No.160
日時 : 平成17年5月14日(土)
吟行先 : 朝比奈峠散策 参加者 : 19人 |
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合点 | 作 品 | 作 者 | 選 者 |
6 | スダ椎の花の香統べる杜一処 | 川上久美 | 主宰 曲水 宏枝 ○なつ ○しげ子 よしき |
6 | 歩く会と詠む会交わす夏帽子 | 上野花梨 | 主宰 曲水 充子 のぶ子 宏枝 ○冨美子 |
6 | 辿りつく末社に座す蝮草 | 大西よしき | 主宰 ○曲水 ○のぶ子 雅生 なつ 紀子 |
5 | 朝夷奈てふ泥濘る峠や若葉寒 | 大西よしき | 主宰 充子 のぶ子 一美 ○久美 |
5 | 天蓋を溢れ水木の花あそぶ | 石川曲水 | ○主宰 ○宏枝 ○よしき 東子 久美 |
4 | 新緑を出づ定年の道のあり | 石田快泉 | ○主宰 ○曲水 ○紀子 充子 |
4 | 登り来てまだ天辺の夏鶯 | 田中一美 | 快泉 ○のぶ子 ○直枝 ○政子 |
4 | 武士の掘りし峠の清水酌む | 菅野雅生 | ○充子 快泉 宏枝 直枝 |
4 | 狛犬の鼻の上向き椎の花 | 中田のぶ子 | 曲水 宏枝 ○東子 しげ子 |
3 | 熊野社の行者の極みまむし草 | 菅野雅生 | 宏枝 直枝 政子 |
3 | 真新しき崩落場を過ぐる五月冷え | 田中貞雄 | 冨美子 なつ 政子 |
3 | 滴りの音水に消え水あかり | 中島宏枝 | 主宰 ○充子 直枝 |
3 | 老鶯の声存分に森林浴 | 別府操 | 快泉 東子 花梨 |
3 | 若葉風泳いで見たやしだの海 | 伊藤紀子 | のぶ子 冨美子 花梨 |
3 | 榧の木の魂の揺蕩糸とんぼ | 磯部充子 | 一美 雅生 よしき |
3 | 枇杷若葉積みたる石のあたたかし | 山村冨美子 | 曲水 快泉 東子 |
3 | 小半時野藤の落花踏みし贅 | 中田のぶ子 | 主宰 久美 ○操 |
3 | 石ころの峠果せり風薫る | 別府操 | ○快泉 東子 直枝 |
3 | 夏落葉陶片を踏む思ひなり | 田中貞雄 | 充子 東子 よしき |
3 | 疲れたる蹠にやさし夏落葉 | 川上久美 | 快泉 のぶ子 なつ |
2 | 鶯のこゑ直に降る杉木立 | 中島宏枝 | 快泉 ○花梨 |
2 | 三郎の滝の檄享け峠越ゆ | 大西よしき | 曲水 ○のぶ子 |
2 | 谷を背に舞う羽衣や大水木 | 伊藤紀子 | 雅生 しげ子 |
2 | 切り岸の鑿彫(のみえり)みどりの呼吸する | 菅野雅生 | 主宰 ○一美 |
2 | もののふの修羅滴りの峠ゆく | 大西よしき | 操 紀子 |
2 | 峠口岩滴りのかすかにも | 鈴木直枝 | 快泉 東子 |
2 | 木洩れ日の中を五月の風聴きに | 川上久美 | 主宰 ○宏枝 |
2 | 時鳥社にこだま手向けては | 鈴木直枝 | のぶ子 操 |
2 | 三郎の情念浄め滝一条 | 鈴木直枝 | よしき 操 |
2 | 青歯朶と競えやマウンテンバイク | 中田のぶ子 | 主宰 宏枝 |
2 | 大勢の標狂はす道をしへ | 中島宏枝 | のぶ子 東子 |
2 | 滑川となる岩清水かがよひぬ | 中田のぶ子 | 曲水 ○雅生 |
2 | 新緑に咽せて心音トトとなる | 佐々木なつ | ○東子 しげ子 |
2 | 熊野社の谷の深さや山水木 | 山村冨美子 | 政子 操 |
2 | 切通し細滝ながら水強し | 山村冨美子 | ○曲水 花梨 |
2 | 若葉冷え薄きお顔の石仏 | 伊藤紀子 | ○東子 宏枝 |
2 | 天空へ杉の直立羊朶青葉 | 田中一美 | 雅生 なつ |
2 | 宮深く入れば入るほど蛇苺 | 上野花梨 | 曲水 冨美子 |
2 | 万緑や天突く神木並び立つ | 別府操 | ○快泉 曲水 |
2 | 老鶯に案内されゆく切通し | 川上久美 | 快泉 宏枝 |
2 | 線彫に矢倉仏や苔の花 | 福島しげ子 | 充子 東子 |
2 | 木洩れ日に敷ける青歯朶色返す | 福島しげ子 | 曲水 冨美子 |
2 | 滴りを踏んで朝比奈峠越え | 佐々木なつ | ○快泉 のぶ子 |
1 | 手の届く所へ手のあと岩煙草 | 磯部充子 | 政子 |
1 | 茴香の風もやさしき清川かな | 塚本政子 | 東子 |
1 | 白ダモの若葉や未だ頼りなげ | 中田のぶ子 | 紀子 |
1 | 初夏の鈴の音かるし五月山 | 上野花梨 | 曲水 |
1 | 青歯朶の勢もろとも切通し | 鈴木直枝 | 久美 |
1 | 若葉風足励まして切り通し | 福島しげ子 | ○快泉 |
1 | 五月闇水音連れて峠越え | 伊藤紀子 | 主宰 |
1 | 峠越えはばむぬかるみ若葉冷え | 田中一美 | のぶ子 |
1 | 老鶯と二人三脚熊野道 | 上野花梨 | 一美 |
1 | 杖をもてけはし峠や山清水 | 別府操 | 曲水 |
1 | 悠遠の音立て落つる小滝かな | 石川曲水 | 充子 |
1 | 朝夷奈は青き若葉の万華鏡 | 菅野雅生 | 主宰 |
1 | 青羊歯や木洩れ日にまた色重ね | 佐々木なつ | 主宰 |
1 | 岩走る水踏みしめて夏落葉 | 山村冨美子 | 久美 |
1 | 峠越え鳥になりたきバードデー | 田中一美 | 花梨 |
1 | 朝比奈峠越え来し人や緑立つ | 舩山東子 | 充子 |
1 | 蝮草草とは言えど嫌いなり | 磯部充子 | 曲水 |
1 | 新樹光峡ふかくして天よりす | 石川曲水 | 快泉 |
1 | 小綬鶏に鳴らして携帯電話かな | 中島宏枝 | 主宰 |
1 | 小流れの音ととのいし峠道 | 塚本政子 | 東子 |
1 | ふまんじゅう笹にくるまれ五月かな | 舩山東子 | しげ子 |
1 | 鎌倉やつつじ明かりに目覚たり | 舩山東子 | 快泉 |
1 | 湾一望もうひと登り道をしへ | 大西よしき | 主宰 |
1 | 意志あるごと気高く伸びる松の芯 | 舩山東子 | 快泉 |
1 | 生き生きと岩に寄り添う山つつじ | 塚本政子 | 東子 |
1 | 茎の縞冷としたる蝮蛇草 | 石川曲水 | 一美 |
1 | 初夏や野に咲く花の小さかり | 舩山東子 | 紀子 |