作 品
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作 者
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選 者
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特
選 |
東慶寺大壁画なす岩煙草 |
後藤那生 |
美智子 〇貞雄 |
梅雨晴の輝く墓地を売りに出す |
熊谷ふみを |
美智子
けんじ 祥子 |
秀
逸 |
紫陽花の今日の色とし撮られけり |
鈴木直枝 |
けんじ |
人力車の母衣灼くるかな鎌倉道 |
同 |
美智子 〇曲水 |
スダジイの萌黄のさめて暑の来たる |
田中貞雄 |
美智子 〇祥子 |
黴びぬものクルス燭台光照寺 |
すずき巴里 |
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露地に沿ひ古都に適ひて額の花 |
大西よしき |
〇けんじ |
累々と縁切りの数岩煙草 |
池田祥子 |
〇美智子 〇貞雄 〇ひろ子 |
佳
作 |
岩煙草オーバーハングの目と合えり |
池田祥子 |
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紫陽花の彩を盾とし寺栄える |
田中一美 |
けんじ 〇なつ |
上向きに微笑む観音立葵 |
佐々木なつ |
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墓石みな明るくなりぬ立葵 |
田中一美 |
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御神体は鏡一枚涼しかり |
後藤那生 |
美智子 ふみを けんじ 祥子 貞雄 |
井戸水の弾く光や山法師 |
竹田ひろ子 |
けんじ 祥子 貞雄 |
観音の口もとふるる著莪の風 |
塚本政子 |
曲水 |
蛍袋風の重さを調える |
同 |
ふみを けんじ 曲水 |
呼ばふ声聴え聴えぬ岩煙草 |
秋山しのぶ |
〇ふみを |
紫陽花の毬に触れては仏観る |
後藤那生 |
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十薬を供花とし墓の政子かな |
石川曲水 |
美智子 祥子 |
十薬の一薬八重の清涼感 |
中島宏枝 |
ふみを |
蛍袋終生空の色知らず |
遠藤けんじ |
〇曲水 〇よしき |
井戸の辺にるりるらるれと竹落葉 |
秋山しのぶ |
〇美智子 〇ふみを 〇一美 |
喚声の陽なた日陰の岩たばこ |
中島宏枝 |
ふみを |
十薬のい賎しからざる白さかな |
石川曲水 |
美智子 〇ふみを |
苔の墓陰れば哮るほととぎす |
鳥居美智子 |
ふみを 〇しのぶ |
新墓の売れはいかにと立葵 |
池田祥子 |
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山盛りのあじさいこぼる東慶寺 |
佐々木なつ |
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断層の楽譜斜に岩煙草 |
遠藤けんじ |
美智子 ふみを 貞雄 |
海溝の花の末裔かも岩たばこ |
熊谷ふみを |
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岩たばこ苔の褥のほの湿り |
中島宏枝 |
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日矢のぼる新芽のみどり捩花 |
すずき巴里 |
祥子 貞雄 〇宏枝 |
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