No.172
 日時  : 平成18年5月13日(土)
 吟行先 : 白幡神社 源義経・首洗塚 遊行寺 
 参加者 : 17人
 次回 平成18年6月吟行予告
 集合  : 6月10日(土) 午前11時
        JR逗子駅改札口 集合場所注意のこと
 吟行先: 小説「太陽の季節」記念碑 海岸散策
 句会場: 鎌倉大路ビル筍娃苅供檻沓横押檻隠苅坑

合点 作      品 作 者 選     者
6 潔く花終へにけり辨慶藤 中田のぶ子 主宰 けんじ 宏枝 ○一美 操 花梨  
5 椨芽立つ五月の雨の明るさに 中島宏枝 主宰 けんじ のぶ子 たか よしき  
5 実桜を踏み踏み読めぬ恋の歌碑 新江たか ○けんじ 宏枝 一美 よしき 紀子  
4 かしわ餅の幟立つ道首塚へ 伊藤紀子 けんじ 快泉 みつ ○のぶ子  
4 一遍像へ喜捨盛んなり実梅落つ 田中貞雄 みつ のぶ子 久美 操  
4 体脂肪削ぎし裸足の上人像 菅野雅生 みつ のぶ子 よしき 紀子  
3 大銀杏ゆるりと若葉風となり 上野花梨 主宰 快泉 久美  
3 雨重りして樟の花みじろげり 中島宏枝 けんじ みつ 一美   
3 諸碑諸塔雨に映りて新樹冷ゆ 上野花梨 主宰 みつ 一美  
3 卯の花腐し角切三の紋烟る 田中一美 みつ 宏枝 久美  
3 走り梅雨美男もおわす六地蔵 いそべみつ けんじ 宏枝 雅生  
3 首洗井戸とや病葉吹き溜る 遠藤けんじ ○みつ 宏枝 たか  
3 椨芽立ちえのしま道をさし示す 菅野雅生 主宰 のぶ子 ○紀子  
3 水いろの風吹いてくる桐の花 石田快泉 けんじ ○のぶ子 一美  
2 実桜の惜しげなき紅いろは坂 中田のぶ子 宏枝 ○久美  
2 緑雨かな一遍さんの大銀杏 大西よしき 主宰 ○快泉  
2 藤散りて湯立神楽の稽古場所 菅野雅生 主宰 ○花梨  
2 緑青の反りの艶増す若葉雨 川上久美 みつ のぶ子  
2 遊行寺を夏の寺とす大銀杏 伊藤紀子 のぶ子 雅生  
2 葉桜風一気に下る冠木門 伊藤紀子 快泉 花梨  
2 街道の苗屋の並ぶ青葉雨 伊藤紀子 快泉 たか  
2 紙問屋名残りの土塀や南風の町 大西よしき 主宰 けんじ  
2 三宝の松の芯立つ中雀門 中田のぶ子 ○主宰 花梨  
2 おいらくの恋讃えんか夏鶯 鈴木直枝 主宰 けんじ  
2 葉桜籠めに解脱うながすいろは坂 中島宏枝 久美 たか  
2 花水木踊り出そうな一遍像 別府操 快泉 ○宏枝   
2 神鏡のとらふ社の若葉冷え 中島宏枝 快泉 雅生  
2 青しぐれ毒殺悲話を仄聞す 田中貞雄 けんじ 紀子  
2 銀杏若葉いよよ祖先の貌をして 別府操 宏枝 紀子  
2 千草花密かに守る首洗井戸 田中一美 主宰 快泉  
1 灯明の太さ三宝の松の芯 菅野雅生 主宰  
1 病葉の真っ赤照手姫の墓 中島宏枝 ○雅生  
1 川滔滔緑雨の遊行寺橋の赤 新江たか のぶ子  
1 新緑背に人の下りくるいろは坂 川上久美 快泉  
1 神鏡を覗く不届き五月闇 菅野雅生 のぶ子  
1 藤沢目高育つ放生池の雨 遠藤けんじ のぶ子  
1 椨芽立ち竜のうねりの梁の勇 いそべみつ ○たか  
1 藤棚の垂るるを見しや俳聖は 大西よしき みつ  
1 浅太郎済度の緑雨にはかなり 田中貞雄 ○操  
1 桐の花老婆伏目を持ち上げる いそべみつ 宏枝  
1 メダカ学校時宗仏法学びをり 菅野雅生 ○よしき  
1 魚影のなくて緑雨のメダカ池 新江たか 花梨  
1 八百年の刻の色なる藤の花 上野花梨 ○快泉  
1 牡丹の一片もなき淋しさよ 別府操 快泉  
1 白幡宮カブトに似たり菜種梅雨 村松幹 のぶ子   
1 放生池の面浄めたるひつじ草 鈴木直枝 宏枝  
1 中雀門桂若葉を雨滑る 田中貞雄 よしき   
1 JAも郵便局も走り梅雨 上野花梨 雅生   
1 紅一点芍薬ひそと放生池 大西よしき 操  
1 東海道なぞり歩きや若葉雨 上野花梨 主宰  
1 神鏡のほの明るさの五月闇 田中一美 ○宏枝  
1 葉桜や水子供養に風さわぐ 石田快泉 操  
1 落葉積む首洗井戸若葉雨 新江たか 快泉  
1 大王松は女型なり若葉雨 別府操 快泉  
1 槙若葉慈眼の上人頬削げし 新江たか けんじ  
1 睡蓮や金魚銀魚は幻か いそべみつ ○快泉  
1 遮那王悼む涙雨とも緑雨とも 川上久美 けんじ  
1 くたびれて雨に花散る弁慶藤 遠藤けんじ 快泉