No.122

日時 :平成14年2月9日(土)
吟行先:瑞泉寺 護良親王墓
    荏柄天神
参加者:22人

次回 平成14年3月吟行予告

合 :3月9日(土)午前11時
    JR 京浜急行金沢八景駅
吟行先:瀬戸神社 平潟湾周遊(散策)
句会場:横浜市金沢区公会堂
TEL:045−788−7878

主宰選
作       品
作 者
選     者
  
福寿草屈めばかがむほど楽し 菅野雅生 美智子 ふみを ○貞雄 那生
○政子 しのぶ 久美
冬桜とてカタカナのやうに咲く 熊谷ふみを 美智子 まりの ○直枝 久美
まんさくの縮れのなかの錦屏山 菅野雅生 美智子 ふみを 曲水
すみれより離れて猫に寄られけり 盛戸まりの 美智子
紅葉ヶ谷奥のふかさや余寒なほ 加賀暢子 美智子 よしき
  
僧房の昼の一灯馬酔木垂る 熊谷ふみを 美智子 けんじ ○曲水 東子
耕路 政子○弘香 のぶ子
薄氷の心の字残る夢窓池 菅野雅生 美智子 暢子 幹
法要の馥郁と洩れ春障子 鈴木直枝 美智子 ○ふみを まりの よしき
○久美
長茎ははかなく折れて水仙花 田中一美
名木の芽の萌ゆる風立つ親王墓 佐藤弘香 美智子
自己主張強き乙女や福寿草 大西よしき
階をかぞえて梅の香近寄せる 菅野雅生 美智子 ○耕路
黄梅のまつげまつげや谷戸曇り 後藤那生 美智子 直枝 政子 ○幹 
わたくしも美人に撮ってとねこ柳 田中一美 ○けんじ
  
悟るかに鴨動かざる禅の池 竹田ひろ子 ○けんじ
岩庭に貼り付くごとし残る鴨 中田のぶ子
庭滝の小腹にひびき梅香る 田中貞雄
黄梅の写真の中で手をつなぐ 盛戸まりの ○ふみを 那生
出迎えの香に酔いながら梅の寺 川上久美 美智子
夢窓国師の夢を伝ふる春の水 中田のぶ子 美智子
折れたるは折れたるままに野梅咲く 山田耕路 ○美智子 ふみを 曲水 よしき 直枝
人力車の赤の膝掛木の芽風 竹田ひろ子 美智子 けんじ
瑞泉寺まんさくの黄の白昼夢 石川曲水 貞雄 ○那生
毛皮脱ぐ瞬間赤き猫柳 佐藤弘香 ○一美 ○宏枝 ○のぶ子
風向きの一つ一つに名の椿 盛戸まりの 美智子 ふみを
笑み疲れせし水仙のうしろ向き 川上久美 美智子 ふみを けんじ 貞雄 東子
直枝 幹
まんさくの目覚めて動く日のひかり 山田耕路 美智子 政子 久美
岩庭の先づ動き出す春の水 中田のぶ子 美智子
福寿草地に錬金の匠ゐて 遠藤けんじ まりの よしき 耕路 しのぶ
梅まるく枝垂れて昼の花火とも  同
うぐいすや幌たたまれて人力車 舩山東子 美智子
梅が香を懐に入れ斎戒す 大西よしき 美智子 けんじ 曲水 貞雄 一美
雅生
福寿草背のびして聞く読経風 佐藤弘香
枯滝の一句一章谷津の晴れ 後藤那生 美智子 ふみを 貞雄 東子 政子
弘香 雅生
如月の門前に売る花土鈴  同 美智子 ○東子
曲る瀬の水が水追ひ春立ちぬ 山田耕路 ○美智子 ○けんじ ○暢子
○まりの 東子 政子 弘香 ○よしき
紅白の香をないまぜに谷戸の梅 遠藤けんじ  
金縷梅の満開の張り栗鼠走る 加賀暢子 美智子 よしき
冬椿もんどりうって滝に落つ 遠藤けんじ  
後手に人の過ぎゆく梅つらつら 秋山しのぶ


作            品
作    者
選       者
探梅の眼をとりかえて石庭へ 盛戸まりの 美智子 ふみを けんじ 貞雄 那生 雅生
三畳のどくもく堂の紅白梅 塚本政子 美智子 曲水
岩肌の割れ目や草の萌え走る 石川曲水 美智子 貞雄
恋の栗鼠憩ふよ梅の花明り 遠藤けんじ 美智子 ○曲水 なつ
そこここに水仙の黄温みおり 佐々木なつ 美智子
梅真白髭をあたつてまた来たし 田中貞雄 美智子 ふみを 一美
下萌ゆる疎んずるものなかりかり 加賀暢子 ○美智子 ふみを 曲水 貞雄
まんさくは山かけ下りきしいろに 熊谷ふみを 美智子 しのぶ
天と地を頒ち紅梅さかりなり 鈴木直枝 美智子
水仙の葉折れ床しく叢むらに 秋山しのぶ 美智子
紅白梅描ききったる絵筆塚 竹田ひろ子 美智子 那生 宏枝
参ること叶はぬ墓よ冬さくら 秋山しのぶ 美智子 なつ
日かげるや水仙衰を露にす 熊谷ふみを 美智子 一美 しのぶ
神紋も神木も梅梅ひらく 後藤那生 ふみを けんじ 宏枝 雅生
風折れの水仙もまた春仏  同 ふみを 貞雄 耕路 弘香 宏枝 ○しのぶ
久美 
黄梅の虫の羽音の綿帽子 村松 幹 ふみを 曲水 暢子
山門を入りて白梅明りかな 山田耕路 ○けんじ
二ン月や避けて通れぬ瑞泉寺 菅野雅生 ○曲水 貞雄
親王墓木の芽起こしの風騒ぐ 加賀暢子 けんじ 貞雄 一美 宏枝 のぶ子
杉花粉木魚太鼓に飛ぶ構え 川上久美 貞雄 暢子 弘香
白梅や空に手向けの素心なる 鈴木直枝 ○貞雄 暢子 弘香 久美
あの後姿は先生梅満開 秋山しのぶ けんじ 那生
紅白の梅に託せし絵馬祈願 佐々木なつ けんじ 耕路 
満開のまんさくの空栗鼠の蹴る 川上久美 けんじ 東子 なつ
風折れの水仙何を呟ける 中島宏枝 曲水 直枝
瑞泉寺水仙ほどの人の群 村松 幹 曲水
枝移りしそこね春禽宙返り 中田のぶ子 曲水
紅白梅空に重ねて夢紡ぐ 川上久美 曲水
如月の谷一水のひびき入れ 中島宏枝 曲水 のぶ子
春日燦々合格祈願の赤い旗 田中一美 ○なつ
谷戸の寺梅花霞をまといけり 石川曲水 貞雄 なつ
抱くごと登る石段春寒し 竹田ひろ子 ○雅生 のぶ子 しのぶ



参 加 者 名 簿 22人

秋山しのぶ 石川曲水 遠藤けんじ 大西よしき 加賀暢子 川上久美(初参加) 熊谷ふみを
後藤那生 佐藤弘香 佐々木なつ 菅野雅生 鈴木直枝 竹田ひろ子 田中貞雄 田中一美
塚本政子 中田のぶ子 中島 宏枝 舩山東子 村松 幹 盛戸まりの 山田耕路  


次回予定地 (平潟湾

   平潟湾


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