No.175 

 日時  :平成18年8月12日(土)
 吟行先 :光明寺 材木座海岸周辺
 参加者 : 12名

 次回 平成18年9月吟行予告
 日時  : 9月9日(土) 11時
 集合  : JR北鎌倉駅 改札口 (集合場所注意のこと)
 吟行  : 東慶寺 浄智寺他
 句会場: 鎌倉大路ビル(046-722-1496)

合点 作      品 作 者 選     者
5 三門の濾す仏心と涼風と 菅野雅生 ○けんじ ○久美 よしき 花梨 紀子  
4 鳶の来てかなかなの夢こはれさう 中島宏枝 のぶ子 久美 直枝 ○花梨  
4 引潮の遺跡さやけし石の数 鈴木直枝 主宰 けんじ のぶ子 ○宏枝  
3 サーファーの昼餉裸で円陣で 田中一美 けんじ ○のぶ子 宏枝  
3 裸子に取り囲まるる忘れ潮 中田のぶ子 主宰 一美 ○弘香  
3 弔意かな一花もとどめなき蓮池 田中貞雄 ○けんじ よしき 紀子  
3 大海の風盆東風に変える門 上野花梨 主宰 のぶ子 紀子  
3 山門の柱の素肌涼新た 中島宏枝 けんじ のぶ子 弘香  
3 初ひぐらし浄土ヶ池の白昼夢 中島宏枝 主宰 けんじ ○直枝  
3 六角井上るは涼気はた霊気 川上久美 主宰 ○けんじ のぶ子  
3 雷来るか蓮の萼の向きし方 田中貞雄 のぶ子 宏枝 雅生  
2 炎昼や敗残兵のごと憩ふ 遠藤けんじ 主宰 のぶ子  
2 そこはかと秋立つ気配光明寺 大西よしき けんじ ○雅生  
2 八月の縁あれば遇ふ鎌倉蝶 佐藤弘香 一美 直枝  
2 回廊や花托ばかりの蓮見なる 大西よしき ○主宰 直枝  
2 扁額を仰ぎつたたむ秋日傘 鈴木直枝 けんじ のぶ子  
2 雄花雌花揃ひ蘇鉄の十夜寺 大西よしき 主宰 弘香  
2 サァーファーの闊歩している寺の町 田中一美 主宰 花梨  
2 一山を抱へはみ出す蝉時雨 川上久美 宏枝 ○紀子  
2 大勢でゐて人恋し初ひぐらし 中島宏枝 けんじ ○のぶ子  
2 風入れの根石の展く和賀江島 田中貞雄 のぶ子 雅生  
2 六角の井アジアンタムに風涼し 遠藤けんじ のぶ子 弘香  
2 露草の命なるかな潮みち来 鈴木直枝 久美 雅生  
2 背を抜ける回廊の風涼新た 鈴木直枝 久美 花梨  
2 蜩や寺の日ゆっくり傾きぬ 田中一美 けんじ 宏枝  
2 住吉城址てふ切岸の葛の乱 中田のぶ子 けんじ 宏枝  
2 山門の風格蝉時雨弾く 川上久美 けんじ 弘香  
1 引き潮の根石の墓場夏の浜 田中一美 ○主宰  
1 矢の根井戸二角小坪へ滴りし 菅野雅生 ○よしき  
1 山門へ届く潮風新涼や 佐藤弘香 けんじ  
1 原色の水着散らして和賀江島 中田のぶ子 ○宏枝  
1 サーファーのごとく海辺のカレー食む 上野花梨 雅生  
1 水着人よそゆきの顔見当らず 田中貞雄 よしき  
1 先駆けの速さを返すあきあかね 中田のぶ子 宏枝  
1 秋潮の引いて浮きしや和賀江嶋 上野花梨 よしき  
1 千手の手しゃがみて拝す秋暑し 佐藤弘香 宏枝  
1 扇子ぱたぱた材木座停留所 菅野雅生 花梨  
1 山門に坐して初秋の風貰ふ 大西よしき のぶ子  
1 花蘇鉄寺格式に倣ふ大 田中貞雄 のぶ子  
1 浮輪もち海へダッシュの夏休み 伊藤紀子 ○一美  
1 裸子の小さき影を連れ走る 中田のぶ子 久美  
1 花果てて入水のやうに蓮の葉 中島宏枝 けんじ  
1 雄花雌花蘇鉄咲かせて禅の寺 遠藤けんじ 宏枝  
1 蓮は実に蝉渾身の声をあぐ 遠藤けんじ 直枝  
1 引き潮に秋寄り来れぬ和賀江嶋 菅野雅生 紀子  
1 光明寺蘇鉄の花の香を纏う 佐藤弘香 宏枝  
1 回廊へ託す一身蓮浄土 菅野雅生 一美  
1 荒葭簀いぬびわの実に色兆す 中田のぶ子 一美