No.143  

日時  : 平成15年11月8日(土)
吟行先 : 鎌倉文学館 吉屋信子記念館 
参加者 : 25人

 次回 平成15年12月吟行予告
集合  : 12月138日(土) 午前11時
      JR 鎌倉駅(西口改札口)
吟行先: 腰越海岸 龍口寺
句会場: 若宮大路ビル(0467-22-1496)

作      品 作 者 選     者
偽りの無き赤つよし冬そうび 石川曲水 正脩 
枯蟷螂仏に向ける写楽の目 神戸京子 貞雄 東子 まりの ○正脩 
才女めく冬薔薇清し吉屋邸 佐藤弘香 美智子 
文学の汗なり薔薇に露しとど 盛戸まりの 貞雄 
冬ぬくしフェニックスより風立ちぬ 盛戸まりの 美智子 ○京子 のぶ子 よしき 
裸婦像の肩に憩いぬ小春の日 川上久美 曲水 
海照るや藪を飛び出す烏瓜 田中貞雄 東子 一美 雛子 なつ 
ピンクはソプラノ臙脂はアルト冬のバラ 福永尚子 ○けんじ 正脩 
経蔵を廻しゆつくり冬に入る 湯浅晴見 美智子 けんじ 曲水 ○直枝 暢子 雅生 よしき 
磯鳥の笛吹きながら冬に入る 神戸京子 ○まりの 
甲冑に捧筒なる菊大輪 村松 幹  
貴婦人の名の萎れたる冬の薔薇 田中一美 ○けんじ ○曲水 
文豪の手紙コーヒー色に枯る 福永尚子 曲水 京子 ○晴見 貞雄 ○宏枝 まりの 
文学館出て小春日のにぎりめし 佐藤弘香 京子 晴見 耕路 
団栗の尻つやつやと苔の上 中田のぶ子 一美 
吉屋邸の靄の解けゆく石蕗の花 遠藤けんじ 雛子 
逸るるも逢うも盛りし大文字草 佐藤弘香  
眼覚めたる睫毛立ちたる冬緋ネム 楠 正脩 宏枝 久美  
淳一の絵長きまつげや冬に入る 舩山東子 京子 
絵ガラスの幾何学横切る冬の蜂 盛戸まりの けんじ 一美 雛子 
裸婦像につるりつるりと冬日差す  
石蕗の花少女のゆめを書き残す(吉屋信子邸) 鈴木直枝 ○晴見 久美 正脩 
漱石の肉筆に酔う菊日和 佐々木なつ ○美智子 ○曲水 まりの ○恵津子 尚子 ○耕路 久美 
石蕗咲いて路傍の石碑あかりかな 加賀暢子 恵津子 
石蕗の花こころさわがす黄なりけり 舩山東子 京子 
絡むもの垂れ下るもの枯れ急ぐ 川上久美 けんじ 曲水 暢子 
自然薯の海へ垂れゆく文学館 菅野雅生  
ヨットの帆動かずにうく冬霞 舩山東子 曲水 京子 ○久美 
笹鳴きの風やわらかしバラ館 鈴木直枝  
大文字草癒しの風の生れたる 加賀暢子  
吾もまた淋しき人間花八手 菅野雅生  
一山の木々の音降る石蕗の花 塚本政子 美智子 
どの薔薇も館も媚びて今日立冬 大西よしき 恵津子 なつ 
東屋も浮き立ち映ゆる石蕗日和 大西よしき  
色鳥や裸婦像の見る海の照り 遠藤けんじ 貞雄 ○雛子 
別荘の空の耀い冬の薔薇 湯浅恵津子  
立冬の日の傾きし緋ネムかな 田中一美 貞雄 弘香 
見霽かす船くっきりと冬に入る 大西よしき 弘香 
青き眼の肌色淡し冬桜 楠 正脩 晴見 
篠竹に透けて坪ほど落椿 渋谷雛子 ○弘香 
冬ざくら観音堂の鴟尾は金 中田のぶ子 美智子 
バラの香のうきたつ小春日和なる 鈴木直枝 なつ 
冬の靄とき放ちたるヨットの帆 鈴木直枝 東子 
冬薔薇や愛の手紙の香りして 佐藤弘香 美智子 京子 
黒光る机の寂や石蕗の花 竹田ひろ子  
と見かう見眼に育める冬桜 福永尚子 ○けんじ 恵津子 
少女小説枯れて色濃き薔薇の土 盛戸まりの 晴見 
一枚のハガキも文学秋うらら 佐々木なつ 雅生 耕路 
木洩れ日の一閃の射る石蕗の花 川上久美  
薔薇の花すでに冬の香放ちる 舩山東子  
妙法の鬚字へのびし柚子の照り 渋谷雛子 貞雄 政子 弘香 まりの よしき 一美 
秋薔薇の全き朱を「熱情」と 中田のぶ子  
冬ばらの香に吸はるるや瞳も魂も 神戸京子  
蕪の絵に冬光微光吉屋邸 中島宏枝 貞雄 
茫洋と空と海溶け冬桜 田中一美 けんじ 晴見 
山茶花の母情にも似て閑かなり 石川曲水 美智子 京子 
寺鴉啼けば寂しく落葉降る 山田耕路  
巻き疲れ上気するなり蔦紅葉 村松 幹 けんじ 晴見 
秋バラに光陰の傷文学館 中島宏枝 ○晴見 貞雄 ひろ子 


作      品 作 者 選     者
散りにちる白山茶花も追憶も 神戸京子 ○美智子 けんじ ○尚子 
石蕗の黄をひた輝かす谷戸の径 美智子 
冬立つや一葉の稿慎ましき 竹田ひろ子 美智子 京子 宏枝 
月山は石蕗の黄ばかり吉屋邸 塚本政子 美智子 雅生 
「恋心」てふ恋文のゆれてをり 渋谷雛子 ○美智子 ○曲水 のぶ子 ○暢子 
ステンドグラスを洩るる冬日や文学館 中島宏枝 美智子 耕路 
山茶花の路地を鎌倉人力車 湯浅晴見 美智子 
凪日和幸先として冬に入る 田中貞雄 美智子 久美 
忘れじの花物語冬うらら 神戸京子 ○美智子 直枝 恵津子 
借景も石蕗も我が庭信子邸 佐々木なつ けんじ 
候で結ぶ恋文冬の薔薇 中田のぶ子 けんじ 曲水 京子 宏枝 ひろ子 雅生 
鳶高く信子館の石蕗明り 湯浅晴見 けんじ 
飴噛んで冬の桜の真下かな 舩山東子 けんじ 曲水 京子 ひろ子 
石庭の石あるところ石蕗の花 遠藤けんじ 曲水 尚子 
立冬の影列ね着く文学館 中島宏枝 曲水 
文学館飾り暖炉に小春の日 中島宏枝 曲水 貞雄 東子 ひろ子 ○なつ 
吉屋信子の没後の評価返り花 田中貞雄 曲水 
文豪の愛の文読む小六月 大西よしき 京子 貞雄 耕路 政子 
文人墨客眠る小春の文学館 遠藤けんじ 京子 
石蕗の花晶子の恋のおほどかに 中田のぶ子 ○京子 尚子 
明るき方へころりと椿招鶴洞 湯浅恵津子 京子 
杜鵑草大窓に咲き北書斎 菅野雅生 ○京子 
山眠りかけては鳶のひとめぐり 鈴木直枝 晴見 貞雄 ○東子 ○ひろ子 
誌の心石蕗の黄に載せ信子邸 湯浅恵津子 晴見 
観音の功徳さかりの冬桜 湯浅恵津子 晴見 ○貞雄 ○のぶ子 正脩 直枝 
小春日や中也の文は人恋し 村松 幹 晴見 のぶ子 ○よしき 
開かれし魳の細身に冬日透く 田中一美 晴見 弘香 
着重ねて来し鎌倉は夏日和 佐々木なつ ○貞雄 
築山の縁取りせんと石蕗の花 川上久美 ○貞雄 ひろ子 
石蕗の黄の綴れる吉屋信子邸 渋谷雛子 貞雄 
母を呼ぶ冬凪の風水子仏 山田耕路 ○一美 

 

 参 加 者 名 簿  25人

   石川曲水 遠藤けんじ 大西よしき 加賀暢子 川上久美 神戸京子 楠 正脩 佐々木なつ
   佐藤弘香 渋谷雛子 菅野雅生 鈴木直枝 田中一美 田中貞雄 竹田ひろ子 塚本政子
   中島宏枝 中田のぶ子 福永尚子 舩山東子 盛戸まりの 村松 幹 湯浅恵津子
   湯浅晴見 山田耕路

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