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 日時  : 平成14年9月14日(土)
 吟行先 : 寿福寺 英勝寺 宝戒寺
 参加者 : 18人

次回 平成14年10月吟行予告

集合  : 10月12日(土)午前11時
       JR 鎌倉駅西口改札口
吟行先: 光明寺周辺
句会場: 若宮大路ビル(0467-22-1496)



作      品

作 者

選     者

八千草の風のゆきつく花茗荷 神戸京子 美智子 曲水 快泉 貞雄
きはやかに鬼灯ともし尼の墓  同 美智子 
凌霄の終は紐なす祭笛 盛戸まりの 東子 雛子 弘香
秋黴雨走り根に沿う苔の艶 川上久美  
どこよりも風あつまりて萩の寺 石田快泉 美智子 のぶ子 宏枝
咲き初めの白萩の音や水琴窟 田中一美 美智子 けんじ 京子 貞雄 弘香
魁の気品の白き曼珠沙華 菅野雅生 美智子 曲水 のぶ子 暢子
秋冷のむしやしないにビスケット 盛戸まりの 美智子 
天気雨矢羽芒の紋殖やす 田中貞雄 美智子
病葉の降りしく幕府遺跡かな 遠藤けんじ 美智子 ○快泉
白ければ風のさびしき花茗荷 中田のぶ子 ○けんじ 快泉 雛子
入山を犬に断はり竹の春 神戸京子 貞雄 雅生
英勝寺残りあげはも恋を舞う 村松 幹 美智子
小雨憂し芙蓉が白といふだけで 石川曲水 ○美智子 ○けんじ 東子
明日開く流鏑馬道や秋の蝶 中島宏枝 美智子
清楚なる尼寺に映ゆ酔芙蓉 大西よしき  
尼寺庭へおぢやましてます蚊帳釣草 菅野雅生 けんじ 弘香
花萩に身を寄せ譲る寺の道 遠藤けんじ 美智子 曲水 快泉 雛子 よしき
竹の春風は高みを渡りけり 中田のぶ子 京子 貞雄 ○雛子
山門を守り裾引く萩の紅 川上久美  
堂々と屈み歩きの萩の叢 田中貞雄 曲水
ジンジャーを供華とし唐草やぐらかな 石川曲水 まりの
夕までと知らずに咲くや白芙蓉 村松 幹 美智子
いとけなき尼住みし跡草の花 鈴木直枝 ○宏枝
草虱ひと通してはゆれてをり 神戸京子 けんじ 曲水 まりの
秋蝉の末枯るる声堂裏に 石田快泉  
何問うか政子の墓に虫時雨 村松 幹 けんじ
仏法来世無患子青き実をこぼす 遠藤けんじ  
芽曼珠沙華の兄弟姉妹こぞり立つ 田中一美  
ひと茎の風立つ白き曼珠沙華 神戸京子 ○東子
鳶職の塚にざくろの枝のばす 渋谷雛子 貞雄
二度咲きの紅際立てり百日紅 石川曲水 久美
膝つけば尼寺の個性の草の花 中島宏枝  
鎌倉囃子いよよ華やぐ百日紅 舩山東子 ○貞雄 暢子 雅生 弘香
尼寺の寂と千草の深さ踏む 渋谷雛子 曲水 京子 貞雄 ○一美 宏枝 雅生
流鏑馬の馬場整ふや秋風裡 加賀暢子 曲水 ○京子 ○雅生 よしき
鰐口の一打身に入む雨上り 舩山東子 美智子 暢子
曼珠沙華無念の朱に見えてくる 村松 幹 ○美智子
曼珠沙華その明るさの中の鬱 川上久美 美智子 けんじ
流鏑馬の道に鍬入れ桐一葉 盛戸まりの ○弘香
秋風は何にもやさし英勝寺 村松 幹 美智子 東子
萩叢の縺れを解きぬ次の風 川上久美 けんじ 貞雄 宏枝
脇筋に鎌倉囃子そぞろ寒む 渋谷雛子 ○美智子
静寂をなほもひろげてちちろ鳴く 石川曲水 美智子 けんじ 京子 ○快泉  
道灌邸を蘇えらせむ花ジンジャー 田中貞雄  
無患子の実のたわわなる栗鼠の恋 佐藤弘香 京子

百日紅
百日紅
 
白萩
白萩

主宰選外

作          品

作    者

選       者

朝礼の保育園児や曼珠沙華 大西よしき 快泉
無患子の曇りし空へ数珠なりす 菅野雅生 曲水
尼寺や水引草を結界に 舩山東子 美智子 けんじ 宏枝 まりの
手付かずの女人堂裏萩しだる 田中貞雄 美智子 ○曲水
ジンジャー挿し天部の仏昼灯す 渋谷雛子 京子 よしき
露けしや妖精となる黒揚羽 鈴木直枝 京子
鎌倉愛すつんつん雨後の曼珠沙華 舩山東子 快泉 貞雄 一美 雅生
警報器無患子の実の青降らす 川上久美 京子 ○まりの
蔓花の上澄みはじむ墳の藪 田中貞雄 曲水 ○京子 快泉
秋湿りバナナの花を深く嗅ぐ 加賀暢子 貞雄
昼ちちろ虚子に名付けを願ひたる 盛戸まりの ○貞雄
うつし世に出て彼岸待つ彼岸花 遠藤けんじ 京子 快泉 宏枝 
二度咲きの百日紅また慈悲の彩 石川曲水 貞雄
人肌に似しつめたさの酔芙蓉 盛戸まりの 美智子 曲水 久美
露おきし葵の紋の御殿跡 鈴木直枝 快泉 のぶ子
肌寒や旗立山を抜けし風  同 貞雄 暢子 のぶ子 一美
楽しげに一蝶一嘆秋の蝶 石川曲水 快泉
雨空や彩豊饒に実無患子 中島宏枝 ○よしき
浄心や白芙蓉白曼珠沙華 舩山東子 美智子 けんじ 京子 快泉 貞雄
○のぶ子
彼岸待つ合掌群曼珠沙華 菅野雅生 ○けんじ ○快泉 のぶ子 ○暢子
洩るる陽に一層暗む竹の春 川上久美 けんじ  雛子
花みょうが詠みたるひとを偲びけり 中田のぶ子 美智子 貞雄
遠囃子咲きながら伸ぶ曼珠沙華 盛戸まりの 美智子 ○けんじ 京子 東子
来週も訪はん芽立の曼珠沙華 田中貞雄 美智子
萩寺の萩掻き分けて萩零す 大西よしき けんじ 京子 久美 弘香
山ごぼう我者顔に辻の秋 田中一美 美智子
草の花夕べの雨滴糧として 中島宏枝 貞雄
向き合える虚子と立子の露けしや 石川曲水 貞雄
住まぬ戸をふうせんかづらたたきをり 渋谷雛子 曲水 ○京子 東子 まりの ○久美
ジンジャーの香りを放つ花の寺 加賀暢子 ○曲水 
祭来よ秋気波うつ笛太鼓 遠藤けんじ 曲水 一美
色草や姫御殿あと女郎蜘蛛 大西よしき 美智子 快泉
水戸姫の庭にばらまく水引草 佐藤弘香 貞雄
花はみな真の色出て寒さやや 舩山東子 ○美智子 ○曲水 一美 


  
 

芙蓉

 

参 加 者 名 簿 18人

  石川曲水 石田快泉 遠藤けんじ 大西よしき 加賀暢子 川上久美 神戸京子
  佐藤弘香 渋谷雛子 鈴木直枝 菅野雅生 田中貞雄 田中一美 中島宏枝
  中田のぶ子 舩山東子 盛戸まりの 村松 幹                    

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