No.176
日時 :平成18年9月9日(土)
吟行先 :東慶寺 円覚寺 参加者 :15人 |
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合点 | 作 品 | 作 者 | 選 者 |
7 | 露座仏の背ナの耐へゐる残暑かな | 川上久美 | ○主宰 のぶ子 啓花 直枝 弘香 紀子 しげ子 |
6 | 墨客の描き足らぬいろ秋芽吹く | 田中貞雄 | けんじ 宏枝 直枝 弘香 ○たか よしき |
4 | 柏槙の蔭得て色なき風を享く | 大西よしき | のぶ子 宏枝 たか 満智子 |
4 | 駆け込みの子細いろいろ萩こぼる | 中田のぶ子 | ○宏枝 ○久美 直枝 紀子 |
4 | 重陽の風は二層に松が岡 | 中島宏枝 | ○けんじ たか よしき 花梨 |
4 | 柏槇のうねりに宿る秋の風 | 佐藤弘香 | のぶ子 宏枝 しげ子 満智子 |
3 | 野牡丹の華やぎひとつ禅の寺 | 中島宏枝 | 久美 花梨 しげ子 |
3 | チェーンソー響く残暑の松が岡 | 新江たか | 主宰 のぶ子 啓花 |
3 | 一山の深き懐風は秋 | 中島宏枝 | ○けんじ 花梨 満智子 |
3 | 秋暑し三行半の離縁状 | 佐藤弘香 | けんじ 啓花 満智子 |
3 | 登高や洪鐘の風うけてたつ | 鈴木直枝 | ○けんじ のぶ子 ○弘香 |
3 | 水引の露座仏の印引き締める | 菅野雅生 | 主宰 久美 たか |
3 | 禅林の昼を唱えて秋の蝉 | 中島宏枝 | けんじ のぶ子 たか |
2 | 縁切りの数を例へばこぼれ萩 | 大西よしき | 宏枝 ○しげ子 |
2 | 舎利殿前国宝級の風さやか | 鈴木直枝 | けんじ ○のぶ子 |
2 | 此処からは男子ご法度秋の蝶 | 佐藤満智子 | けんじ ○直枝 |
2 | 新しき塔婆にひびく秋の蝉 | 河村啓花 | 主宰 ○宏枝 |
2 | 黒塀を更に上塗り秋の蝉 | 田中貞雄 | ○のぶ子 啓花 |
2 | 水引草に案内されゆく女人墓所 | 川上久美 | のぶ子 ○よしき |
2 | 千草咲く御堂移築の跡にして | 遠藤けんじ | ○主宰 宏枝 |
2 | 涼風を掴み取りたき閼伽の水 | 佐藤満智子 | 久美 弘香 |
2 | 秋暑し半裸豊胸異国人 | 遠藤けんじ | 花梨 しげ子 |
2 | 別れ来て風常ならず乱れ萩 | 佐藤満智子 | けんじ 紀子 |
1 | 洪鐘の気高くありぬ涼新た | 佐藤弘香 | 直枝 |
1 | かなかなや聞き入る漱石碑の由来 | 佐藤弘香 | けんじ |
1 | 分厚かる萱鐘楼や蝉時雨 | 川上久美 | 主宰 |
1 | つくつくし囲ふ三尼の矢倉仏 | 菅野雅生 | ○啓花 |
1 | 仲秋にして脱水の暑さかな | 遠藤けんじ | 主宰 |
1 | 竹春のひかりて皇女墓の上 | 中田のぶ子 | けんじ |
1 | つくつくし皇女の墓の供華の枯れ | 新江たか | けんじ |
1 | 黒板塀草の花とのハーモニー | 大西よしき | 主宰 |
1 | 碑に込めし初秋の一日松ヶ岡 | 菅野雅生 | よしき |
1 | 洪鐘(かね)を見ぬ心残して蝉の道 | 福島しげ子 | 主宰 |
1 | 天蓋の楓の守る文人墓 | 伊藤紀子 | 宏枝 |
1 | 秋明菊名士の墓の清楚なる | 大西よしき | 主宰 |
1 | 居士林の九月学生坐禅会 | 菅野雅生 | 主宰 |
1 | 東慶寺強日垂らして大毛蓼 | 河村啓花 | 久美 |
1 | 藪茗荷鎮もる実色禅の色 | 河村啓花 | 紀子 |
1 | 駆け込みし女の運命花芙蓉 | 福島しげ子 | 宏枝 |
1 | 円覚寺座せばさやけし風の涌く | 上野花梨 | のぶ子 |
1 | いとおしき観音在す堂さやか | 鈴木直枝 | 宏枝 |
1 | 白萩を揺らす一処よ風の径 | 川上久美 | のぶ子 |
1 | 秋暑寺漫歩漫写の気を削がれ | 田中貞雄 | 弘香 |
1 | 東慶寺伽藍足下の心太 | 田中貞雄 | けんじ |
1 | 空は秋古位牌の文字ルビは無く | 佐藤満智子 | よしき |
1 | 東慶寺ひそと秋思の風立ちぬ | 大西よしき | ○満智子 |
1 | 漱石の放尿跡とや野草咲く | 遠藤けんじ | 主宰 |
1 | 彼岸前文人墓の庭師かな | 上野花梨 | ○紀子 |
1 | 白萩のこぼれこぼれて黄梅院 | 上野花梨 | けんじ |
1 | 野牡丹の色濃くて人想はする | 中田のぶ子 | ○花梨 |
1 | トランペット花萎え演奏終えしごと | 福島しげ子 | けんじ |