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 日時  : 平成16年5月1日(土)
 吟行先 : 妙本寺 安養院
 参加者 : 21人
 次回 平成16年6月吟行予告
 集合  : 6月12日(土) 午前11時
        JR東逗子駅改札口
 吟行先:  神武寺 (御霊社、沼浜城跡)
 句会場: 若宮大路ビル(046-722-1496)
 

合点 作      品 作 者 選     者
7 癒えそめの光る風にもつまづきて 石田快泉 ○けんじ○充子○貞雄○雛子 宏枝暢子しげ子 
6 赤つつじゴッホの狂気真盛り 石川曲水 ○まさし 快泉 ○充子 しげ子 よしき○幹 
6 丹の橋の丹を錆色に若葉風 遠藤けんじ まさし 充子 ○晴見 ○貞雄 久美 一美 
6 物の怪や竹皮を脱ぐ蛇苦止堂 田中一美 けんじ まさし ○充子 のぶ子 雅生 幹 
5 囀りや樹齢七百年の黙 石田快泉 まさし のぶ子 雛子 隆 しげ子 
5 大寺を丸ごと囲みつつじ燃ゆ 川上久美 曲水 まさし 快泉 充子 直枝 
5 睡蓮の芽吹きに小さき泡一つ 渋谷雛子 けんじ まさし のぶ子 一美 雅生 
4 山門を狭めて緑溢れたる 川上久美 快泉 晴見 のぶ子 雛子 
4 槙の風吹ひてえびねの香をゆらす 磯部充子 けんじ 晴見 貞雄 暢子 
4 大甍抱き万緑の縞滾る 田中貞雄 ○曲水 晴見 雅生 しげ子 
4 山藤も著莪も淡しよ比企ヶ谷 中田のぶ子 ○けんじ 曲水 東子 直枝 
4 一山の風紫につつじ闌く 鈴木直枝 けんじ ○晴見 のぶ子 久美 
4 メーデーの声を遠くに寺巡り 川上久美 曲水 充子 晴見 ○隆 
4 袖塚や涙のあとのかげろへる 鈴木直枝 曲水 快泉 ○耕路 暢子 
4 メーデーの日見上げてゐたり棕櫚の花 浅見まさし ○快泉 貞雄 ○雅生 
3 オオムラサキ染まりたる身の恋も燃え 村松 幹 充子 東子 一美 
3 淋しさをゆらして藤のほぐれけり 石田快泉 ○のぶ子 宏枝 幹 
3 日輪を盛り上げてゐる赤つつじ 石川曲水 まさし のぶ子 一美 
3 一日(ついたち)の題目廻り薫風裡 田中貞雄 まさし 快泉 暢子 
3 嫋やいで我は顔なり著莪の花 湯浅晴見 ○曲水 貞雄 よしき 
3 身代り地蔵夢はつつじの風に乗り 川上久美 充子 貞雄 直枝 
3 新緑の谷ッの気吸うて躾子の墓 渋谷雛子 まさし 耕路 しげ子 
3 眼裏の火傷むらさきつつじ寺 中島宏枝 ○けんじ のぶ子 ○一美 
3 かざぐるま無心に廻る供養塔 中田のぶ子 曲水 耕路 ○暢子 
3 青苔に日の斑ゆらめく法の庭 渋谷雛子 けんじ 耕路 東子 
3 山藤を見る視界の隅に女容れ 石田快泉 けんじ 充子 のぶ子 
3 若葉して寺やはらかく晝下り 石川曲水 のぶ子 宏枝 久美 
3 日蓮尊新緑なだれ押し返す 浅見まさし 充子 貞雄 幹 
3 勤行の鼓や一山の青嵐 遠藤けんじ 快泉 宏枝 幹 
3 著莪明り展べて比企一族の墓 中島宏枝 晴見 貞雄 耕路 
2 鶯の谺の正調二天門 田中一美 まさし ○快泉 
2 腕に虫這はせたはむれ行く春を 舩山東子 まさし 隆 
2 夾雑物なし題目の若葉寺 田中貞雄 まさし 晴見 
2 草霞む墓誌の跡なき躾子の墓 加賀暢子 まさし 東子 
2 花みもざ虚空より垂れ墓一つ 浅見まさし けんじ 晴見 
2 先達のうちわ太鼓や著莪の道 福島しげ子 充子 ○貞雄 
2 此の世のもの安養院の紅躑躅 舩山東子 雛子 ○よしき 
2 日に映ゆる今日の心に若楓 田中一美 けんじ ○宏枝 
2 法華経の昂ぶりに散る花卯木 中田のぶ子 曲水 貞雄 
2 樟若葉甍も我も覆ひたる 川南 隆 曲水 よしき 
2 切株を卓子に椅子に青葉闇 田中貞雄 快泉 雛子 
2 鐘楼の影絵のごとし青楓 中田のぶ子 晴見 久美 
2 行の列青僧なりし聖五月 舩山東子 曲水 ○快泉 
2 ことごとく青の五月となりにけり 石田快泉 ○東子 隆 
2 風薫るぼたもち寺を往き還り 大西よしき のぶ子 貞雄 
2 万緑に押しつぶされし蛇苦止堂 浅見まさし 貞雄 久美 
2 万緑の中のこころの置きどころ 山田耕路 快泉 ○貞雄 
2 夏来ると勤行の鼓を打ち鳴らす 遠藤けんじ 快泉 ○のぶ子 
2 鶯の風に乗りたる昼餉かな 川上久美 けんじ 充子  
2 山藤の百尺竿頭踏み出せり 菅野雅生 充子 よしき 
1 勤行の堂を巡りし著莪の道 菅野雅生 晴見 
1 袖塚や母御の彩とも若もみぢ 磯部充子 ○直枝 
1 佐保姫の眩暈もあらん濃紫 鈴木直枝 けんじ 
1 二天門くぐれば楓若葉かな 山田耕路 曲水 
1 疑ひのなき花形や山法師 石川曲水 貞雄 
1 蛇苦止堂住みついたるや黒あげは 村松 幹 のぶ子 
1 躑躅燃ゆ尼将軍の喝なるや 大西よしき 雅生 
1 風薫る修業僧らの太鼓行く 川南 隆 曲水 
1 日朗のみ声と覚ゆうぐひすよ 鈴木直枝 快泉 
1 著莪咲いて木魚のリズム激しをり 菅野雅生 ○まさし  
1 境内の金魚はどれも静かなり 川南 隆 ○晴見 
1 薫風や二天門には龍の住む 菅野雅生 ○まさし 
1 蟻這ふや宝篋印塔梵字にも 渋谷雛子 快泉 
1 うぐひすの谺を奥に二天門 湯浅晴見 曲水 
1 境内の新樹の空の深さかな 舩山東子 隆 
1 寺若葉袈裟の緋色の見え隠れ 石田快泉 充子 
1 勤行の老師動ぜず射干の花 湯浅晴見 けんじ  
1 サワサワと風の扇子や若楓 村松 幹 晴見 
1 恋鴉日蓮像に来て憩ふ 遠藤けんじ 直枝 
1 大槙の風にうなづき合ふえびね 中島宏枝 快泉 
1 うつらつら身代り地蔵春惜しむ 鈴木直枝 充子 
1 花棕櫚の耀(て)り翳り出す疲れ出す 田中貞雄 ○のぶ子 
1 薫風の光と陰や二天門 中島宏枝 けんじ 
1 清和より薫風亘る二天門 大西よしき ○曲水 
1 海鳴りに応へるごとく椿散る 石田快泉 晴見 
1 陽のしづく避けて花著莪なだれ咲く 磯部充子 のぶ子 
1 大つつじ天蓋にして尼の墓 福島しげ子 晴見 

 

          

 

《あとがき》

▼4月の江の島吟行に引き続き好天に恵まれた。安養院のつつじは、昨年より一週間早い吟行日であったにのもかかわらず、すでに旬を過ぎているように感じたが、それでも山門を出入りする人々は満足気の様子であった。

▼6月は、久しぶりに鎌倉に近い霊場神武寺を訪ねる。寺域は、貴重な広葉樹林、シダ類の宝庫であり、吟行日には岩煙草も咲いている頃と思われる。5月1日の吟行日から少し日にちが開くが、吟行日、集合場所を再確認のうえご参加ください(幹事)。

初参加: 川南 隆さん 福島しげ子さん

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