No.169
 日時  : 平成18年2月11日(土)
 吟行先 : 建長寺
 参加者 : 15名
 次回 平成18年3月吟行予告
日時  : 3月11日(土) 11時
集合  : JR鎌倉駅 西口改札口
吟行  : 浄妙寺 報国寺
句会場: 鎌倉大路ビル(046-722-1496)

合点 作      品 作 者 選     者
6 水陽炎の春日ころがる勅使門 田中一美 主宰 けんじ ○快泉 充子 ○のぶ子 ○宏枝  
6 芽木の風流れて来たり透欄間 田中貞雄 充子 のぶ子 直枝 ○弘香 よしき 紀子  
5 大権現法鼓とよもす芽吹山 遠藤けんじ 主宰 ○のぶ子 弘香 雅生 しげ子  
5 柏槇の由来尊し建国日 鈴木直枝 けんじ 充子 のぶ子 宏枝 雅生  
4 唐門の破風古色に木々芽ぐむ 福島しげ子 主宰 けんじ 快泉 宏枝  
4 陽の綾を極上織りに福寿草 磯部充子 主宰 けんじ 一美 よしき  
4 囀りを弾く数多の垂木端 中田のぶ子 主宰 宏枝 一美 弘香  
4 春光や甍そり身の猛々し 佐藤弘香 宏枝 よしき しげ子 ○紀子  
3 解脱門団体でぬけあたたかし 田中一美 ○主宰 ○けんじ 弘香  
3 禅林門受験の子等にそびえ立つ 村松幹 主宰 一美 弘香  
3 今日一輪明日は二輪よ梅日和 遠藤けんじ 快泉 一美 よしき  
3 牡丹の芽染めて朱色や処刑跡 大西よしき 快泉 のぶ子 直枝  
2 春み空斜めに切って巨福門 伊藤紀子 ○主宰 快泉  
2 一山に法鼓の響き春の風 福島しげ子 けんじ 快泉   
2 すげかえるものなく二月解脱門 いそべ恒基 充子 雅生  
2 芳春の総門燦と百貫点 鈴木直枝 主宰 ○一美  
2 東風うけて木鼻の先の円み哉 伊藤紀子 主宰 直枝  
2 霊峰の容動かず木の芽風 鈴木直枝 けんじ 紀子  
2 烏天狗三寒四温の影を持つ 遠藤けんじ 宏枝 恒基  
2 唐門の懸魚が弾く日福寿草 田中貞雄 のぶ子 ○直枝  
2 浮き富士や左手遥か春の灘 磯部充子 ○よしき 恒基  
2 地図開き春を探しに北鎌倉 村松幹 けんじ ○快泉  
2 唐破風の瓩燭韻詒燭蟶稱屬 鈴木直枝 主宰 宏枝  
2 春光の浮力のかかる大三門 田中一美 主宰 充子   
2 「禅」と「喝」のTシャツを売る寺うらら 田中貞雄 けんじ 宏枝  
2 春富士や百の風景を手放す いそべ恒基 ○充子 ○のぶ子  
2 ただ歩くこともて春を迎いけり 石田快泉 主宰 恒基  
2 烏天狗の太鼓は佳境青木の実 中田のぶ子 主宰 しげ子  
2 春望や富士ひとり占め半僧坊 大西よしき 快泉 直枝  
2 刑場址影悼むかに牡丹の芽 中島宏枝 けんじ ○充子  
2 約束の一つ果して梅開く 村松幹 宏枝 紀子  
2 地獄谷の杉木立より春湿り 中田のぶ子 ○宏枝 恒基  
2 春禽の一声百貫巨福門 大西よしき 充子 のぶ子  
2 唐門や睡蓮鉢の水陽炎 佐藤弘香 主宰 快泉   
2 早春の風を袂に法話説く 福島しげ子 ○けんじ のぶ子  
2 勧行と少年のこゑ春の尾根 中島宏枝 充子 紀子   
2 堂奥の古仏に春光及ばざる 福島しげ子 ○快泉 ○恒基  
1 春ざれや建長寺さん掃除好き 大西よしき ○雅生  
1 仏唇に残る朱の濃く春浅し 石田快泉 主宰   
1 廻廊の手摺の金具春寒し 中田のぶ子 快泉  
1 春寒し異人が覗く苦行像 佐藤弘香 快泉  
1 初蝶を見てより寺苑柔らげり 石田快泉 しげ子  
1 茅葺きの屋根の円みや温かし 伊藤紀子 のぶ子  
1 緑青の錆に遅速や春淡し 中島宏枝 しげ子  
1 権言納経おぼろの海へ響きけり 田中一美 主宰  
1 青僧の土曜法話や暖かし 菅野雅生 快泉  
1 白壁の春影動く寺庇 伊藤紀子 充子  
1 重層の甍の先や春の潮 中田のぶ子 宏枝  
1 天狗等へつんつんつんと牡丹の芽 菅野雅生 けんじ  
1 柏槇の影冴返る建長寺 中島宏枝 快泉  
1 大富士へ百貫点さす春の鳶 菅野雅生 のぶ子   
1 春光や破風に水かげろふ遊ぶ 中田のぶ子 雅生   
1 春うらら鴉天狗と遊びたし 田中一美 けんじ  
1 竹林の風のささやき春はそこ 福島しげ子 けんじ  
1 胎蕩や一伽藍なす柏槙 田中貞雄 のぶ子  
1 建長寺伽藍しつ゛かに春の冷ゆ 佐藤弘香 快泉  
1 手の中の一寸坊子や梅一輪 村松幹 けんじ