No.178
 日時  : 平成18年11月11日(土)
 吟行先 : 横須賀港 潜水艦 子規の句碑など
 参加者 : 11名
 次回 平成18年12月吟行予告
 日時  : 12月9日(土) 11時
 集合  : JR鎌倉駅西口改札口
 吟行  : 安国論寺 妙法寺
 句会場: 鎌倉大路ビル(046-722-1496)

合点 作      品 作 者 選     者
6 水鳥のゐて軍港の弛びかな 中島宏枝 主宰 けんじ 一美 ○たか ○弘香 ○紀子   
5 赤子抱く母の皮ジャン基地の街 佐藤弘香 主宰 けんじ  宏枝 一美 たか  
5 どぶ板通りにジャズ消え去りし冬の雨 佐藤満智子 主宰 けんじ 宏枝 よしき 紀子  
3 霧籠めや旗艦船めく沖の島 田中貞雄 けんじ 弘香 満智子  
3 響き合うさくら紅葉と子規の句碑 田中一美 主宰 けんじ 宏枝  
3 タクボート現る霧襖押し開き 田中貞雄 けんじ 直枝 満智子  
3 浮城の吐息と見しは冬の靄 鈴木直枝 主宰 ○一美 よしき  
3 パスカルの原理に出合ふ冬館 新江たか 一美 紀子 ○満智子  
2 檣燈の照度まばらや冬に入る 田中貞雄 宏枝 たか  
2 帆柱の遥けきあたり神渡し 鈴木直枝 一美 弘香  
2 スカジャンの虎の吠えゐる冬木立 新江たか 紀子 満智子  
2 潜水艦の周りの翳り冬確か 田中貞雄 ○けんじ 宏枝  
2 勇士たる長門の碑なり冬紅葉 佐藤満智子 直枝 たか  
2 海風の寒し薔薇の名フランス風 新江たか けんじ よしき  
2 氷雨煙る一湾の艦出払ひて 遠藤けんじ 宏枝 ○よしき  
1 時雨る中昂ぶる門兵基地の街 中島宏枝 弘香   
1 立番の緊張を欠く冬の基地 大西よしき 満智子   
1 海軍カレー食べ損なひし冬立つ日 大西よしき 主宰  
1 冬靄の墨絵ぼかしに島いくつ 新江たか 宏枝  
1 冬靄の墨絵に泛ぶ潜水艦 中島宏枝 けんじ  
1 潜水艦浮かぶドックへ冬薔薇 佐藤弘香 よしき  
1 基地の子の満艦飾や七五三 遠藤けんじ 主宰  
1 一艦のみ留ってをり神無月 中島宏枝 直枝    
1 子規の碑や往来(ゆきき)の霧に消されまじ 田中貞雄 直枝  
1 フランスの微香ヴ゛ェルニー苑の冬薔薇 中島宏枝 けんじ  
1 霧襖船出の夢をとざしけり 伊藤紀子 けんじ  
1 トブ板通り手形めきたる柏落葉 鈴木直枝 主宰  
1 どぶ板通りの手型に留る初時雨 佐藤弘香 宏枝  
1 神無月太陽も留守基地の街 佐藤満智子 ○直枝  
1 どぶ板通りを冷かしゆくや一ト時雨 田中一美 主宰  
1 帽に触る艦艇よりの霧冷ゆる 田中貞雄 紀子  
1 すずかけの落葉の手形どぶ板通り 中島宏枝 主宰  
1 どぶ板に湯屋残りゐし返り花 佐藤満智子 弘香  
1 どぶ板通りの延命地蔵八手咲く 伊藤紀子 たか  
1 軍艦の威容を隠すしぐれかな 田中一美 ○宏枝  
1 横須賀にシーザーと言う冬薔薇 伊藤紀子 けんじ  
1 軍港や引っ込み線の草紅葉 田中一美 ○主宰  
1 どぶ板通りの昼の華やぐ黄落期 田中一美 けんじ  
1 沖靄ふ遠目差しの冬薔薇 佐藤満智子 けんじ  
1 軍艦の空灰色の冬薔薇 村松幹 けんじ