No.173
日時 :平成18年6月10日(土)
吟行先 :小説「太陽の季節」記念碑 海岸散策他 参加者 :16名 |
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合点 | 作 品 | 作 者 | 選 者 |
8 | 夏の川まだ一塊の出世魚 | 田中一美 | ○主宰 みつ 巴里 ○のぶ子 ○雅生 ○直枝 ○弘香 こうき |
5 | 絶え間なく入江の幅の卯波なる | 中田のぶ子 | 主宰 みつ ○巴里 東子 こうき |
5 | 時の日の舫ひの綱の弛緩かな | 田中貞雄 | けんじ みつ 巴里 久美 雅生 |
4 | 房総も伊豆も靄込め卯波立つ | 遠藤けんじ | みつ のぶ子 ○久美 花梨 |
4 | 夏来たる太陽族の端くれぞ | 田中貞雄 | けんじ ○みつ ○巴里 直枝 |
3 | 黒南風や金波銀波は海神か | 大西よしき | 東子 久美 ○節子 |
3 | 高清址定家葛の縋り咲く | 佐藤弘香 | けんじ 東子 節子 |
3 | 梅雨晴の川朽ち舟の裏返る | 川上久美 | けんじ のぶ子 東子 |
3 | サーファーの闊歩する街浜昼顔 | 川上久美 | 主宰 けんじ 節子 |
3 | 受難碑へ黒南風に乗る哀悼歌 | 川上久美 | けんじ 雅生 ○よしき |
3 | 川底の藻に似し動き鯔の群 | 佐藤弘香 | 主宰 のぶ子 一美 |
3 | 木下闇まして六代御前の古址 | 中田のぶ子 | ○主宰 けんじ 雅生 |
3 | サァファーの乗る羊水か逗子の波 | 佐藤弘香 | 巴里 一美 よしき |
3 | 両耳の雑音さらう夏の浜 | いそべみつ | 主宰 のぶ子 節子 |
3 | 六月の逗子海岸の女波めく | 大西よしき | 巴里 ○東子 一美 |
3 | 遠南風折れしオールの海難碑 | すずき巴里 | 主宰 けんじ 東子 |
2 | ヨットの帆現はる男の海となり | 舩山東子 | けんじ 節子 |
2 | 上げ潮に緋鯉押さるる田越川 | 菅野雅生 | ○東子 弘香 |
2 | 助力などいらぬ昼顔田越川 | いそべこうき | 一美 弘香 |
2 | 潮入川ボート縦列に海へ向く | 田中一美 | 東子 花梨 |
2 | 欅大樹わが影入れて涼し涼し | 舩山東子 | みつ 花梨 |
2 | 引汐やいなだの群の背を残す | 鈴木直枝 | 巴里 東子 |
2 | 海開き近しユンボーの軋む浜 | 田中一美 | 主宰 巴里 |
2 | 梅雨の沖不如帰碑の昏々と | 田中貞雄 | みつ よしき |
2 | 夏草の長けて遺孤の碑埋めゆく | 中田のぶ子 | 巴里 直枝 |
2 | 六代御前の悲喜の悲の果て梅雨湿り | 遠藤けんじ | のぶ子 こうき |
2 | ハイカラの街湘南の紅薔薇 | 舩山東子 | ○けんじ のぶ子 |
2 | 太陽の季節の落し子海月浮く | いそべみつ | 主宰 けんじ |
2 | 桜桃忌波のはこびしものの色 | 上野花梨 | けんじ みつ |
2 | 鯔の銀鱗鰡の銀鱗走り梅雨 | すずき巴里 | みつ 久美 |
2 | 処刑の血下闇の澱田越川 | 入江節子 | みつ 久美 |
2 | 万緑と海のはざまに蘆花の宅 | 上野花梨 | ○主宰 のぶ子 |
2 | 昭和史の湘南の夏裕次郎 | 大西よしき | ○一美 直枝 |
1 | 梅雨凪の波砂山を崩さざる | 川上久美 | のぶ子 |
1 | 綱の手を繋ぐボートの舟溜り | 菅野雅生 | 東子 |
1 | 遺孤の碑や涙もろともさくらの実 | 鈴木直枝 | ○けんじ |
1 | 梅雨晴や太陽像の大目玉 | 遠藤けんじ | 主宰 |
1 | ふたつ子の手をつなぎ来る夏帽子 | 舩山東子 | ○花梨 |
1 | 心眼に富士を望みて青葉潮 | 遠藤けんじ | 弘香 |
1 | 時の日やタフガイの唄懐かしく | 鈴木直枝 | よしき |
1 | 黒南風やモーターボートの蠢けり | いそべみつ | 東子 |
1 | 鷺一羽いなの大群川上る | 遠藤けんじ | のぶ子 |
1 | 田越川赤芽柏の花若き | 佐藤弘香 | 直枝 |
1 | 梅雨河畔水漬き舟が目に余る | 田中貞雄 | よしき |
1 | 太陽の季節遠目のヨットかな | 入江節子 | 東子 |
1 | 南風強しユウジロウタチ活きし海 | 菅野雅生 | のぶ子 |
1 | 杳として沖を隠せり梅雨の海 | 田中一美 | 雅生 |
1 | 長汀やはるか江ノ島海霧の中 | 大西よしき | 東子 |
1 | 六代御前墓樟の青嵐渦巻ける | 田中一美 | けんじ |
1 | 初心者のヨット海辺をさ迷ひぬ | 菅野雅生 | 巴里 |
1 | 鯔の子の群れて真鯉と競ひをり | 菅野雅生 | 東子 |
1 | 病葉の一つゆったり田越川 | 中田のぶ子 | 花梨 |
1 | 帆を浜に上げて半時昼寝中 | 入江節子 | 弘香 |
1 | 鳶の輪小さく低く夏帽子 | 入江節子 | ○こうき |
1 | 潮風に青梅雨のぼる田越川 | 村松幹 | 東子 |
1 | 夏帽子おさえて覗く田越川 | すずき巴里 | こうき |