top   No.140  

 日時  : 平成15年8月9日(土)
 吟行先 : 鎌倉八幡宮 宝戒寺 大巧寺  
 参加者 : 12人

 次回 平成15年9月吟行予告
 集合 :9月13日(土) 午前11時
     JR鎌倉駅時計塔公園側改札口
 吟行先:明王院 杉本寺(コース変更あり)
 句会場:若宮大路ビル(0467-22-1496)

作      品 作 者 選     者
濡れてゆく人も美しぼんぼり祭 石川曲水 ○けんじ 快泉 貞雄 
蝉声を雨中に束ね段葛 中田のぶ子 けんじ 曲水 快泉 ○貞雄 耕路 直枝 
木暗道汗が鱗となる心地 田中貞雄 ○美智子 
大白雨鎌倉五山隠しけり 山田耕路 ○美智子 快泉 よしき ○雛子 
台風の入(しお)の入り端帽子飛ぶ 楠 正脩  
強風の残せし木槿の底の色 菅野雅生 けんじ 貞雄 
み佛にあえばみたされみだれ萩 山田耕路  
紅蓮の蕾志巧の美女のごと 山田耕路 美智子 ○けんじ ○快泉 直枝 
雨やどり思わぬ座禅に萩の風 村松 幹  
本尊前黴の臭ひの雨宿り 田中貞雄 正脩 雛子 のぶ子 
台風のどの切り通し攻め来るや 遠藤けんじ 美智子 ○快泉 ○貞雄 ○雅生 ○のぶ子 耕路 幹 
大風のマスゲームかな蓮の池 村松 幹 けんじ 貞雄 
寺町のこの道が好き花木槿 山田耕路  
参詣の踵にふるる杜鵑草 渋谷雛子 美智子 のぶ子 
遠近へ蓮のはなびら初嵐 中田のぶ子  
郁子なるや狂い咲きたる棚の紫花(しか) 楠 正脩 快泉 貞雄 よしき 雅生 
草の穂の囃す辻説法の碑を 渋谷雛子 幹 
台風の一過出窓と空磨く 石田快泉  
悪餓鬼の颶風持ち去る雪洞祭 菅野雅生 美智子 曲水 
辻説法の跡や台風横なぐり 遠藤けんじ 美智子 快泉 雛子 
風の音オクターブ上げかなかなよ 鈴木直枝  
台風下句会に集う粋狂連 楠 正脩  
梅雨明けて直ぐ台風や風見鶏 田中貞雄  
台風を集めて流すくさり樋 石田快泉 美智子 
本堂の廂をたのむ初嵐 中田のぶ子 美智子 貞雄 ○直枝 
蓮の葉も傘もおちょこや八幡宮 村松 幹  
大風をやさしくこなす白芙蓉 菅野雅生 美智子 快泉 貞雄 
帆を降ろす二百十日の人力車 村松 幹 美智子 
濡れ萩に邪魔され地蔵まで行けず 菅野雅生 ○美智子 ○快泉 
台風裡どこも値下げの札貼つて 渋谷雛子 けんじ 曲水 貞雄 雅生 のぶ子 
大風に池濁りても蓮白く 村松 幹 正脩 
海を見たくて台風過の海を見る 石田快泉 美智子 けんじ 
ぼんぼりの名残りの杭や初嵐 鈴木直枝 貞雄 のぶ子 
緑雨来てたたく鰐口無明なる 渋谷雛子 貞雄 
法灯の暗きに集ひ野分避く 遠藤けんじ 曲水 よしき 正脩 
蓮の実の青き吐息や舫い舟 鈴木直枝 けんじ  
縋るもの失せ凌霄花の吹かれをる 中田のぶ子 耕路 
台風の吹かれ風車の寄り合ひぬ 菅野雅生  
大海をめざす独流台風裡 石田快泉 幹 
颱風に打たれ猛者行く谷吟行 菅野雅生 曲水 


作      品 作 者 選     者
花茗荷白かんざしを挿頭(かざ)しをり 楠 正脩 美智子 曲水 耕路 幹 
東勝寺辺り暗緑蠢めけり 田中貞雄 美智子 ○曲水 
無患子の雨もろともの落下かな 鈴木直枝 ○けんじ 曲水 快泉 
水神の怒り鎮めむ白はちす 鈴木直枝 けんじ 耕路 ○幹 
槙の実へ横なぐり雨風鳴つて 渋谷雛子 けんじ 
舗装路の隙間に生きて草の花 山田耕路 ○けんじ 雛子 
雨雲の動かず蓮の花匂う 山田耕路 けんじ のぶ子 
緑雨打つ辻説法の碑表へ 渋谷雛子 けんじ 
槙の実を踏んでしまひしつちふまず 渋谷雛子 曲水 快泉 よしき 
台風来まぼろしの灯やぼんぼり祭 大西よしき ○曲水 直枝 
黒南風の咆哮熄まぬ段葛 田中貞雄 ○曲水 
ぼんぼりの影なき秋の祭つ 鈴木直枝 曲水 快泉 ○正脩 
新蕎麦や雨の大路の溜りかな 楠 正脩 曲水 雅生 
萩蔓やもう門前の場所競ふ 大西よしき 曲水 快泉 雅生 
本堂に庇を借りて酔芙蓉 村松 幹 曲水 よしき 
おほかたは白花平家池の蓮 遠藤けんじ 快泉 直枝 
台風裡確と雨傘小町ゆく 大西よしき 快泉 
源平のいくさのあとや白はちす 鈴木直枝 快泉 
萩寺の軒借りている初嵐 中田のぶ子 貞雄 
献灯のゆるぎやまざる台風裡 石川曲水 貞雄 正脩 
台風に応え暴るる戻り梅雨 遠藤けんじ 貞雄 幹 
結縁の天女へ灯す台風裡 渋谷雛子 貞雄 
ぼんぼり祭余憤の雨となりにけり 田中貞雄 ○よしき 雅生 
夏萩や身の窶し場の寺の縁 田中貞雄 正脩 
三鱗掘りし寺門の萩ゆたか 中田のぶ子 雛子 
雨粒のカーテン越しの黍嵐 村松 幹 雛子 
碑のうすれし文字や萩の風 山田耕路 直枝 
水引や得宗の跡告げ朽ちる 大西よしき 耕路 

   

 

あとがき

 台風10号の余波をまともに受けての吟行でした。お目当ての段葛を飾る「ぼんぼり」は、早々に片付けられ、一つも見ることができなかったことは残念でしたが、今回のような悪天候でも12人の参加をいただき、第140回吟行が無事に終了できました。ご参加の皆さんお疲れ様でした。


 参 加 者 名 簿  12人

    石川曲水 石田快泉 遠藤けんじ 大西よしき 楠 正脩 渋谷雛子 菅野雅生 鈴木直枝  
    田中貞雄 中田のぶ子 村松 幹 山田耕路

【戻る】