top   No.134

 日時  : 平成15年2月8日(土)
 吟行先 : 海蔵寺、岩船地蔵他
 参加者 : 22人
 次回 平成15年3月吟行予告
 集合  : 3月8日(土)午前11時
        JR鎌倉駅時計塔公園側改札口
 吟行先:  覚園寺他
 句会場: 若宮大路ビル(0467-22-1496)

作      品 作 者 選     者
せせらぎを芽吹きの声と聴きすます 遠藤けんじ 宏枝 耕路 憲一郎 
粒々と呟きはじむ雪柳 川上久美 ○けんじ 憲一郎 
谷つの上の日の暈ゆるぶ梅の花 渋谷雛子 けんじ 京子 東子 
冴返る水を閼伽とし十六井 菅野雅生 けんじ 曲水 貞雄 久美 暢子 
源氏山より春の風吹く寺領かな 加賀暢子 東子 
芽ぐむ蔦吸盤ふつと生臭し 石田快泉 ○曲水 まりの よしき 
線描の先に書き足す芽立ちかな 福永尚子 美智子 ○けんじ ○久美 よしき 雛子 正脩 耕路 弘香   
襌苑の無音に福寿草灯る 渋谷雛子 美智子 けんじ 京子 
扇ガ谷戸毎自慢の梅ひらく 田中貞雄  
一茎に一花の重み冬牡丹 石田快泉 美智子 曲水 貞雄 正脩 
撮る人を跪かすや福寿草 中田のぶ子 美智子 弘香 
飛梅の光ゲを仕切つて風見鶏 田中貞雄 久美 
眼でさぐる四四十六井春の翳 遠藤けんじ 曲水 耕路 
寒木立凛々として命研ぐ 千屋憲一郎 快泉 
小流れの清し水芹丈あれば 神戸京子 ○美智子 ○雅生 尚子 
三椏の蕾の礫びかりかな 石川曲水 けんじ 
燈籠の逆しまにゆれ水ぬるむ 鈴木直枝 曲水 のぶ子 
底脱の井を姿見に梅一枝 川上久美 美智子 けんじ 曲水 京子 ○貞雄 直枝 宏枝 耕路 尚子 弘香 正脩     
大寺も小寺も梅の盛りなり 石田快泉 ○美智子 ○暢子 
りすの尾のふれし名草の芽吹き急 渋谷雛子 京子 貞雄 久美 
玄室は白梅の風やまぬかな 塚本政子  
参襌の足音あびて苔芽吹く 渋谷雛子 けんじ 曲水 ○快泉 ○よしき 
賽銭のコトンと落ちて寄木仏 塚本政子 曲水 東子 
半分は春日届かず十六井 川上久美 快泉 京子 貞雄 
余寒かな外門よりなほ山門に 中田のぶ子 京子 
藪椿受粉の手きず日に晒す 佐藤弘香 雛子 
滲み出て春水満たす大師井戸 舩山東子  
高杯に日の彩を酌む福寿草 栃谷正脩 ○けんじ のぶ子 
やぐら浅春苔の湿りと温もりと 川上久美 貞雄  
玉眼の先春泥の鱗なす 盛戸まりの 美智子 ○弘香 
山門の風化の壊(くえ)に梅匂ふ 渋谷雛子 貞雄 ○暢子 正脩 ○憲一郎  
節分を経しサボテンの獣めく 盛戸まりの ○美智子 けんじ ○快泉 貞雄 
囲まるるほど福寿草艶然と 川上久美  
天恵のてのひらとなり福寿草 中島宏枝 ○快泉 
探梅の石も目覚めてゐはせぬか 盛戸まりの  
水芹のハミングはずむ光かな 福永尚子 けんじ 快泉 
まんさくの声発すればカタカナで 中島宏枝  
剪定のいろ重ねたる空匂う 鈴木直枝 ○快泉 雅生 


    
海蔵寺山門前                           海蔵寺 鐘楼と紅梅

作      品 作 者 選     者
梅が香にのる魂ひとつ十六井 福永尚子 ○東子 
白梅の気息古刹のたたずまひ 田中貞雄 ○直枝 
やぐら側北窓は未だ開かぬなり 田中貞雄 ○まりの 久美 
春光の六井へ届き十六井 菅野雅生 ○美智子 快泉 
陽を留どめ翳りも深し福寿草 加賀暢子 美智子 
山椿怖しとのぞく功徳の井 神戸京子 美智子 貞雄 
十六井かそけきこだま冴返る 鈴木直枝 美智子 ○京子 雅生 
参道に適ふ白梅ほつほつと 中田のぶ子 美智子 
底脱の井戸にも宿れ春の月 神戸京子 美智子 尚子 
古(いにしえ)をうつして寒の十六井 千屋憲一郎 美智子 
井戸端の座をあらそつて下萌ゆる 田中貞雄 けんじ 快泉 
願叶ふ思ひにも似て梅ひらく 神戸京子 けんじ よしき 
春心や底脱の井に顔写す 佐藤弘香 けんじ 曲水 快泉 貞雄 暢子 
蝋梅の少しやつれし色香かな 山田耕治 曲水 
二ン月の水を湛へし十六井 加賀暢子 曲水 
十六井沈む投銭春の星 中島宏枝 ○曲水 
枝しなり寒禽跳ねて静かなり 千屋憲一郎 ○曲水 
日輪のひかりの楔福寿草 鈴木直枝 曲水 貞雄 のぶ子 弘香 
竹林の濃ゆきみどりに梅しろし 千屋憲一郎 快泉 
紅梅や鎌倉いつも晴れてをり 舩山東子 快泉 
水仙の背の高ければ北条寺 菅野雅生 快泉 
洞穴のすぐ行止まり春愁 舩山東子 快泉 
小さき義理もう捨てますよ福寿草 大西よしき 京子 貞雄 雅生 
浅春の陽の香木の香の地蔵堂 中島宏枝 京子 
谷戸奥の静寂に動く春の水 中田のぶ子 ○京子 宏枝 憲一郎 
寒山のほか竹林に涅槃の図 盛戸まりの 京子 
椿山より襌庭へ水偏らず 菅野雅生 京子 
苔の芽へ十六井戸の水走る 渋谷雛子 京子 直枝 宏枝 
十六井あふれて春の水となる 遠藤けんじ ○京子 ○貞雄 
立居して梅の薫りのふと動く 石川曲水 貞雄 
底脱けの笑みを開きし福寿草 菅野雅生 ○のぶ子 
春陰の水のこだまや十六井 佐藤弘香 ○尚子 直枝 
母使ふ水は細かり蕗のとう 石田快泉 ○雛子 正脩 
塔婆持つ若き女人に梅香る 佐藤弘香 ○耕路 

     
禅宗風庭園                               岩船地蔵  

   
 岩船地蔵堂=扇ヶ谷奥の亀ヶ谷切通し入口の角にあり、源頼朝の長女大姫の守本尊を安置する。
海蔵寺=遺跡に鎌倉十井「底脱の井」、やぐら形式の「十六井」を抱える臨済宗建長寺派の古刹


 参 加 者 名 簿  22人

   石川曲水 石田快泉 遠藤けんじ 大西よしき 加賀暢子 川上久美 神戸京子 楠 正脩
   佐々木なつ 佐藤弘香 菅野雅生 渋谷雛子 鈴木直枝  田中貞雄  千屋憲一郎
   塚本政子 中島宏枝 中田のぶ子 福永尚子 舩山東子 盛戸まりの 山田耕路
           

【戻る】