13年5月吟行予告
集  合: 5月12日(土) 午前11時
JR鎌倉駅改札口
吟行先: 未定 案 @腰越海岸 A腹切やぐら〜八雲神社間山歩き
句会場: 若宮大路ビル
電話 0467-22-1496
     NO.112
月日
吟行先
参加者
平成13年4月14日(土)
竜宝寺・大船フラワーセンター
23人

※選句はV同人は全選句、U同人・会員は特選のみ掲載

鳥居おさむ主宰作品
作      品
選      者
緋のエリカ咲かせしづもる曹洞禅 貞雄
地侍旧居の贅や春筍や けんじ 祥子
初筍古石臼の脇侍たり 祥子
仰ぎゐる喜樹の新芽や喜寿近し 〇耕路
八重桜散りし愁ひも「王昭君」 祥子

 

鳥居おさむ主宰選
作        品
作   者
選       者
特選 欝金桜血の一筋は北条か 池田祥子 〇よしき
木屑道緑陰に入り香りけり 田中貞雄  
秀逸 手弱女といふ豊饒の八重桜 秋山しのぶ 京子
春陰を彩と刻みし花時計 中島宏枝  
葉桜トンネル魚の如くにすり抜ける 浅見まさし けんじ 祥子
すぎなにも五分の魂フラワー園 秋山しのぶ 祥子 京子
鳥語とはまこと鶯語でありぬ 浅見まさし けんじ 貞雄
マルバデイゴ拳骨七つ芽生へけり 大西よしき 貞雄
佳作 春筍の兜を固く生まれけり 田中貞雄 けんじ 祥子 京子 〇一美 
しなやかに地面にそそぐ雪柳 佐々木なつ  
文字盤のヴィオラの揺るる花時計 中田のぶ子  
花かりん影荒壁に立ち上る 浅見まさし 貞雄
もくれんの花片で汲む飛花落花 中島宏枝  
風に耐え「敬翁桜」葉となりぬ 遠藤けんじ  
鬱々と踏柄臼や終の花 神戸京子  
大揺れに胃のもたれきし八重桜 河村啓花 〇けんじ 〇祥子
咲く花の重さ伝へる風のあり 石田快泉 〇尚子
かりんの花空へ散るともなびくとも 福永尚子 貞雄
芽柳の肌理の細かき風誘ふ 竹田ひろ子 けんじ 〇暢子
被写体は恥らふ揺れの八重桜 舩山東子 〇なつ
ひとひらは黒髪が好き飛花落花 福永尚子 けんじ 〇雅生
風音のハミングまじる花楓 河村啓花 けんじ
陽をためて風に重たき八重桜 遠藤けんじ  
白妙に風が織りなす飛花落花 田中一美 祥子 〇弘香
桜蘂搗きまぜて踏む石の臼 神戸京子 貞雄 のぶ子
生れたての風透明に梨の花 福永尚子 〇けんじ
酔顔といふ牡丹の項かな 池田祥子 けんじ 〇京子
落花はや句帳に挟み色となる 塚本政子 〇快泉
八重桜散りぬ丹田に力入れ 浅見まさし 〇京子
小鳥触れし処より銀杏芽吹きかな 中島宏枝 けんじ 祥子 京子
風の渦桜大樹に呑まれけり 舩山東子 〇けんじ
石起す春筍の気の競ひ合ひ 菅野雅生 貞雄
たなの絮風来坊となりにけり 山田耕路  

 

鳥居おさむ主宰選外
作            品
作    者
選       者
ゆったりと花刻みゆく花時計 佐藤弘香 けんじ
花園に午後の眠りの翁草 中田のぶ子 けんじ 〇宏枝
観音像近くに在す蘇枋晴れ 舩山東子 けんじ
土壁の旧家のあかり花かりん 田中一美 祥子
どよめきに似て満開の八重桜 中田のぶ子 祥子 京子 〇啓花 〇ひろ子
石楠花の近見は重き咲き残り 菅野雅生 祥子
欝金桜咲いて己を淋しゅうす 秋山しのぶ 祥子 貞雄
座して見るカメラアングルポピーの黄 佐藤弘香 〇祥子 京子
時間ですよとパンジーの花時計 遠藤けんじ 祥子
妖精の出払ひ昼の八重桜 神戸京子 祥子
雅な名つけお澄ましの菖蒲の芽 鈴木直枝 祥子
八重桜一気に咲きて謀反めく 中島宏枝 〇祥子
白蝶の畝を点検するごとく 中田のぶ子 祥子
茅葺きの日溜りいろや花榠? 河村啓花 祥子 京子 〇貞雄
午後二時の陰もつすみれ花時計 加賀暢子 〇京子
昼暗き堂の薬師や髢草 山田耕路 京子
石楠花の紅き真下に紅を引く 佐藤弘香 京子
参道の奥を極めて八重桜 竹田ひろ子 京子
雀の子とび出てほこりまみれなり 山田耕路 京子
草おぼろ一山の石みな仏 山田耕路 京子
緋牡丹の藁より出て藁に咲く 秋山しのぶ 貞雄
鶯や踏み台韻く踏柄臼 加賀暢子 貞雄
のどかなる日にふくらみし萱の屋根 田中一美 貞雄
葉牡丹の円錐形に春たくる 中島宏枝 貞雄
柄臼へ花からたちの二、三片 菅野雅生 〇貞雄
石楠花の真紅とよみて一塊に 田中貞雄 〇直枝
たんぽぽや風のスキップ抱き取る 福永尚子 〇政子
ふらここの鎖はずれて影も無し 秋山しのぶ 〇東子
禁葷酒山門遠き遅桜 遠藤けんじ 〇しのぶ

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