No.167
日時 : 平成17年12月10日(土)
吟行先 : 円応寺 亀ヶ谷切通し他 参加者 : 18名 |
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合点 | 作 品 | 作 者 | 選 者 |
7 | 奪衣婆や冷えを同じうして親し | 田中貞雄 | けんじ のぶ子 ○宏枝 ○雅生 久美 なつ 政子 |
5 | 不受不施の寺のきんかん数多生る | 菅野雅生 | 主宰 けんじ 一美 ○久美 恒基 |
5 | 業の火の落つべきところ寒椿 | いそべ恒基 | 主宰 宏枝 久美 たか よしき |
5 | 鳶の笛照葉天蓋突きぬけて | 伊藤紀子 | 主宰 けんじ ○のぶ子 久美 たか |
5 | 十王の目線を逃げてけんちん汁 | 中田のぶ子 | ○主宰 宏枝 雅生 なつ ○花梨 |
4 | 寺深くこぶし冬芽の昂れり | 鈴木直枝 | けんじ 宏枝 ○暢子 政子 |
4 | うとましと思う数だけピラカンサ | いそべ恒基 | 主宰 けんじ のぶ子 紀子 |
4 | 菩提樹の枯れ仏法の実を残す | 遠藤けんじ | 主宰 操 なつ 花梨 |
4 | 冴え冴えと閻魔の前のみくじ箱 | 上野花梨 | けんじ のぶ子 雅生 操 |
3 | 花びらを日溜りとして冬の蜂 | 新江たか | ○のぶ子 一美 恒基 |
3 | 閻魔との対峙の後の冬ぬくし | 田中貞雄 | 宏枝 直枝 暢子 |
3 | 裸木になりたての艶さくらの樹 | 中田のぶ子 | 主宰 ○宏枝 よしき |
3 | 蒼天に残る菩提子鳴り止まず | 川上久美 | 宏枝 雅生 政子 |
3 | 日面は喝采のいろ銀杏黄葉 | 中島宏枝 | 主宰 政子 操 |
3 | 青空の煽る炎や冬紅葉 | 田中一美 | けんじ のぶ子 宏枝 |
2 | 岩船地蔵冬陽化粧を覗きこむ | 菅野雅生 | 主宰 のぶ子 |
2 | 朽ちのいろ深む日陰の冬紅葉 | 中島宏枝 | けんじ たか |
2 | 菩提樹枯れ一寸法師高下かな | 上野花梨 | ○のぶ子 直枝 |
2 | 水仙の蕾卵を抱いており | 村松幹 | 一美 雅生 |
2 | 一群の枯葉が横を駆け抜ける | 川上久美 | ○一美 恒基 |
2 | 吹き上ぐる落葉の軽き亀ヶ谷 | 佐々木なつ | けんじ のぶ子 |
2 | 奪衣婆の冴ゆる貌など見たくなし | 大西よしき | 主宰 ○紀子 |
2 | 散れば舞う紅葉明りよ地蔵尊 | 塚本政子 | けんじ 暢子 |
2 | 菩提樹の実の舞ふ枯れの調べかな | 中島宏枝 | ○けんじ たか |
2 | 鐘楼の茅葺きに乗る冬日かな | 川上久美 | 花梨 紀子 |
2 | 十王より延命地蔵冬ぬくし | 菅野雅生 | のぶ子 花梨 |
2 | 閻魔大王冬日呑みこむ勢ひかな | 川上久美 | 主宰 ○けんじ |
2 | 白山茶花空の蒼さを深めたり | 加賀暢子 | のぶ子 ○操 |
1 | もみぢ落葉亀ヶ谷の坂ころぶなよ | 菅野雅生 | 紀子 |
1 | 紅葉散る風雅なる家の石畳 | 別府操 | ○直枝 |
1 | 己も業背負ふ閻魔の堂寒し | 新江たか | 久美 |
1 | 面差しの優しき地蔵冬の辻子 | 新江たか | けんじ |
1 | 裸木の瘤ひとさすり薬王寺 | 大西よしき | 一美 |
1 | 閻魔堂裏を明るく銀杏黄葉 | 中田のぶ子 | けんじ |
1 | 冬寒や舌抜かれまじえんま王に | 別府操 | 直枝 |
1 | 肝寒し笑ひ閻魔と云はれても | 菅野雅生 | ○よしき |
1 | 神無月笑い閻魔に見参す | 村松幹 | 主宰 |
1 | 奪衣婆に睨まれ背筋寒くなる | 遠藤けんじ | よしき |
1 | 枯萩の枝の先までやわらかき | 塚本政子 | 紀子 |
1 | 一景や小流れに散る紅葉なり | 佐々木なつ | 操 |
1 | 中陰の風に絡まる落葉かな | 田中一美 | 恒基 |
1 | 覗き見しみ仏優し冬み空 | 別府操 | なつ |
1 | 唇の紅の褪せたり冬の川 | 田中一美 | ○恒基 |
1 | 柿の実の五つ六つ飲む冬の川 | いそべ恒基 | 宏枝 |
1 | 切通し蛇行の光る冬もみじ | 鈴木直枝 | ○政子 |
1 | 枯葎振り分けゆくや切通し | 鈴木直枝 | よしき |
1 | 切通し抜ける風の間の笹鳴 | 中田のぶ子 | 宏枝 |
1 | 線香に託す死後の世花八ツ手 | 佐々木なつ | 直枝 |
1 | 橙の導く日和亀ヶ谷 | 田中貞雄 | ○なつ |
1 | 閻魔王の透けたる目玉冬睨む | 中島宏枝 | けんじ |
1 | 冬晴れや紅葉と黄葉光り会ふ | 別府操 | 暢子 |
1 | 亀ヶ谷石面七福冬ざるる | 加賀暢子 | 主宰 |
1 | 笹鳴きを聴く切通し風の道 | 新江たか | 宏枝 |
1 | 片肌脱ぎにただよふ寒気奪衣婆 | 中島宏枝 | ○主宰 |
1 | 子守柿小鳥の愛をたしかめつ | 鈴木直枝 | 花梨 |
1 | 燦燦のこぶし冬芽は鉾立てて | 田中一美 | ○たか |
1 | 揺るるたび日を撒き散らす枯芒 | 川上久美 | 暢子 |
1 | ひざ歩きしても癒さる紅葉坂 | 塚本政子 | 主宰 |
1 | 冥界の体験堂の隙間風 | 田中貞雄 | のぶ子 |