 幹 |
3 | 土牢へ虐刃と刺す春疾風 | 大西よしき | けんじ 克美 〇しげ子 |
3 | 土牢の細き灯や花三椏 | 中島宏枝 | けんじ 双葉 弘香 |
3 | 万太郎の碑文字睡たし木の芽晴れ | 田中貞雄 | けんじ のぶ子 雅生 |
3 | まんさくの乗り出してゐる紅葉ケ谷 | 菅野雅生 | 主宰 けんじ のぶ子 |
3 | 白無垢や黄心樹(おがたま)の香のほのかなる | 磯部充子 | 主宰 〇のぶ子 たか |
3 | 梅まばら古木の品位定まりて | 佐々木なつ | 主宰 けんじ 〇弘香 |
3 | 春興のひと日を下る男坂 | 佐藤弘香 | 主宰 〇政子 操 |
3 | 黄梅のすがれ樹形の衣なす | 佐藤弘香 | 主宰 〇よしき 〇紀子 |
2 | 春蔭や翁の筆は土鈴画く | 山村冨美子 | 曲水 なつ |
2 | 鳶笛の谷乱反射まんさく花 | 吉田克美 | けんじ しげ子 |
2 | 漂ひて梅花一片御首塚 | 遠藤けんじ | 充子 のぶ子 |
2 | 小賀玉の匂ひおこせよ天岩戸 | 石川曲水 | 〇操 紀子 |
2 | 晩鐘の昼の鎮もり花まんさく | 中島宏枝 | 曲水 たか |
2 | 切岸の菫の淡し鎌倉宮 | 中田のぶ子 | 曲水 たか |
2 | 岩庭の緋色の痛し落椿 | 中田のぶ子 | 宏枝 〇幹 |
2 | 三椏の花色づきし猫の鈴 | 上野花梨 | 曲水 双葉 |
2 | 苔厚き石に寄り添ふ一夜草 | 星野双葉 | 曲水 紀子 |
2 | 初音かな一山へ風爽と来る | 中島宏枝 | 久美 克美 |
2 | 聴き耳を立てる土鈴やミモザ風 | 川上久美 | 曲水 のぶ子 |
2 | まんさくや階百段の男坂 | 別府 操 | 宏枝 政子 |
2 | 彼岸西風御構廟(おかまへどころ)鎮めかな | 田中貞雄 | けんじ 双葉 |
2 | まんさくや寺ほどほどに賑わいぬ | 石川曲水 | ○主宰 花梨 |
2 | 花寺のひときわ紅き楓の芽 | 佐藤弘香 | 主宰 けんじ |
2 | 落椿水面に寄ればやぐらかげ | 塚本政子 | 主宰 〇充子 |
2 | 春はやて真っ直ぐ抜ける白鳥居 | 伊藤紀子 | 双葉 しげ子 |
2 | 首塚の青き竹垣春嵐 | 新江たか | 曲水 双葉 |
2 | 小賀玉の花へ狂気の春疾風 | 遠藤けんじ | 宏枝 双葉 |
2 | 梅の香の触れし髪なり眼なり | 中島宏枝 | 曲水 のぶ子 |
2 | 山風の終は馬酔木を揺らし消ゆ | 川上久美 | 克美 政子 |
1 | 彼岸来る前のいたみの風荒ぶ | 田中貞雄 | よしき |
1 | 供養串捧げ洞窟春日射し | 吉田克美 | 主宰 |
1 | まんさくや仏は魂をほぐしけり | 鈴木直枝 | 充子 |
1 | 花馬酔木寺のほとりのこぼれ日に | 石川曲水 | 〇けんじ |
注1: 一点句については、紙面の都合上、幹部同人の特選句を中心に掲載としました。ご了承下さい。 |
注2: 御構廟…首塚 |