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NO.116

次回 13年9月吟行予告

集合 :

9月8日(土) 午前11時
JR鎌倉駅改札口
吟行先: 瑞泉寺・鎌倉虚子立子記念館
(予定)
句会場: 若宮大路ビル
電話 0467-22-1496

月日  平成13年8月11日(土)
吟行先 円覚寺
参加者 21


 ※ろんどV選は、それぞれの特選句及び主宰の選句と合致した句を、そして同人、会員選は特選句のみ掲載した


作        品
作   者
選       者
特 選 黴臭き仏でありぬ一願す 田中一美 ふみを 曲水 桂 ○快泉
山門の古色を洗う蝉時雨 中村是空 曲水 ○弘香
秀 逸 カナカナや柏槙の闇深くなり 佐藤弘香  
かなかなを忍び音と聞く廟昏し 神戸京子 ○美智子 ○けんじ 
大物差しの墨のうすれや軒涼し 田中一美 ふみを 貞雄
弓道場に入る一礼草の花 中田のぶ子 ○美智子 ふみを けんじ
洪鐘に触れて秋暑の眼を閉づる 神戸京子 美智子 曲水 桂 ○直枝
作務畑のこまごまとある夏野菜 田中一美 美智子 ふみを ○桂 貞雄
さんご樹の実よ八月の暗き赤 遠藤けんじ 美智子 貞雄 ○一美
葉緑素の翳る楓や盆の風 田中一美  
佳 作 弾痕のやうに散らばり蝉の穴 田中貞雄 ふみを けんじ 桂 ○のぶ子
のけぞりて空蝉幹にすがりつく 山田耕路  
漱石句碑千円札を日盛りに 大西よしき ○けんじ
長文の絵馬書く少女夏帽子 菅野雅生 ふみを ○桂 ○京子
鳴き交す蝉問答の蝉の声 石川曲水  
かなかなの重なる奥の開基廟 中田のぶ子  
蜩の全霊の声ふり被る 遠藤けんじ  
赤い実青い実万両二世帯同居なり 芹山 桂  
かなかなの山懐をひとり占め 竹田ひろ子  
ひぐらしや香煙淡く時宗廟 中島宏枝  
藪茗荷つづりたる実の重たげに 石川曲水  
百観音あたりに百の蝉の穴 遠藤けんじ 桂 ○貞雄
元寇の武者の鎮魂かなかなや 山田耕路  
石斛の古刹に宿り秋暑し 佐藤弘香 京子
洪鐘の身内ひやひや鎮もれる 鈴木直枝  
水馬流れも飽かず流れけり 塚本政子  
つくつくし熊笹叢を灼き尽す 田中貞雄  
亀鳴かせ雨乞とせよ虎頭岩 菅野雅生 けんじ 貞雄
多羅葉に想ひ立ちくる文月かな 神戸京子 けんじ ○宏枝
蜉蝣の刹那刹那に曳くひかり 山田耕路 ○美智子 ふみを けんじ
かなかなや影殊の外濃き一樹 石田快泉 けんじ 京子
寺壁に浮き沈みして赤蜻蛉  同 ふみを 曲水
地下足袋を並べて伽藍秋の闇 佐藤弘香 ○桂 京子
汗鎮ます風鐸鳴るを待つやうに 田中貞雄
咲き終へし花の名札も青苔(こけ)の中 芹山 桂 美智子 曲水
時宗像のいよよかがよう秋障子 鈴木直枝 曲水 貞雄
虎頭岩より新涼の風渡る 中田のぶ子 美智子 貞雄
寺庇泰然と寝る土用猫 大西よしき 美智子
尾の太きりすの目と合う木下闇 塚本政子  
洪鐘やけふ翠巒の蝉くもり 鳥居美智子 ふみを 京子 貞雄
赤とんぼ血よりも赤き尾を曳きて 中村是空 美智子 ○耕路
柏槙の実のかすみたる仏いろ 熊谷ふみを 曲水
水引草の咲き初め佛日庵暮れぬ あかさか鷹乃  
洪鐘(かね)に触れ秋のさだかと思ひけり 芹山 桂 ふみを 曲水 京子
海彦の寄進の珊瑚樹のたわわ 鈴木直枝 桂 京子
洪鐘の辺の蚊をやしなふや玉露どき 芹山 桂  
柏槙の豆実塩噴く旱かな 菅野雅生  
老鶯の声天蓋となし時宗廟 山田耕路  
時宗廟今輝かす紅蜀葵 佐藤弘香  
閻魔堂より実珊瑚の紅の喝 田中貞雄 美智子 けんじ
谷戸にある涼鬱蒼の「門」に入る 大西よしき  
一山を胎内とせむかなかなかな 中島宏枝 ○ふみを けんじ ○幹
くもの囲のスクリーンかな水引草  同  
いのち一つ育みしもの蝉の穴 遠藤けんじ 美智子
蝉の穴土白きまで乾きゐて 竹田ひろ子 けんじ ○曲水 ○貞雄 ○鷹乃
坐禅堂守る珊瑚樹の実の可憐 佐藤弘香  
蜩の声白鹿洞につきささる 山田耕路 ○政子
色白の時宗薄命紅蜀葵 菅野雅生 けんじ
寺町の子連れ老連れ秋日傘 芹山 桂 美智子
禅庭の石みなほとけ蛾の眠り 石田快泉 ○曲水 京子
身は涼し坐禅は心静かなる 大西よしき  
蝉しぐれ脳中になし坐禅場 石川曲水  
跪くごと草を引く百観音 中田のぶ子  
洪鐘のつき出す心太の福 鈴木直枝 京子
ひぐらしを唐小賀玉の声かとも 鳥居美智子 京子
揺れやすき葉に空蝉の藪茗荷 あかさか鷹乃  
落蝉に声なく蟻の集いおり 中村是空  
かなかなの一小節を決めて鳴く 菅野雅生 ○よしき ○ひろ子 ○是空
風死して香煙むせぶ時宗廟 竹田ひろ子  



作            品
作    者
選       者
舎利殿の扉の開いて秋茜 あかさか鷹乃 ○ふみを 美智子
つかの間を座せば汗ひく座禅堂 塚本政子 ○ふみを ○けんじ 曲水
実さんごやあまたの屠腹聞きもして 鳥居美智子 ○ふみを
みそはぎの先は踏み込むことならず 神戸京子 ふみを ○曲水
空蝉に魂の尾抜けし痕白く 鳥居美智子 曲水 ○京子
蜩も慕ふや執権職の妻 鳥居美智子 ○京子 ○雅生

 

あとがき

 暑い時期の緊急避難的な吟行地として頼りにしている円覚寺吟行が終わりました。 当日は、鳥居主宰はご都合で欠席でしたので、御選をお願いしました。ご参加の皆 さん、結果はいかがですか。この時期草木花が少なく作句づらかった、一箇所にゆっ くりできてよかった、吟行途中の出句はつらい、といった声を聞きました。いずれにし ても、吟行俳句会の特色を趣向していきたいので、ご意見をお聞かせください。

 

参加者名簿 21人

あかさか鷹乃 大西よしき 石田快泉 石川曲水 遠藤けんじ 神戸京子 熊谷ふみを 佐藤弘香
菅野雅生  鈴木直枝  芹山桂  田中貞雄 田中一美 竹田ひろ子 塚本政子 鳥居美智子 
中田のぶ子  中島宏枝 中村是空 村松 幹  山田耕路


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