No.170
日時 : 平成18年3月11日(土)
吟行先 : 浄妙寺 報国寺 参加者 : 16名 |
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合点 | 作 品 | 作 者 | 選 者 |
7 | 一筋の余寒身に降る竹の寺 | 伊藤紀子 | けんじ ○のぶ子 ○宏枝 一美 ○雅生 直枝 ○恒基 |
7 | 低きには低き風あり雪割草 | 後藤那生 | けんじ 快泉 宏枝 久美 たか 紀子 恒基 |
6 | 源将祖の一基を建たせ土匂う | 鈴木直枝 | ○主宰 快泉 のぶ子 雅生 ○たか ○紀子 |
5 | 葉騒地騒や三月の竹百幹 | 中島宏枝 | ○主宰 那生 一美 花梨 恒基 |
5 | あたたかや撫肩広し禅寺屋根 | 菅野雅生 | 主宰 快泉 那生 一美 ○花梨 |
4 | 春日射し自刃やぐらを詳らか | 中田のぶ子 | 宏枝 那生 ○久美 ○直枝 |
4 | 五山五位の品位牡丹の蕾かな | 中島宏枝 | けんじ ○快泉 ○一美 ○よしき |
4 | 戦ぐだけそよがせ昏き竹の秋 | 田中一美 | けんじ ○のぶ子 宏枝 たか |
3 | 切りもなく竹落葉して藪静か | 石田快泉 | のぶ子 那生 恒基 |
3 | 風光る自刃矢倉をひそませて | 中島宏枝 | けんじ 久美 直枝 |
3 | 誰にも見せない表情椿落つ | いそべ恒基 | ○のぶ子 ○那生 紀子 |
3 | 遠慮ない笑みで応えて迎春花 | いべそ恒基 | けんじ 快泉 のぶ子 |
3 | 竹幹と滝と抹茶と春の苔 | 後藤那生 | 快泉 ○宏枝 花梨 |
3 | 竹寺の竹の支へる枝垂梅 | 菅野雅生 | 快泉 那生 直枝 |
3 | 境内は何処も禁煙牡丹の芽 | 中田のぶ子 | 快泉 宏枝 那生 |
3 | 道々や春まだ浅きものばかり | 石田快泉 | のぶ子 那生 恒基 |
3 | 深堀りの自刃窟も春の景 | 後藤那生 | のぶ子 宏枝 紀子 |
3 | 春泥や膝の膏薬効きはじむ | 田中貞雄 | のぶ子 那生 雅生 |
3 | 山門を隠すことなし梅の花 | 菅野雅生 | 快泉 那生 花梨 |
2 | 浄妙の空の高きに紅白梅 | 村松幹 | ○けんじ ○快泉 |
2 | 広縁の春日の照りや大方丈 | 中田のぶ子 | 主宰 けんじ |
2 | 裏縁には裏縁向きの梅の花 | 上野花梨 | ○けんじ ○那生 |
2 | 深庇木魚の洩るる目借り時 | 鈴木直枝 | 主宰 久美 |
2 | 水底の春の気ぐらり睡蓮鉢 | 中島宏枝 | 一美 たか |
2 | 純白の錦流してしだれ梅 | 中島宏枝 | 那生 雅生 |
2 | 水仙のみな真っすぐに疑念なし | 石田快泉 | けんじ 那生 |
2 | 春筍の出揃うまえの匂いかな | 上野花梨 | 快泉 那生 |
2 | 竹寺の百千万両揃い踏み | 上野花梨 | 主宰 たか |
2 | やぐら背に紅白梅の競ひ咲く | 新江たか | 主宰 ○快泉 |
2 | 方丈の香煙かすか花山茱萸 | 中島宏枝 | けんじ 那生 |
2 | 鳶見下ろす高さの昼餉山笑ふ | 中田のぶ子 | 主宰 けんじ |
2 | 閼伽桶の伏せて積まれて梅日和 | 川上久美 | けんじ よしき |
2 | 緑青の屋根の丸みや芽木明り | 川上久美 | けんじ 宏枝 |
2 | 方丈の闇にもとどく梅の風 | 伊藤紀子 | のぶ子 宏枝 |
1 | 山茱萸の黄を極めたる報国寺 | 新江たか | 主宰 |
1 | 山茱萸の終りの花影衣張山 | 田中貞雄 | ○那生 |
1 | 風を読み季を窺ふ牡丹の芽 | 川上久美 | のぶ子 |
1 | 木漏れ日の揺るるや落椿動く | 中田のぶ子 | けんじ |
1 | 滑川春のさざなみ七曲り | 菅野雅生 | のぶ子 |
1 | 竹林の真幹春の陽を弾く | 遠藤けんじ | 那生 |
1 | いつまでもそこにあるよな紅の梅 | いそべ恒基 | 那生 |
1 | 下萌や空足踏んでしまひさう | 田中貞雄 | ○のぶ子 |
1 | うららかや拳を開く牡丹の芽 | 新江たか | 快泉 |
1 | 方丈を仰ぎ山茱萸眩しかり | 鈴木直枝 | 久美 |
1 | やぐらへも春の息吹の流れ込む | 川上久美 | 快泉 |
1 | 懸樋落つ水音の春竹の寺 | 新江たか | 快泉 |
1 | 丸味かな五山の甍うららけし | 鈴木直枝 | 雅生 |
1 | 谷の鳶眼下に衣張山笑ふ | 中田のぶ子 | よしき |
1 | 禅寺前にヒマラヤ雪の下盛り | 田中貞雄 | よしき |
1 | 地の中に春笋育つ陽の恵み | 遠藤けんじ | 紀子 |
1 | 紅椿みつめて色を濃くしたり | 石田快泉 | 直枝 |
1 | 竹春の小闇に入りぬ仏みち | 石田快泉 | 那生 |
1 | 着せ藁のなくて出揃う牡丹の芽 | 石田快泉 | 宏枝 |
1 | 大王松芽吹きの萌黄やぐら前 | 田中貞雄 | のぶ子 |
1 | 東風抜ける竹庭自愛処とす | 田中貞雄 | 那生 |
1 | 山茱萸のきのふとちがふ蒼い空 | 菅野雅生 | 花梨 |
1 | 尊氏の迷いに近し三椏花 | 村松幹 | 那生 |
1 | 剪定のリズム自刃やぐらを宥む | 菅野雅生 | 主宰 |
1 | 今日ひと日膨らむのみの芽吹きかな | 上野花梨 | よしき |
1 | 見つめられ雪割草の薄笑ひ | 大西よしき | のぶ子 |
1 | 木漏れ日に乗り佐保姫や竹の幹 | 田中一美 | 宏枝 |